2013/10/25
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2013年 10月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
10月は月初めに真夏日があり、夏に逆戻りか?と思いましたが、
台風一過、すっかり朝晩が冷え込むようになりました。
先日の台風では大きな被害が出たようですが、今年も災害による被害が多く
出ているように思います。何度もお伝えしておりますが、常に防災を意識
して、準備をしておくことをお勧め致します。
さて、用賀アーバンクリニックは10月15日(火)より、新しいビルでの診療
を開始しております。詳細はHOT Topics!でご紹介させて頂きます。
開院してまもなく14年を迎えます。
これからも用賀の地域医療に貢献できるよう、様々なサービスでお応えして
参ります。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2013年10月
─ 栄養コラム ─> 糖質制限ダイエットについて
― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2013年10月
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用賀アーバンクリニックは、延べ床面積の拡張を目指して2013年10月15日(火)にお隣のビルに移転いたしました。
これまでは1階だけのワンフロアのクリニックであったものが、
1階と2階の2フロアに広がり、これまで以上に健診や各種検査に対応できる
クリニックとなります。
また、診察室もこれまでの3部屋から6部屋と、3つのブースが拡張されました。
当面はこれまでどおり、常勤医3名体制と非常勤の小児科医2名体制、
満尾医師による循環器専門外来に変更はありませんが、
将来的には他科も含めて外来診療が拡張できるような構造となっています。
これまで12年10ヶ月にわたり、アーバンサイトテラス(旧クリニック)で
お世話になりました。
アーバンサイトテラスは、私たちにとっても数々の思い出がある場所であり、
用賀アーバンクリニック、医療法人社団プラタナスの聖地であると考えています。
万感の感謝の気持ちをこめて移転した次第です。
移転期間中は、引っ越し作業のため3日間休診とさせていただきました。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
これまでのクリニックの雰囲気に慣れておられる患者様にとっては、
はじめは戸惑われることもあるかと思いますが、これまで以上に患者様にとってもよりよい環境、過ごしやすい雰囲気を感じてもらえるように努力していく所存です。
大前提として、患者様視点のプライマリ・ケアをグループで実践し、
患者様の家庭医でありたいというスタンスは踏襲していきます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
さて、寒暖の差があり普通風邪で受診されるかたが増えてきています。
今シーズン1人目のインフルエンザの患者さんも先日受診されました。
台風の影響などで、喘息症状が最も悪化しやすい時期です。
衣服の調整が難しい時期ですが、体が冷えないように防寒対策をしっかりして
いきましょう。
今年もインフルエンザワクチンの接種時期が来ました。
例年どおり、12月上旬までの接種をお勧めしています。
13歳未満の子供さんは4週間あけての2回接種、13歳以上のかたは1回接種が原則です。
予約は不要ですので、ご希望の患者様はクリニックまでお越し下さい。
詳しくは、以下のページをご参照下さい。
http://www.yoga-urban.jp/news/detail.php?eid=00065
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:糖質制限ダイエットについて
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今年は、「糖質制限ダイエット」が話題になり、糖質=ご飯というイメージが先行して、まずは「ご飯から抜く」方が多くいらしたように感じます。
ご飯を減らせば一時的には体重が減ったように感じるかもしれませんが、
間違った減らし方では太りやすい体になってしまったり、動脈硬化の原因になることもあります。
糖質制限ダイエットは、エネルギーを摂りすぎている人や治療の目的で、
必要以上に血糖値を上げさせない(膵臓からのインスリンを無駄に使わせない)
ための方法の1つとして考えられたものです。
健康長寿のための方法ではありません。
今回は、間違った取組みをされないためにも糖質の重要性についてお伝えします。
◆そもそも糖質とは?
