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用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2016年3月号

2016/2/25
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┃■┃■┃  月刊  用賀アーバンクリニック通信 2016年   3月号 ┃■┃■┃
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 ━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━

 用賀のお隣、桜新町アーバンクリニックの近くにある「桜神宮」では、梅が
 満開になっています。夜間はライトアップもされておりますので、お散歩が
 てら、足を運んでみるのはいかがでしょうか。
 まだ、少し肌寒いので、暖かい格好でのお出かけをお勧めいたします。

 インフルエンザに加え、花粉症も増えているようです。
 幸い、家族で罹患したものはおりませんが、マスク・手洗いなどは、励行
 を続けていきます。今月のHOT! Topicsもご参考ください。

 あっという間に3月です。新年度のご準備はいかがでしょうか?
 当院も開院以来、5万人以上の患者様にご来院いただいております。
 これからも、地域の皆様にお役立ちできるよう、努めてまいります。
 
 ご意見、ご感想はお気軽にお寄せください。
 それでは、今月の情報をどうぞ!
 
                                                                     (患者様サービス担当  正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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  ─ HOT! Topics    ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2016年2月

  ─ 医療コラム     ─> 「過労によるもの忘れの背景」

  ─ 栄養コラム     ─> 「減量にもリスクが!~健康的に体重を増やすには~」
  
 ― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等

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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2016年2月
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 インフルエンザが大流行していますが、ピークは少し越えた印象です。
 インフルエンザに混じって、同じように高熱のでる、急性扁桃炎、溶連菌感染症
 や感染性胃腸炎で受診される方も目立ちます。
 まだまだ寒い時期が続くので、室温や湿度管理、衣服の調整などで、
 この冬を乗り切っていきましょう。

 インフルエンザの流行情報は以下のページをご参照下さい。
 http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/flu/2015/Vol18No12.pdf

 さて先週あたりから、花粉症で受診される方が増えてきました。
 まだ症状が軽度のかたが大部分ですが、例年と同じお薬をご希望されて受診される患者様が目立ちます。

 飲み薬、目薬、鼻にさす点鼻薬等で治療をしていきますが、重症度やその患者様
 に応じて、お薬は調整していきます。
 今年は、当院薬局にコンタクトレンズを装着していても挿すことの出来る目薬が
 入荷しています。花粉症で困っているという患者様は、是非ご相談下さい。

                                                                                            (院長 田中 勝巳)    

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┃▼┃医療コラム:「過労によるもの忘れの背景」
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 もの忘れを自覚されて受診される方のなかで、検査の結果認知症ではなく、
 過労による注意力の低下が原因である方の中には、それが、もはや若い時
 からの生き方をつづけることが負担になってきたことの、からだの側から
 の警告であることもあります。

 たとえば、定年退職後に地域社会でのボランティア活動に積極的に関わって
 こられた方、茶道や書道の教室で長年にわたって指導されてきた方などが、
 70歳台後半になり、体力・気力の歳なりの減退によって同じ仕事量を担う
 ことが大変になってきたとき、過労によるもの忘れが認められるようになります。

 こうした場合には、すべての役割から解かれて自由になればよいかというと、
 かえって急激な生活環境の変化によって体調を崩してしまうことが多いようです。

 荷おろし反応といって、生きがいや生活の張り合いを喪失し、抑うつ状態になってしまうこともあります。徐々に計画的に、半年ごとに責任や仕事の負担を軽減していくことが望ましいです。望ましいというのは、実際には、なかなかそううまくことが運ばないことが多いからです。

 その一因として、ことに、加齢と妥協せずに闘ってきた方、他人への甘えをよしとせずこれに禁欲的であった方、ある役割を担うことに徹し自分のことは二の次にしてきた方、そういう生き方を堅く守られてきた方は、往々にして、頼まれると「いや」と言えず、きっぱり断ることが苦手であり、人の面倒を見みることは得意でも、人から面倒を見られることは自尊心を揺るがされることと感じ、ある時期から、年齢相応の穏やかな老年にむけて、責任を担う生き方から自由な身へと、生活の拠点を徐々に重心移動していくことへの心理的な抵抗が強い場合があります。
 
