2009/10/29
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2009年10月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
すっかり朝晩が涼しくなりました。用賀周辺の紅葉はまだまだのようですが、
標高の高いところ等は、もう始まっているのでしょうから、これから色が変
わっていく様子を見るのも楽しいです。秋が来た、と思っているとすぐに寒
くなり、あっという間に師走になっている気がします。せめて今くらいは、
秋の夜長をゆっくり過ごしたいと思います。
さて、「○○の秋」、皆様は何を思い浮かべますか?今回の栄養コラムでは、
「食欲の秋を乗り切るために」です。今夜にも使えるレシピもありますので、
ぜひご覧下さい。
前回のメルマガでご案内致しましたが、季節性インフルエンザワクチンの接
種を当院でも開始しています。新型インフルエンザについてもHOT!Topics
をご参照下さい。随時、メルマガでもご案内させて頂きます。
(患者様サービス担当 正者忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況
─ 栄養コラム ─> 食欲の秋を乗り切るために
─ クリニック情報 ─> 休診、お知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2009年10月
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季節性インフルエンザワクチンの接種を10月19日(月)から開始しました。
今年は、新型の豚インフルエンザの流行に伴う危機意識か、例年に比べてすでに
多くのかたが接種をご希望され来院されています。ワクチンはなくなり次第終了
となりますので、接種を予定されているかたは、できるだけ早くご来院いただく
ようにお願いいたします。
一方、新型インフルエンザのワクチンについては、当院にかかりつけの患者さん
で、喘息や心臓病などの基礎疾患のあるかたに関しては、当院での接種が可能と
なる予定です。このワクチンは完全予約制で接種させていただく予定ですが、ま
だ予約をおとりできる状況ではなく、具体的な接種のご案内もまだ出せない状況
です。決まり次第、臨時のメールマガジンでもご案内させていただきますのでも
うしばらくお待ち下さい。
新型インフルエンザやそのワクチンの情報については世田谷区のホームページに
詳しい説明があり、充実しています。ご参照ください。
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/020/d00023064.html
その新型の豚インフルエンザは小学生、中学生、高校生を中心に流行が拡大して
いる状況です。学級閉鎖や学年閉鎖中の学校もまだまだ多い状況です。現在、イ
ンフルエンザA型と診断された場合のほとんどが新型インフルエンザと考えられ
ています。
さて、その新型インフルエンザですが、成人の多くはある程度の免疫をもつ可能
性があることがわかってきました。最新のデーターでは新規患者の90%が未成
年と報告されています。さらに新型用のワクチンの臨床試験では、1回の接種で
成人の大半が十分な免疫を獲得できたことから、過去の季節性のインフルエンザ
の免疫が新型にもある程度働くのではと考えられています。成人はその免疫が残
っているため、感染しにくいというわけです。確かに、当院でも新型インフルエ
ンザと診断されるかたの大部分は未成年の子供さんで、意外にその親御さんなど
の二次感染が少ないような印象があります。ただ、成人のかたももちろん感染す
る危険性はあり、今後の流行状況次第では成人のほうが感染すれば重症化する危
険性が高いと指摘する専門家もいます。いずれにせよ、普段からの体調管理と手
洗い、うがいを励行し、感染しないようにしていきたいものです。
(医師 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム: 食欲の秋を乗り切るために
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スポーツの秋に、読書の秋…「秋」につながる言葉はたくさんありますが、最初
に頭に浮かぶのは「食欲の秋」という方は多いのではないでしょうか。ジューシーで程良い甘さの果物やピカピカの新米、脂ののったサンマなど、この季節ならではの味覚に舌鼓をうつ時間は本当に幸せですよね。でも、その一方で「毎年この時期から体重が増える」という声をよく聞きます。そこで今回は、食べ過ぎを防ぎ、体重を増やさない4つのポイントについてお話しします。
