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用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2023年12月号

2023/11/30

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┃ ■ ┃■ ┃  月刊  用賀アーバンクリニック通信 2023年 12月号 ┃■┃■┃

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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━

11月は気温の上がり下がりが激しかったですね。

ここ数日も非常に暖かく感じます。

11月の別名は霜月(しもつき)ですが、霜が降るには暖かすぎたかと。

ここ数年、霜柱を見ていないことを思い出しました。

温暖化が進んでいる影響もあるのでしょうか。。

早いもので、間もなく12月です。

大掃除などの計画を立てているところもあるでしょうか。

今年は対面での忘年会も増えそうです。

インフルエンザもまだまだ流行しておりますので、

予防接種に加え、感染対策はきちんとして、楽しんでいただければと思います。

それでは、今月の情報をどうぞ!

(患者様サービス担当  正者 忠範)

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┃▼┃INDEX

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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2023年11月

― 薬剤師コラム  ―> 胃やお腹の症状に有用な漢方薬について

― クリニック情報 ―> クリニックからのお知らせ等

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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2023年11月

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このところの感染症の流行状況です。

インフルエンザの流行が続いています。

先月号にもお伝えしたとおり、

2つのA型インフルエンザ(AH3亜型とAH1pdm09)が流行しているため、

近いうちに2回A型インフルエンザに罹患する可能性があります。

実際、そうした患者様もおられます。

新型コロナウイルス感染症は比較的落ち着いています。

毎日0ではないですが、現時点では流行は抑えられているようです。

その他、アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱)と溶連菌感染症も流行しています。

こちらの疾患も39℃程度の高熱がでて、

インフルエンザと似たような悪寒、倦怠感をきたすこともあり、

鑑別には咽頭と扁桃腺の所見が重要となります。

迅速診断キットもあるため、疑いのある患者様は、

のどから検体を採取して検査しています。

感染性胃腸炎、普通風邪の患者様も増えてきています。

寒さが厳しくなり体調を崩しやすい時期です。

また空気の乾燥もウイルス感染をひきおこしやすい環境となります。

室温18~25℃、湿度40~60%の環境が適切です。

暖房と加湿器をうまく利用して、空調管理を徹底していきましょう。

(院長 田中 勝巳)

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┃▼┃薬剤師コラム:胃やお腹の症状に有用な漢方薬について 

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健康な体をつくり自然治癒力を高めるために必要不可欠なのが食事です。

食欲の低下はほかのさまざまな不調を引き起こす原因になることがあります。

漢方では胃腸とその働きを重要視しています。

胃腸が弱いひとは疲れやすい、すぐに体調を崩す、眠れないなど

何らかの不調を抱えていることが多いようです。

漢方では胃の不調を「水毒」が原因と考えます。

水毒とは体の水分や体液の流れが障害された状態で、

下痢や便秘、めまいやむくみなどを引き起こします。

〇六君子湯(りっくんしとう)

胃腸の機能異常によく使われるのが「六君子湯(りっくんしとう)」です。

とくに食欲不振のファーストチョイスで、

胃腸の蠕動運動を促進する胃腸薬の王様です。

水が胃の周辺に停滞し、胃のあたりを指で軽くたたくと、

「ポチャポチャ」という音が認められる人や胃腸虚弱の人の食欲不振、消化不良、

嘔吐など上腹部の多彩な症状を改善させます。

症状が続いているのに胃カメラで何の所見もない、

「機能性ディスペプシア」の治療にも有用です。

六君子湯は食欲増進ペプチド(グレリン)の分泌を促進することがわかっています。

〇半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

またみぞおちがつかえ感やゲップがでるとき、

暴飲暴食で胃が疲れているようなときや口内炎によく用いられるのが

「半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)」です。

お腹からゴロゴロという音がする人にも使われます。

胸焼けや悪心がある場合は茯苓飲(ぶくりょういん)がよく用いられます。

〇大建中湯(だいけんちゅうとう)

お腹の不調の原因はさまざまですが、特に冷えによるお腹の不調に用いられるのが

「大建中湯(だいけんちゅうとう)」です。

お腹を温めてお腹の機能を立て直す漢方薬です。

外科手術後の腸閉塞に予防効果があり現在数多く処方されている漢方薬のひとつです。

消化管の運動を調整し、大便の通過や排ガスをスムーズにする消化管運動促進薬です。

手足やお腹が冷える。ガスでお腹が張って苦しい。腸の動きが悪く膨満感がある、

腸が動きすぎて(ムクムク動く)痛むなどの症状に有用です。

冷えをともなう便秘にも有効です。

お腹の冷えは腸の蠕動運動を低下させ腹部膨満感や便秘の原因になります。

西洋薬との併用でより効果的な改善がみられることがあります。

サンショウを含む漢方薬なので辛味がありピリピリします。

のみにくいようであればハチミツなど甘味を足してもよいでしょう。

温める漢方薬なのでお湯に溶かしてのみましょう。

漢方薬は生薬の組み合わせでできています。

ショウキョウ(ショウガ)、サンヤク(ナガイモ)、ソヨウ(シソの葉)

などといった食材も生薬のひとつです。

独特な味やにおいがあり苦手な方もいらっしゃるでしょうが、

漢方薬は体全体のバランスを整え体が本来そなえている自然治癒力を高め冷えやほてり、

体が重いなどといったなんとなくの不調を治すのにも役立ちます。

漢方薬を身近に感じていただけたら幸いです。

(薬剤師 江口 英子)

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┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ等

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☆休診

〇年末年始

・12月29日(金)~1月3日(水)

 ※1月4日(木)より通常診療

 休日診療案内

 ・玉川地域内科、小児科医療案内 03-3704-2481(9:00~18:00)

 ・東京都保健医療情報センター(コンピュータ応答)03-5272-0303(24時間) 

〇医師

・野間口医師 1月22日(月)休診 → 代診 泉医師

       1月24日(水)休診 → 代診 泉医師

急な変更がある場合もございます。

最新の医師のスケジュールにつきましては、

こちらからご確認ください。

https://yoga-urban.jp/staff/#tantoui

最新の情報は、ホームページ/LINE等でご案内致します。

                 (患者様サービス担当 正者 忠範)

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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━

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