2010/11/30
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2010年11月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
先日、山に登ってきました。残念ながら、天気には恵まれず、景色を楽しむことはできませんでしたが、日頃、自然に触れ合う機会が少ないなか、とても気持ちのいい疲労感を得ることができました。最近は、登山ブームだそうですが、たとえ低い山に登る際でも、雨具等、事前の準備はきちんとすることをお勧めします。
今年も早いもので、あと1ヶ月弱となりました。昨年のこの時期は、新型インフルエンザが猛威を奮い、季節性のインフルエンザワクチンが不足する、という事態になっておりました。今年は、ワクチンも順調に流通しております。HOT! Topicsにも記載がありますが、早めの接種をお勧め致します。
「コモンな病気ファイル」は都合により、休載となります。ご了承下さい。
また、次月をお楽しみにして下さい。
それでは、今月の情報です!
(患者様サービス担当 正者忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2010年11月
─ 栄養コラム ─> 「血糖値が気になる方の朝食」
─ クリニック情報 ─> 休診、お知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2010年11月
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インフルエンザワクチンの接種にご来院いただく患者さん等で、連日混雑した状況が続きます。ワクチン接種のピークは12月上旬頃までと考えられますが、その後はインフルエンザやウイルス性胃腸炎の流行シーズンに突入です。
毎年この時期になると、流行が小規模に終わるように願うのですが、今シーズンはどうなることでしょうか。
さて、世田谷近辺でもポツポツとインフルエンザの患者さんが散見されるようですが、まだ流行してきている状況ではありません。普通風邪やウイルス性の胃腸炎と考えられる症状で受診されるかたが大部分です。
昨シーズンのインフルエンザは98%が新型インフルエンザで、A香港型やB型の流行はほとんどみられませんでした。その新型インフルエンザの患者さんの症状は、季節性インフルエンザとあまり変わらないか、多少軽くすむ症例が大部分だと報告されています。また、タミフルやリレンザといった抗インフルエンザ薬の効果もあり、国内の死亡率は世界的に際立って低く、医療機関へのアクセスのよさや抗インフルエンザ薬の早期からの積極的な使用が効果的だったのではと考えられています。
さて、今シーズンは昨年のような新型一色にはならずに、A香港型(H3N2)が流行する可能性や新型とA香港型が混合流行する可能性が指摘されています。
A香港型は比較的重症感が強いインフルエンザとして知られており、高齢者が肺炎を合併するリスクも高く、早期にインフルエンザと診断して治療をはじめることが重要だと言われています。
ワクチン接種がまだの人は、効果がでるまでに2週間程度はかかるため、12月上旬までには接種しておくことをお勧めいたします。
この10月、タミフル、リレンザといった抗インフルエンザ薬のノイラミニダーゼ阻害薬に新しい薬剤が発売されました。ラニナビル(商品名 イナビル)という吸入薬で、成人・小児におけるA型・B型のインフルエンザに効果があり、たった1回の吸入で治療がすむのが特徴です。治療の選択肢が増えたことはよいことですが、一番よいのは感染しないことです。
普段からの体調管理がより重要なシーズンがいよいよ到来です。
(医師 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:「血糖値が気になる方の朝食」
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ここ数年、血糖値という言葉をよく耳にするようになりましたね。健康的な生活を送るためにも、血糖値が高くならないように注意することは大切です。
今回は血糖値と朝食についてお話ししたいと思います。
朝食を食べないとエネルギーが不足するので、体は食べ物を欲しがります。
そのため昼食の時にたくさん食べたくなったり、食べた分をできるだけたくさん吸収しようとします。そうすると、昼食後の血糖値は急上昇してしまうのです。
血糖値が高い状態が続くのが習慣になると糖尿病、ひいては動脈硬化などの病気につながってゆきます。そうならないためにも、朝食はしっかり食べたいですね。
≪朝食をしっかり食べるためのポイント≫
朝食をあまり食べない方は、主に下記の2つのタイプに分けられると思います。
それぞれのタイプ別に、ポイントは次の通りです。
●朝、食欲のない方:
「朝は食欲がなくて食べられない」という方は、前日に夕食を遅い時間に食べたり、量的に食べ過ぎたりしていませんか?
夕食は揚げ物や脂身の多い肉は少なめにし、できるだけ早い時間に食べることが朝食をおいしく食べるためのポイントです。
●朝、時間がなくて準備が面倒な方:
「朝は時間がなくて」という方は、時間のある時にたくさん作って冷凍しておいたり、コンビニやスーパーのお惣菜を買い置きして冷凍しておくと、レンジで温めてすぐに食べられて便利です。
シリアルも手軽に食べられるものの一つですが、その場合は特に全粒粉のものがお勧めです。また、缶詰も便利ですが、味付きのものは糖分や塩分が多い場合があるので、例えばサバの味噌煮だったらできるだけ味噌だれを取り除いたり、さんまの甘露煮は汁まで飲み干さないようにすると良いですね。
このように、まずは「朝食を抜かない」ことが重要ですが、さらに、一歩進んで、血糖値の急上昇を抑えるための朝食の内容はどのようなものでしょうか?
≪血糖値の急上昇を抑えるための朝食のポイント≫
●炭水化物の多いものに偏らない
パンだけ、めんだけ、ご飯だけの食べ方は炭水化物に偏っているので消化吸収が早く、また、おかずがない分、量も多くなりがちで血糖値の上昇が大きくなってしまいます。
血糖値を急上昇させない食事とは、いろいろな食材を組み合わせた食事です。ご飯やパンといった炭水化物の多いもの、肉や魚や卵や大豆製品といったタンパク質の多いもの、野菜やきのこや海藻など食物繊維の多いものを意識して組み合わせてバランスよく食べることがポイントです。
●特に野菜はたっぷり食べる
野菜に含まれる食物繊維には血糖値の急上昇を抑制する効果があるため、たっぷり食べることをお勧めします。海藻やきのこも食物繊維が豊富です。野菜やきのこや海藻は低カローなので、カロリーを気にすることなくたくさん食べられますし、満腹感も得られます。また、食べるときはよく噛んでゆっくり食べることをお勧めします。
血糖値が急上昇しないポイントを押さえて、おいしい朝食で健康的な毎日を!
(管理栄養士 白金 千尋)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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・年末年始休診 12月29日(水)~1月3日(月)
玉川地区の休日診療案内をホームページに掲載しております。ご参考下さい。
・最新の医師時間割 http://www.plata-net.com/yoga/schedule.html
急な変更等がある場合がございます。
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。
(患者様サービス担当 正者忠範)
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