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用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2016年1月号

2015/12/25
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┃■┃■┃  月刊  用賀アーバンクリニック通信 2016年   1月号  ┃■┃■┃
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 ━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
 
 あっと言う間にクリスマス。それが終わるともうあと1週間で新年を迎えます。
 今年は暖冬と言われておりますが、ここまでイチョウの葉が黄色いクリスマス
 は記憶にありません。そのおかげなのかはわかりませんが、インフルエンザも
 まだ流行っていないようです。ただ、油断は禁物です。普段から予防を心がけ
 ましょう!

 先月より始まった医療コラム、今月は「もの忘れと過労について」です。
 わかりやすく書かれておりますので、こちらもご期待ください。
 
 今年、用賀アーバンクリニックは15歳になりました。人間で例えると高校生、
 まだまだひよっこですが、これからも新しいサービスを打ち出して参ります。
  
 2016年が、皆様にとってよい年となりますように。
 何事もなく、無事新しい年が迎えられるよう、祈念しております。

 来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
   

                                                          (患者様サービス担当  正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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  ─ HOT! Topics    ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2015年12月

  ─ 医療コラム     ─> 「もの忘れと過労について」

  ─ 栄養コラム     ─> 「食べ過ぎた後の食事について」
  
 ― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等

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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2015年12月
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 用賀アーバンクリニックは、12月4日で開院15周年を迎えました。

 15年前に、野間口理事長らが始められたグループ診療によるサービス業としての家庭医療の実践が、長きにわたりこの用賀の地で継続することが出来、今に至っています。

 その間、桜新町や松原、鎌倉、丸の内、表参道、青葉をはじめ、
 性格の異なるたくさんの姉妹クリニックが誕生しました。

 15年前は、まだ目新しかったクリニックでの電子カルテの使用も、
 今ではクリニックを問わずに病院を含めた各種医療機関で、
 随分と導入が進みました。

 15年前から今日まで一貫して取り組んできている、カルテの全開示サービスは、大きなトラブルを一度も経ずに、当院の理念の一つとして継続しています。
 こちらの取り組みは、まだ全国的にみても貴重なサービスであり、
 インターネットで閲覧できるカルテサービスは、15年間でインターネット環境が随分と様変わりした今でも、なかなか取り組んでいる医療機関はありません。

 15年前は、まだ小さかったクリニックは、今ではたくさんの患者さんに
 来ていただけるクリニックとなり、またたくさんの医師やたくさんのスタッフが
 かかわるクリニックへと成長してきました。姉妹クリニックとの連携も進めています。
 今後も、用賀界隈の地域医療の一つを担えるように、スタッフ一同努力していく
 次第ですので、何卒よろしくお願いいたします。

 さて、感染症の流行状況です。

 今年は、まだインフルエンザがあまり流行していません。
 流行状況は、以下のページを参考にされて下さい。
 http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/flu/2015/Vol18No5.pdf

 このグラフからみて、昨年はすでにこの時期にはインフルエンザが流行りかけて
 いました。今年は、年末から年明けにかけて、流行の立ち上がりが来ることが予想されます。まだインフルエンザワクチンを接種されていないかたは、
 効果がでるまでに2週間ほどかかるので、早めに接種をすませるようにしましょう。

 さて、先月号のメルマガでもお知らせした「感染性胃腸炎」の患者さんが、
 徐々に増えてきています。感染力が高く、家族全員が感染されるケースも目立って
 きました。先月号のメルマガを参考に予防をしっかりとしていきましょう。

 以下のページも、簡単にまとまっていてわかりやすいと思います。
 ご参考にしてください。
 dsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/diseases/gastro/hitokuchi-joho.pdf

 今年も残すところあとわずかとなりました。
 よいお年をお迎えください。

        
                                                                                                      (院長 田中 勝巳)    

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┃▼┃医療コラム:「もの忘れと過労について」
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 もの忘れを自覚されて受診される方のなかで、検査の結果、認知症ではなく、
 過労による注意力の低下が原因である方も少なくありません。

 この場合、もの忘れは、疲労があるレベルを超えてかなり負担になっていること
 の、からだの側からの警告でもあり、<生活のリズム>を見直していただくこと
 をおすすめしています。
 
 <生活のリズム>が乱れると体調も崩しやすくなることは、みなさん、実感されているとことと思います。

 ヒトのからだには、地球の自転のリズムに同期した自然のリズムが刻まれています。
 長い進化の過程で形作られた <からだのリズム> に、日々の <生活のリズム> 
 をなるべく同期させるように工夫することは、心身の健康維持にとても役立ちます。

