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用賀アーバンクリニック通信
用賀アーバンクリニック通信2023年10月号
2023/9/29
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┃ ■ ┃■ ┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2023年 10月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、朝晩は涼しくなってきました。
もう10月になろうかというのに、日中は30度越えの気温が続きます。
もう少しエアコンのお世話になりそうです。
インフルエンザ予防接種は10月2日(月)から開始となります。
通常外来では予約なしで接種ができますが、
今年も完全予約制のインフルエンザ予防接種外来を実施いたします。
詳細はクリニック情報に記載しておりますので、
ご確認くださいますようお願いいたします。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2023年9月
― 薬剤師コラム ―> 疲れに有用な漢方薬
― クリニック情報 ―> クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2023年9月
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新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時流行しています。
この時期にインフルエンザが流行するのは極めて異例で
史上初めてではないでしょうか。
症状のみで、この2つの感染症を見極めることは困難です。
ご家族3人がコロナ陽性で、同じような症状で受診されて、
検査をしてみるとその患者様だけがインフルエンザのこともありました。
またその逆もありました。
この流行期に社会活動をしていると、
家族内感染だけでなく外での感染も疑う必要があり、
家族がみんな新型コロナ(またはインフルエンザ)だからといって、
決めつけてしまうことは同時流行中には危険ということになります。
10月2日(月)から、
今シーズンのインフルエンザワクチン接種を開始します。
接種しても感染してしまうことはありますが、
重症化予防効果は期待できます。
また接種しないよりは発症予防効果も期待できます。
効果が現れるまで約2週間、効果の持続期間は5ヶ月程です。
インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行します。
しかし、昨年から今年にかけては、
散発的にインフルエンザが持続的に発生しており、
この9月から急速に増加してきているのです。
都内の定点報告によると、
すでに昨シーズンのピークを上回る流行状況で、
流行株はAH3(A香港型)が大半です。
このような状況を鑑み、
例年は11月から12月上旬までには接種を済ませるように推奨していましたが、
今年はなるべく早く接種することもご検討下さい。
当院でのインフルエンザワクチン接種の詳細は以下のページをご参照下さい。
また新型コロナワクチンの秋接種(オミクロン株XBB.1.5対応)も開始されています。
こちらは当院での扱い本数が少なく、
かかりつけの患者様からのご要望にも十分にお答えできていないのが現状で
大変心苦しいかぎりです。
ワクチンが入荷され次第、ネット予約の枠が開放されることご承知おき下さい。
当院での新型コロナワクチン接種の詳細は以下のページをご参照下さい。
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン接種の間隔にしばりはありません。
同じ日に同時接種してもよいですし、翌日にもう片方のワクチンを接種することも可能です。
新型コロナワクチンはインフルエンザワクチンとは接種間隔にしばりはありませんが、
インフルエンザワクチン以外のその他のワクチンとは2週間の間隔が必要になるので、
帯状疱疹ワクチンや肺炎球菌ワクチンを接種される場合にはご注意下さい。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃薬剤師コラム:疲れに有用な漢方薬
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漢方薬は一人ひとりの体の状態により処方されます。
その人の体力や病気に対する抵抗力などを見極めて処方されますので、
同じ病気でもちがう処方になることがあります。
処方をきめる漢方の重要な概念が「気血水」です。
漢方では「気血水」という3つの要素の調和により健康が維持され、
その量が不足したり流れが悪くなると症状が現れると考えます。
「気」は生命を支えるエネルギー。主に体の機能や働きの面をあらわしています。
「血」は血液とその流れです。
「水」とは血液以外の体液・水分です。
気血水の不足や巡りの悪さが疲れを招くと考えられ、
なかでも疲れに深く関係しているのは「気」です。
気の量は十分でも巡りが悪い状態だとそれがエネルギーにつながらず、
疲れやすくなります。
そのような症状に用いられるのが補剤です。
補剤とは気力・体力を補う処方で生体防御機能を回復させます。
消化吸収機能や免疫能を改善し抵抗力を高めます。
高齢者は筋力や機能が低下しやすい状態にあり、
これをフレイルといいますが、フレイルの疲れやすい倦怠感などの
症状にも補剤は有用です。
「補中益気湯」や「十全大補湯」「人参養栄湯」などがあります。
なかでもよく使われるのが補中益気湯(ほちゅうえっきとう)です。
気が不足している「気虚」の症状に有用で補剤の代表格です。
疲れがとれない時や、病後の体力増強に、
ストレスや炎症による全身倦怠感などに使われます。
食欲不振を改善する働きもありますし、
いわゆる夏バテ症状にも用いられます。
免疫系にも作用し、乱れたバランスを正常化する効果があり、
かぜの回復を促進します。
また普段から体力が消耗気味で体力・気力の低下に加えて、
貧血気味でお肌もカサカサという場合には
「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」を用います。
「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」は
病後などで疲労衰弱している場合に用いられ、抹消循環を改善して、
冷え性の症状やドライアイ・口腔内乾燥症の自覚症状も改善します。
(薬剤師 江口 英子)
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┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ等
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☆インフルエンザ予防接種
2023年のインフルエンザワクチン予防接種を10月2日(月)より開始致します。
価格:1回につき、4,500円
※世田谷区にお住まいの中学生以下のお子様は3,500円
※65歳以上は2,500円
(区配布の助成券をお持ちください)
【ご注意】
・お時間、ワクチン確保ともにご予約は承っておりません。
☆インフルエンザ予防接種外来
院内感染防止と診療の効率化の観点から、
今年度もインフルエンザ予防接種の専門外来を実施いたします。
本年も、完全予約制とさせていただきます。
詳細が決まり次第、改めてHP、LINE、Facebook等でご連絡致します。
◎開催日程
・10月21日(土)
・10月28日(土)
・11月11日(土)
・11月18日(土)
☆予診票
院内の混雑緩和、待ち時間短縮のために、事前にお読み頂きたい注意事項と
予診票をHPにてダウンロード出来るように準備致しましたので、ご利用下さい。
急な変更がある場合もございます。
最新の医師のスケジュールにつきましては、
こちらからご確認ください。
https://yoga-urban.jp/staff/#tantoui
最新の情報は、ホームページ/LINE等でご案内致します。
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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