 しかしながら、いつまでも人から「歳には見えない」と言われ続けることもしんどいものです。また、「甘え」を禁欲することは、得てして「しょいこみ」を招き、孤軍奮闘という状況をつくりやすいものです。

 若い時には、無理が利いて波乱万丈の人生を自力で乗り切ってこられたような方でも、こうした生き方をいつまでも貫くことは、命取りになりかねない、大病を招きよせる結果にもなります。

 青春・朱夏・白秋・玄冬という人生の四季には、折々の味わいがあります。
 「若い時のよさをサラダとすれば、老いての味わいは漬物の味である」ということばがあるように、たしかにサラダより漬物のほうが、味わいもずっと多種多様でありましょう。

 来し方をもう一度振り返り、たどり直し、いわば人生のおさらいをすることで、
 年齢相応の身の丈にあった生き方へ、そろそろギアチェンジしようという心境
 にいたる方もいらっしゃいます。

 これまでに自分が果たし得たこと、そして、もはや果たしえ得ないであろうことを知るということ。ある方はそれを「あきらめにも似た心境だ」とおっしゃられました。
 たしかに「あきらめ」ということばには、「あきらかに見る」という意味があるそうで、この時期に自分史を再確認するということの意味は、ありのままの自分をあきらかに見て、それをそれとして肯定する、ということなのかもしれません。

 あるいは、「あきらめ」というよりも、「ふっきれる」といったほうがあるいは当たっているようにも思います。そうした境地にいたると、それまでの、年齢不詳の感じ、言葉はちょっと悪いですが、「なにかに取りつかれているような感じ」は、ぬぐったようになくなることが、なにか「ふっきれた」印象をあたえるからでしょう。

 他人に「甘える」ということは、他人を信頼することでもあります。
 他人の言葉に甘え、お世話になり、そのこころ遣いをしみじみと受けとる、
 そういう「こころのゆとり」というものに開かれていくことも、
 ある時期から大切なこととなってきます。
 
                                                               (神経内科専門医指導医 西村敏樹)

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┃▼┃栄養コラム:『減量にもリスクが!~健康的に体重を増やすには~』
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 現代は、ダイエットの情報は常にあふれていて『やせ=健康』と思われがち
 ですが、本当にやせる必要がない人までダイエットをすると“やせ過ぎ”と
 なり“肥満”の人よりもさまざまなリスクが高くなるということをご存知で
 しょうか。

 “やせ”とは体格指数(BMI=体重㎏÷身長m÷身長m)が18.5未満のことを
 いいます(18.5以上24.9以下が標準体重、25以上が肥満)。
 例えば、身長150cmでは41.6㎏以下(例41.6kg÷1.5m÷1.5m≒18.5)、
 身長160cmでは47.4㎏以下、身長170cmでは53.4kg以下の人があてはまります。

 “やせ“のリスクとして、例えば平均寿命では”やせ“の人が最も寿命が短い
 という結果が出ています。理由として”やせ”の人は、がんや肺炎などの呼吸
 器疾患、心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳梗塞などの血管疾患の死亡率が高く
 なる傾向が見られました。

 また貧血や低血圧などの症状や骨がもろくなるリスクもあります。
 それだけではありません。特に女性のやせは、卵巣機能が低下し月経不順や無
 月経になったり、妊娠する力の低下や生まれてくる赤ちゃんが肥満や生活習慣
 病になるリスクが高くなることも指摘されています。

 ですから”やせ”に該当する人は、まずBMI18.5以上の体重を目指すことが大切です。

 しかし中には「体重を増やしたくても、増やせない・・・」と悩んでいる方も
 いらっしゃるのではないでしょうか。
 そんな方は下記のような心当たりはないでしょうか。

 (1)食事は1日2回以下である

     食事の基本は1日3食です。
     ついつい忙しかったりすると、食事を後回しにしてしまって「1日2食しか
     食べていなかった」ということはありませんか。
     食事の回数が少なかったり、食べる食品の栄養量が少ないとエネルギー不
     足になるため、筋肉や脂肪を分解してエネルギーを補ってしまいます。
     まずは食事の優先順位を上げて、1日3回、“体を作る材料を補給する”
     という気持ちで食事を食べる時間や補給するタイミングを作りましょう。