ご飯、パン、麺類、いも類などに多く含まれる栄養素である炭水化物から
食物繊維を除いたものです。
糖質はさらに単糖類、二糖類、多糖類に分類されます。
これは体への糖類の吸収のしやすさに関係します。
単糖類はブドウ糖・果糖、二糖類は砂糖・乳糖・麦芽糖、
多糖類はでんぷんなどがあります。
分子の大きさが小さい方から、単糖類⇒二糖類⇒多糖類の順で体に吸収しやすいものとなります。
糖質は、体温を上げさせる大事な働きがあります。
そのため、朝食で糖質をとり、体温を上げることで燃えやすい体となり、
ダイエットの成功につながります。
◆糖質を制限しすぎるとどうなるのか
1)脳が栄養不足に
糖質は、体内に吸収されるとブドウ糖という糖に分解され、
脳や筋肉などのエネルギー源として利用されます。
全く摂らなければ脳が正常に働かず、ボーっとした感じが続いたり、
集中力の低下や無気力を引き起こします。
2)肝臓に負担をかけます
糖質からのエネルギー摂取が無くなると、肝臓に蓄えられた糖類を分解し、
肝機能の低下が起こります。
体内の蛋白質も分解され、免疫力が低下して病気にかかりやすくなります。
3)脂肪ではなく筋肉を分解します
糖質が足りない状態が続くと、脂肪だけでなく筋肉も分解します。
つまり、自ら筋肉量を減らしてしまうことになります。
筋肉が減ると体が冷え、基礎代謝も下がってしまいます。
そのため、太りやすい体を作ってしまいます。
4)栄養の偏りからくる生活習慣病の原因になることもあります
ご飯やパンなどの糖質を控えるかわりに肉や魚が増えすぎると、
必要以上にたんぱく質や脂肪、塩分を摂りすぎることにもつながります。
たんぱく質や脂肪は適宜必要な栄養ではありますが、
摂りすぎることは腎臓に負担をかけたり、余分なコレステロールが増える
ことで、動脈硬化を促進させて心筋梗塞などのリスクを高めることにつながります。
また、調味料からの塩分が増えると、かえって食欲が増したり、
血圧を上げる原因になるなど生活習慣病の危険性も増えてしまいます。
◆太りにくい食べ方・食品の選び方について
糖質を食べ過ぎて太るのは、体に糖が入ってきた時に分泌されるホルモン
(インスリン)が、エネルギーとして使いきれなかった栄養分を体脂肪として
溜め込ませてしまうからです。
そのため、食後一気にインスリンの分泌を上昇させない食べ方
(血液中に糖がゆっくり吸収されるようになる食べ方)と
食品の選び方がポイントです。
その方法として下記の2点が大切です。
1) 食べる順番に気をつける
食事は、最初に野菜や海草、きのこ
(野菜スティックやサラダ、具だくさん味噌汁)など糖質の量が少なく
繊維質の多いものから食べ、その次に主なおかず(肉や魚、豆腐など)
を食べて最後にパンやご飯といった順番で食べることがおすすめです。
この順番で食べると血液への糖の吸収がゆるやかになり、
太りにくい食べ方となります。
2)間食は、お菓子や甘い飲み物より果物で
お菓子や甘い飲み物などは、糖の量が多いため、血糖値も上がりやすく
なります。
間食にするなら砂糖が入ったお菓子より果物
(りんごなら1/2個まで、いちごなら5粒程度、みかんなら大1個程度)
がおすすめです。
日本糖尿病学会では、「糖質制限は、勧められない」と提言されています。
糖質は、ひたすら減らすのではなく、丁度良くとることが大切になります。
体温を上げる朝食は必ず食べ、昼・夕食は活動量によって量を調整するなど、
食べ方を工夫することで、太りにくい体を作っていきましょう。
(管理栄養士 川島 美由紀)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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・小澤医師 10月30日(水)午前休診 → 代診 伊能医師
・医師時間割 http://www.yoga-urban.jp/about_yoga/staff.html#020
急な変更等がある場合もございます。
ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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