1つめのポイントは、食べる前に量を決めることです。
大皿に盛ったおかずやお鍋から「もう少し、もう少し」と手を伸ばしながら食べていると、自分の食べている量がわからずに沢山食べてしまいます。食事のときは、主食(ごはんやパンなど)や主菜(肉や魚、豆腐など豆製品のおかず)の量が多いと、カロリーも高くなりがちです。ご飯はお茶わんに1杯、主菜は手のひらに乗るくらいの量を目安に食べるようにしましょう。物足りなさをカバーするには、副菜(野菜やきのこ、こんにゃく類のおかず)や具だくさんの汁物を多めに食べること
がおすすめです。ボリュームがアップするだけでなく、栄養のバランスも良くなります。この季節においしい果物の量を決める場合は、少々強い意志がいるかもしれませんね。しかし、果物に含まれる糖分は果糖といわれるもので、ご飯などの糖分よりも消化吸収されやすく脂肪になりやすいため、リンゴなら1日1/2個位、みかんなら1日2個位を目安にしましょう。「今日はこれまで、明日また楽しもう」「おいしい時間はもう一回ある」など、プラスの考えを持つとうまくいきます。
2つめのポイントは、ゆっくりよく噛んで食べることです。
「早食いはよくない」とよく言われますが、それは通常、食事を開始後15分程してから、ようやく血糖値が上昇し満腹中枢が刺激されて満腹感が得られるからです。
ですから、それより早く食べ終わってしまうと必要なエネルギー量は足りているのに、物足りなく感じ「もう少し食べたい」と思ってしまうのです。また、噛むこと自体でも満腹中枢が刺激されることがわかっています。よく噛むことで、季節の食べ物の豊かな香りや食感を十分味わえる、その上食べ過ぎも防げるということは一石二鳥です。
3つめのポイントは、アブラの量です。
アブラ(油と脂)の取り方が多くなるとカロリーも高くなりますが、意外と気づかないで食べているのが、この時期ならではのアブラののった魚です。魚に含まれるアブラ(脂)は、適量ならば善玉コレステロールといわれるHDLコレステロールを増やしたり、血栓の生成を防ぐなどの効果があります。しかし、魚のアブラ(脂)も肉類のアブラ(脂)や調理用のアブラ(油)のカロリーも1g=9kcalと同じです。
ちなみに、塩焼きのサンマ1尾は270kcal(含まれる魚の脂20.8g)と、フライドチキン1ピース237kal(含まれる肉の脂+揚げ油=14.7g)よりもカロリーもアブラの量も多いのです。他にも、サバやマグロのトロなどのアブラ(脂)ののったものは同じようにカロリーが高めですので、食べる量や頻度には気を付けましょう。
4つめのポイントは、こまめに体重計にのることです。
もし、体重が増えているようなら、体を動かして消費しているカロリーよりも摂取した(食べた)カロリーが多いということです。体重の増加に気付いたら、食事のチェックとともに、いつもよりこまめに動くように心がけたり、秋空の下へウォーキングに出かけるようにしてカロリーを消費するようにしましょう。
○今月のレシピ ≪さつま芋とシメジのすまし汁≫
①さつま芋は1.5cm厚さの半月切りにし、水にさらした後水けを切る。
鍋に濃いめのだしとさつま芋をいれ、火にかける。
②さつま芋がやわらかくなったらシメジを加え、しょうゆと塩で味をととのえる。
③最後に2~3cmの長さに切ったあさつきを加える。
☆具にボリュームがあり、満足感の得られるすまし汁です。
シメジの代わりに舞茸などを使っても風味がよく美味しく仕上がります。
お好みで七味唐辛子をふってどうぞ。
(管理栄養士 清水 恭子)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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・年末年始のお知らせ
今年は、12月29日(火)より1月3日(日)を休診とさせて頂きます。
また、救急案内を院内に掲示致しますので、ご参考下さい。
次月のメルマガにも掲載致します。
・最新の医師時間割
http://www.plata-net.com/yoga/schedule.html
急な変更等がある場合がございます。
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。
(患者様サービス担当 正者忠範)
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