 朝方5時ごろから夕方17時ごろまでの12時間は「昼モード」、これは「緊張モード」で、副腎皮質ホルモンが多く分泌され、自律神経の交感神経系が活発に活動します。

 反対に、夕方17時ごろから朝方5時ごろまでは「夜モード」、こちらは「リラックスモード」で、成長ホルモンが多く分泌され、自律神経の副交感神経系が活発に活動します。

 赤ちゃんが眠たくなると手足がポカポカ暖かくなるのは、
 この副交感神経が活動し始めるからです。

 お昼の13時から15時くらいは、疲れて眠くなるのも自然の摂理です。
 昼食後から15時ごろまでは、いまだに人類の半分以上が昼寝をしているくらいです。
 この時間帯の午睡は、30分ぐらいでも心身の疲れをとるのにとても効果的であり、夜間の睡眠を浅くするものではありません。

 昼食後に、眠れなくてもからだを横にして休むだけでも、あるいは座位で傾眠する時間がとれるだけでも、ずいぶんとからだが楽になります。

 夜間の睡眠は、1時間半ほどがひとつのサイクルとなっていて、一晩でこれを4~5回くりかえすのがよい睡眠です。時間にすると6~8時間ほどでしょうか。

 1日不足した分を翌日補って睡眠時間を確保できれば疲れがたまりません。
 つまり、2日で帳じりを合わせて、合計で12~16時間眠れればよいというわけです。
 2日目も睡眠不足となると、てきめん、疲れは翌日にもち越されてしまいます。
 その場合には、週末などにいわゆる <寝だめ> をしてカヴァーしておきましょう。

 <寝酒>は、寝つきやすくするものの、睡眠全体を浅くし、
 疲労を翌日に持ち越すので避けたい生活習慣です。

 朝の目覚め心地がどうかということが、心身の健康度を知る手がかりとなります。
 朝、目が覚めたとき「いくら眠っても眠った気がしない」という感じがする場合は、かなり疲労が溜まっている証拠です。

 「たっぷり眠って目覚め心地がよくて、少し名残り惜しいけど寝床からでようと思う」ことが、健康なときの目覚めの感触の指標となります。

 精神・神経・内分泌(ホルモン)・免疫系は、このような <からだのリズム> を基調に、呼吸器、循環器、消化器、腎臓や泌尿器、婦人科器といった各臓器を包み込むように、相互に連携をとりあって活動しています。

 なにがしかの持病をもって暮らしていらっしゃる方にとっても、<生活のリズム>を<からだのリズム> にうまく同期させていくことが、病気をこじらせずに体調を安定に保つためにとても有効な手段となります。

 なかなかリズムをもどせない場合には、漢方薬などの服薬加療の助けをかりて、
 <生活のリズム>をとりもどすこともおすすめです。
 徐々に過労がはけてゆき、注意力が回復することによって、
 もの忘れの改善することが期待できます。

 当クリニックでは、毎週火曜日15:00~18:00に神経内科専門外来(要予約)にて、もの忘れの診断や治療を、地域の専門病院と連携をとりながら行っております。

 もの忘れが気になる方、心配な方は是非ご相談ください。

                                                                    (神経内科専門医指導医 西村敏樹)

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┃▼┃栄養コラム:『食べ過ぎた後の食事について』
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 今年も残り少なくなったこの時期、クリスマスに忘年会、新年会とイベントごとが目白押しかと思います。ここまで体重を気にしていた方もついつい気が緩み、気がついたら体重が増えていた!ということも多いのではないでしょうか。

 ダイエットも体重維持も、とにかく継続が大切です。
 でも、わかっていても思い通りにいかないのがこの時期。
 今回は、食べ方の工夫と、食べ過ぎてしまったときもそこからどうやって立て直していくのか、食べ過ぎのリセット方法をご紹介します。

 ある調査によると、年末年始に体重が増えた人は約7割で、そのうち約6割が2~3kg体重が増えたというデータがあります。まさに「暴飲暴食」「身体を動かさない」という年末年始の過ごし方に体重増加の原因があります。

 大勢で食べる会食は食べる時間も長くなることで食事量が多くなり、
 また、高カロリーのおせち料理やお菓子などの間食が増えることがカロリーオーバーにつながります。

 ●定番のおせち料理やアルコールを、例えばおせんべい(厚焼きしょうゆ直径8㎝
 くらい1枚70kcalで計算:おせちとは栄養構成が異なるため、あくまでカロリーの目安)や歩き(体重65kg平地を普通の早さで30分=100kcalで計算)に換算してみましょう。

