MAIL MAGAZINE
用賀アーバンクリニック通信
用賀アーバンクリニック通信2023年11月号
2023/10/31
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┃ ■ ┃■ ┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2023年 11月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
朝晩が冷え込んでくるようになりました。
今朝の富士山は山頂が真っ白でした。
通勤の電車でも、濃い色の服装を見かけることで季節が進んでいるのを
実感します。
インフルエンザが流行しています。
今月のメルマガでは、田中院長、佐藤医師より予防接種、症状等の解説を
頂いております。
ぜひ、ご一読をお願い致します。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2023年10月
― 医療コラム ―> インフルエンザについて
― クリニック情報 ―> クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2023年10月
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このところの感染症の流行状況です。
新型コロナウイルス感染症は漸減傾向にあり少なくなってきていますが、
インフルエンザが漸増傾向にあり一番の流行疾患となっています。
検出されているインフルエンザの株をみてみると(東京都10月現在)、
AH3亜型が58.5%、AH1pdm09(2009年に流行し、当時、新型インフルエンザ
と呼ばれたウイルス)が37.7%、B型ビクトリア系統が3.8%と報告されており、
A型インフルエンザの2種類が多い状況です。
この状況からいえることは、
近いうちにA型インフルエンザに2回罹患するリスクがあるということです。
患者様の中でも、7月にA型インフルエンザと診断された方で、
今月2回目のA型インフルエンザと診断された方がおられました。
AH3亜型とAH1pdm09の2回の感染をされたことが想定されます。
ちなみに、クリニックや病院で検査されている迅速検査キットは、
A型とB型の区別はつきますが(区別がつかない検査キットもあります)、
A型の中で、AH3亜型なのかAH1pdm09なのかまでは評価できません。
感染症発生動向調査事業で定点医療機関から搬送された検体を
東京都感染症情報センターが調べて、流行の状況をモニタリングしているのです。
インフルエンザに罹患された患者様から、
ワクチン接種のご相談を受けることがありますが、
上記の理由から別の株のインフルエンザに罹患するリスクがあるため、
ワクチン接種は推奨されることになります。
インフルエンザワクチンは、AH3亜型、AH1pdm09、B型ビクトリア系統、
B型山形系統の4価のワクチンとなっています。
その中でも、今シーズン流行しそうな細かい株を推定して、
毎年調整をされて作られているのです。
用賀アーバンクリニックでは、
診療時間内であればインフルエンザワクチンは予約不要で接種可能です。
また、土曜日の午後からはインフルエンザワクチン専門外来
(こちらは予約が必要です)も設けています。
10月21日と10月28日は終了したので、11月11日と11月18日の残り2回となりました。
詳しい案内は以下のページをご参考下さい。
こちらのサイトからインフルエンザワクチン専門外来の予約をとることが可能です。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃医療コラム:インフルエンザについて
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今回は昨年の冬から流行が続いているインフルエンザについてお話ししようと思います。
インフルエンザとはインフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症で、
毎年主に冬に流行してきました。
インフルエンザウイルスはA型からD型までありますが、
A型とB型の2種類が季節的な流行を引き起こします。
〇現在の流行情報
東京都では9月14日から流行注意報が出されています。
また最新の厚生労働省の発表によりますと、10月27日現在、東京都では10月16日から
22日までの1定点医療機関あたりのインフルエンザの患者報告数は21.74人と、
前の週の16.19人からかなり増加し、高い水準が続いています。
またこのうち7割を14歳以下の子どもが占めており、学級閉鎖が増えてきています。
〇インフルエンザの症状
突然の38度を超える高熱、咳、咽頭痛、鼻汁などの上気道症状の他、
頭痛や筋肉痛および関節痛、激しい倦怠感などの症状があります。
症状は激しいですが、1週間以内に症状は軽快し入院するなど、重症化することは稀です。
しかし5歳未満の小児、妊婦、高齢者、慢性疾患のある人、免疫抑制状態にある人などは、
感染すると重症化したり、重篤な合併症を起こすリスクが高くなり、注意は必要です。
〇インフルエンザの診断、治療
診断は主に鼻咽頭ぬぐい液(鼻に綿棒を入れる検査)を利用した迅速抗原検査を行います。
検査のタイミングは、発熱などの初期症状が現れてから12時間以降、
48時間以内が推奨されています。それより早い場合や遅い場合は検査で陽性と出ない場合
があるので注意が必要です。
検査希望の場合は熱が出て半日以上たってから受診してください。
治療には症状に合わせた対症薬に加え、抗ウイルス薬であるタミフルやイナビルなどがあります。
これらの薬はウイルスの増殖を抑えることにより、
重症化予防や症状の期間を短くするものなので、発症48時間以内の投与が必要です。
〇インフルエンザの予防
インフルエンザの予防は、人が多いところでのマスク着用、帰宅後の手洗いうがい、
十分な休養、換気、加湿(湿度60%程度)などが大切です。
またワクチンも発症の予防効果と重症化の予防効果があります。
インフルエンザワクチンは10月から接種が開始されました。
13歳以上の人は1回、6か月から13歳未満は2回接種が必要です。
ワクチンは打ってすぐ効果の出るものではなく、
効果が期待できるようになるまで2週間かかり、
抗体持続期間は約5カ月間ほどです。
今年はすでにインフルエンザの流行が起きているため、早めの接種をお勧めします。
また最近よく質問がありますが、
インフルエンザは複数の型があるので今年一度かかったことのある人も、
ワクチン接種をお勧めします。
接種時期については担当医とご相談ください。
(医師 佐藤 俊一)
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┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ等
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☆休診
・福富医師 11月1日(水)休診 → 代診 泉医師
11月22日(水)休診 → 代診 半田医師
・野間口医師 11月4日(土)受付時間12時まで
・年末年始 12月29日(金)~1月3日(水)
☆インフルエンザ予防接種
2023年のインフルエンザワクチン予防接種を10月2日(月)より
開始しております。
価格:1回につき、4,500円
※世田谷区にお住まいの中学生以下のお子様は3,500円
※65歳以上は2,500円
(区配布の助成券をお持ちください)
【ご注意】
・お時間、ワクチン確保ともにご予約は承っておりません。
☆インフルエンザ予防接種外来(要予約)
院内感染防止と診療の効率化の観点から、
今年度もインフルエンザ予防接種の専門外来を実施いたします。
本年も、完全予約制とさせていただきます。
ご予約はこちらからお願い致します。
◎開催日程
・11月11日(土)
・11月18日(土)
☆予診票
院内の混雑緩和、待ち時間短縮のために、事前にお読み頂きたい注意事項と
予診票をHPにてダウンロード出来るように準備致しましたので、ご利用下さい。
急な変更がある場合もございます。
最新の医師のスケジュールにつきましては、
こちらからご確認ください。
最新の情報は、ホームページ/LINE等でご案内致します。
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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