睡眠時無呼吸症候群（SAS）とは

睡眠時無呼吸症候群（SAS）とは、睡眠時に呼吸が止まる（無呼吸）、または浅くなる（低呼吸）病気です。英語のSleep Apnea Syndromeの頭文字をとってSAS（サス）と呼ばれています。

症状としては「いびきがひどい」「夜間のトイレの回数が増える」などの睡眠時の症状の他に、「起床時に頭痛がする 」「昼間に強い眠気や怠さを感じる」「集中力や記憶力が低下する」などの日中の症状が現れます。

SASが重症化すると、日中の強い眠気によって怪我や命の危機に繋がる事故のリスクがあります。また循環系に負荷をかける要因となり、高血圧や心不全などの循環器疾患のリスクが高まります。

検査方法

当院ではご自宅で簡単に検査が可能で、入院にかかる費用や日程調整の負担を軽減することができます。 また当院は、オンライン診療でも検査を行うことができ、スマートフォンやPCから、好きな時間・場所で医師の診察を受けることができます。詳細はこちら

検査からCPAP治療までの流れ

１．問診・診察

問診で眠気や睡眠中のいびきなどの症状をお聞きして、睡眠時無呼吸症候群が疑わしいかどうか確認します。

２．簡易検査

問診・診察で睡眠時無呼吸症候群が疑わしい場合は、ご自宅で1泊2日の簡易検査を行います。

• 費　　用：約2,700円（３割負担の場合）＋ 診療費
  （医師より簡易検査の指示があった日に費用を請求致します）
• 検査機器：検査機器貸出業者（ゾーン株式会社）よりご自宅に郵送されます。
• 検査結果：検査機器の返却後約2週間で解析され、当院へ報告がありますので、再度来院お願いいたします。

３．再診（簡易検査の結果説明）

今後の方針について、医師と相談して決めていきます。
簡易検査で異常が認められた場合はご自宅にてCPAP治療、精密検査が必要であると判断された場合は精密検査(PSG検査)、異常がない場合は生活指導などを行なっていきます。

４．精密検査

簡易検査の結果、精密検査が必要であると判断された場合は、患者様のご希望に応じて、精密検査(PSG検査)をご自宅で検査をすることが可能です。

• 費　　用：約12,000円（３割負担の場合）＋ 診療費
  （医師より精密検査の指示があった日に費用を請求致します）
• 検査機器：検査機器貸出業者（ゾーン株式会社）よりご自宅に郵送されます。
• 検査結果：検査機器の返却後約2週間で解析され、当院へ報告がありますので、再度来院お願いいたします。

※他院でされた簡易検査の結果がAHI 20以上40以下の場合も精密検査の適応となりますので、検査結果をご持参し、ご来院下さい。

５．再診

　検査結果内容をもとに今後の方針について、医師と相談して決めていきます。

当院ではCPAPによる治療を行うことができます。簡易検査や精密検査でCPAPによる治療が必要と判断された場合、ご自宅にてCPAP治療を開始いただけます。

• 治療費用：約4,000円（３割負担の場合）＋ 診療費／月
• CPAP機器：ゾーン株式会社より装置の説明が行われ、ご自宅へ機器が郵送されます。
• 来院頻度：基本的に毎月の診察が必要です。

※治療開始後に１度対面診療を行えば、その後はオンライン診療でご受診いただけます。詳細はこちら