 (2)胃腸が弱い                                    

     胃腸が弱い人には、食べられないタイプと食べているのに体重が増えない
     タイプの2タイプありますが、どちらも“消化吸収される量が少ない”
     という共通点があります。
     これを解決するには 
     1)早食いせずに良く噛んで、食べたものを消化しやすくする
     2)無理やり1回量を増やして胃腸の負担が重くならないように、
       消化の良いものを無理なく食べられる量を食べ、間食も含めて少量でも
       食べる回数を増やす

     ことです。

 体重増加にもっとも重要な栄養素は、三大栄養素の炭水化物・たんぱく質・脂質
 です。その中でも炭水化物の多い食品(ごはん・パン・麺類・イモ類など)が増
 えなければ体重は増加しません。またたんぱく質の多い食品(肉類・魚介類・卵
 ・乳製品・豆腐、納豆などの大豆製品)をしっかり食べることで筋肉や血液など
 の体の組織を作っていくので毎食必要です。
 脂質も必要な栄養素ですが、たんぱく質の多い食品に含まれていたり、ドレッシ
 ングなどの調味料からもとれるので、あえて増やす必要はありません。
 むしろ肉の脂身や揚げ物など明らかに脂肪の多いものは胃腸に負担をかけるため、とり過ぎに気を付けましょう。

 食欲があまりない時は、みそ汁やスープの中に卵を溶いて入れたり、そうめんや
 春雨、お麩、ギョウザの皮を切ったもの、小さなもちやあられなどを入れると食
 べやすくエネルギー補給になります。
 ゆで卵1個がお腹にたまってしまう方も、生卵や温泉卵1個をいつものごはんに混ぜると同じ1個の卵でも楽に食べ切れます。
 洋風にするなら、粉チーズやとろけるチーズなどを加えると栄養量が増えます。
 野菜の摂取は、生野菜は消化に時間がかかり、低カロリーになりますので、とろ
 ろ芋など食べやすくてカロリーの高い野菜を足したり、カボチャやじゃがいも、
 さつまいも、ニンジン、トマト、とうもろこしなど糖質の多い野菜を増やし、
 スープにしたりジュースを活用すると、1回に食べる量が少なくても栄養量が増えます。

 間食としては、チーズやレーズン・プルーンなどのドライフルーツは軽くて少量でも栄養価が高く、手軽に食べられます。

 また食事をするときは、飲み物にも注意しましょう。
 氷の入った飲み物やビールなどは胃を冷やして血流を悪くしてしまいますし、甘い飲み物は早めに食欲がストップしてしまいます。食事の前に飲み物が入り過ぎると食事量が減るのでまずは食事を優先しましょう。

 のどが渇いたときは、お茶やお水だけではなく、豆乳・牛乳・ココア・ゼリー飲料・100%ジュースなどで水分補給すると、液体でもエネルギー源になりますので、1回にたくさん食べられない方にはおすすめです。

 体は食べたものから作られます。できることから始めてみて、少しずつ体重を増やし、健康な体を維持できるように心がけてみてください。

 立春も過ぎ、暖かくなってきました。春の訪れを探しに歩くなど、普段より少し体を動かすとお腹も空いて、いつもより沢山食べられるかもしれませんね。


                                                                                   (管理栄養士  柳生 奈美)
 
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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 ☆小児科診療担当変更のお知らせ

 3月19日(土)をもって小児科 安齋医師が退職いたします。
 以降、3月中の火・金・土の小児科診療担当は以下の通りです。

   3月22日(火)  中村

   3月25日(金)  小澤(午前)、澤井(午後)
           2階ワクチン外来は終日伊能
 
   3月26日(土)  澤井

   3月29日(火)  澤井 
 

   
  急な変更がある場合もございます。
  ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
  詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です


                  (患者様サービス担当 越路 公雄)

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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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 ※メールでの医療相談は承っておりません。

〔アドレス追加〕       mm-add@yoga-urban.ne.jp
〔アドレス変更〕       mm-change@yoga-urban.ne.jp
〔配信中止〕           mm-bye@yoga-urban.ne.jp
〔バックナンバー〕     http://www.plata-net.com/blog/yoga/

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