 <おせち料理・お餅>
 
 ・栗きんとん(栗2粒分約80g)約170kcal=せんべい2.5枚相当=約57分歩いて消費
 ・黒豆(約40g)約140kal=せんべい2枚相当=約47分歩いて消費
 ・だて巻き(2切れ)約110kcal=せんべい1.5枚相当=約37分歩いて消費
 ・昆布巻(3切れ約30g)約60kcal=せんべい1枚相当=約20分歩いて消費
 ・数の子(2切れ約25g)約40kcal=せんべい1/2枚相当=約13分歩いて消費
 ・たたきごぼう(4切れ約40g)約40kcal=せんべい1/2枚相当=約13分歩いて消費
 ・煮しめ(人参、しいたけ各1枚 ごぼう3枚)約30kcal=せんべい1/2枚相当
                                                   =約10分歩いて消費
 ・紅白なます(30g)約20kcal=せんべい1/3枚相当=約7分歩いて消費
 ・かまぼこ(2切れ約20g)約20kcal=せんべい1/3枚相当=約7分歩いて消費
 ・お餅(1個 50g)約120kcal=せんべい2枚相当=約40分歩いて消費

 <アルコール>
 ・日本酒(1合 180ml)約200kcal=せんべい3枚相当=約67分歩いて消費
 ・ビール(コップ1杯 200ml)約80kcl=せんべい1枚相当=約27分歩いて消費

 おせち料理は、保存がきくように塩分や糖分が多めに作られています。
 その結果、カロリーも高くなりますので、食べる量に注意が必要です。
 そうはいってもせっかくの晴れの日、カロリーを気にし過ぎても寂しいので、食べる順番を工夫して楽しんでみてはいかがでしょうか。
 たたきごぼうや煮しめ、酢の物などの野菜から食べることで血糖値の上昇が緩やかになり、脂肪を作り出す素となるインスリンの分泌を抑えられるので、肥満予防につながります。
 また、食物繊維が豊富な野菜を食べることで満腹感を得られ、食べ過ぎ防止にもなります。
 甘味の強いもの(栗きんとんや錦卵、煮豆など)はデザート感覚で最後に食べるようにし、更に食後の間食を控えることができれば、上手なおせちの摂り方になります。
 お餅も血糖値を急激に上昇させるので、最後の方に食べることをおすすめします。

 さて、ここからは、やっぱり食べ過ぎてしまった!体重が増えてしまった!
 後の対処方法です。
 まずは、体重測定をして何kg増えたのか、しっかり現状把握をしましょう。
 測るのが怖いからと躊躇している間に、更に増えてしまうこともあります。
 短期間で増えた体重は早めに戻すことが大切です。

 ●食べ過ぎた後のリセットポイント

 1. 食生活リズムを戻す
 
  年末年始中のダラダラ食いや、夜食・間食が普段の生活に戻っても続かないようにしましょう。
  ハレの日の食事と普段の食事は別と考え、早く気持ちを切り替えることが大切です。

 2. 肝臓や胃腸をいたわる食事を心がけよう
 
  暴飲暴食は、思っている以上に身体に負担をかけます。
  アルコールや脂ものを控え、消化の良い食べ物を摂ることで、疲れている肝臓や消化器官を休ませてあげましょう。
  お正月七日に食べる七草粥は、無病息災を祈って春の七草を入れたお粥を食べる風習ですが、まさに身体をいたわるための先人の知恵といえます。
  1月7日をリセット日にすることで、気持ちの切り替えもしやすいと思います。

 3. 身体を動かす機会を増やす
 
  特に、年末年始前までウォーキングや通勤時一駅歩いていたのに、バスや電車を利用するようになった…と、運動・活動習慣がなくなってしまうのは要注意。
  短時間からでいいので、すぐに再開しましょう。もともと運動・活動習慣がないという方は、これを機に歩く機会や階段利用を増やすようにしましょう。
 (安全のために:身体を動かす時間は少しずつ増やす。体調が悪い時は無理をしない。病気や痛みのある場合は医師などの専門家に相談を。)

 食べ過ぎ、飲み過ぎたなと思ったら、2~3日は野菜中心の軽めの食事を心がけ、胃腸を休ませましょう。イベントを楽しみながらも、ちょっとした知識と意識が体重増加予防につながります。

                                                                                    (管理栄養士 石田晴美)
 
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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 ☆年末年始休診

 ・平成27年12月28日(月)~平成28年1月3日(日)

   ※平成28年1月4日(月)より通常診療となります

   (休日診療案内)

 ・玉川地域内科、小児科医療案内 03-3704-2481(9:00~18:00)
    ・東京都保健医療情報センター(コンピュータ応答)03-5272-0303(24時間)

 ☆休診予定

    野間口医師 1月4日(月)休診 → 代診 二川
          6日(水)休診 → 代診 田中
 
   急な変更がある場合もございます。
   ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
   詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です


                  (患者様サービス担当 越路 公雄)

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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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 ※メールでの医療相談は承っておりません。

〔アドレス追加〕       mm-add@yoga-urban.ne.jp
〔アドレス変更〕       mm-change@yoga-urban.ne.jp
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〔バックナンバー〕     http://www.plata-net.com/blog/yoga/

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