2017/1/27
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2017年 2 月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
年末年始のお休みもあっという間に過ぎ、もう2月も目前です。
2017年は、暖かいお正月でしたが、ここ数日はとても寒い日が続いています。
かと思うと、今度の週末は暖かいようで、寒暖の差が激しそうです。
インフルエンザも流行しています。詳しくは、HOT! Topics に記載しており
ますので、ご参考ください。
外出から戻られた時には、うがいや手洗いをしっかりしてくださいね。
今年立てた目標が、年末には叶いますように!
本年もどうぞよろしくお願い致します。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2017年1月
─ 医療コラム ─> 「脳卒中と高血圧」
─ 栄養コラム ─> 「体によくておいしい魚の油」
― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2017年1月
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インフルエンザが流行しています。
A香港型(AH3)という型が流行の大部分を占め、
この型の成分はワクチンにも含まれているのですが、
効果が出にくい型である、と言われています。
B型インフルエンザの患者さんも、ごく少数ですがおられます。
発熱後48時間以内であれば、抗インフルエンザ薬といわれる、
内服薬のタミフルや吸入薬のリレンザ、イナビルという薬剤が効果的です。
発熱の期間、罹病期間を短縮でき、重症化を予防できること
が証明されています。
微熱程度のインフルエンザの患者様もおられるので、
倦怠感や体の痛みが目立ち、いつもの風邪とは少し違った感覚があれば、
この時期はインフルエンザを疑うべきことをご承知おき下さい。
インフルエンザの流行状況は、以下のページを参考にして下さい。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/flu/2016/Vol19No10.pdf
インフルエンザの右肩上がりの流行とは裏腹に、
昨年来、大流行していたノロウイルス性胃腸炎は、
年末年始は下火になっていました。
しかし、国立感染症研究所は、1月24日に再び増え始めていることを
発表しています。新学期で幼稚園や保育園、学校などが再開したことが
背景にあるとみられています。
感染性胃腸炎の流行状況は、以下のページを参考にして下さい。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/gastro/gastro/
さて、2月からはいよいよスギ花粉症シーズンの到来です。
都内のスギ花粉の本格的な飛散開始日は2月15日頃と予想されおり、
例年どおりです。
今年のスギ花粉の飛散量は、九州・四国・近畿地方など西日本では
非常に多くの飛散が予想されていますが、
関東地方では前年度や例年よりやや少ないという予報です。
例年症状の重いかたは、2月上旬からの治療をお勧めしています。
主治医にご相談下さい。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃医療コラム:「脳卒中と高血圧」
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脳卒中とは、脳の血管がつまったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血)して、
脳の機能が低下する病気のことをいいます。
具体的には急に手足が動かなくなってしまったり、
感覚が麻痺してしまったりします。
また、言葉がうまく話せなくなることや、
意識がなくなることもあります。
日本人の介護の必要となる病気の第1位が、この脳卒中です。
脳卒中を予防するには、高血圧や糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症といった
生活習慣病を早期に発見し、対処しておくことが大切です。
生活習慣病は、血圧・血糖・脂質(LDLコレステロールや中性脂肪)・
尿酸の数値が高いからといって、風邪や胃腸炎のように熱がでたり、
嘔吐・下痢になったりといった自覚症状がでるわけではありません。
数年~十数年にわたり、こうした数値の高い状態をつづくことで動脈が傷み、
脳卒中をおこすようになるので、
ある意味でそれが生活習慣病の自覚症状である、ということが言えます。
しかし、それは命を落としかねない重篤な病状であることは、
言うまでもありません。
今回は、生活習慣病の一つ、「高血圧」について申し上げますと、
血圧の値が高くなると、それに比例して脳卒中の発症率も高くなること、
また、血圧をよい値にコントロールすると、
脳卒中の予防にきわめて有効であることが、統計学的に立証されています。
日本高血圧学会で示された『高血圧治療ガイドライン(2014年)』では、
ご自宅で測定した血圧のコントロール目標を、
・若年・中年者・前期高齢者(65歳~74歳の方) → 135/85mmHg未満
・後期高齢者(75歳以上の方)→ 145/85mmHg未満
・糖尿病や慢性腎臓病(CKD)を患っている方 → 127/75mmHg未満
・脳血管障害や心筋梗塞を患った方 → 135/85mmHg未満
とするよう、推奨しております。
職場健診や区民健診を定期的に受診し、
生活習慣病を指摘された場合には、自覚症状の出ていない早期の段階から、
生活習慣病をよい状態で経過させる事が、
後々の人生の質(Quality of life)を良く保つためにとても大切なことです。
(神経内科専門医指導医 西村敏樹)
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┃▼┃栄養コラム:「体によくておいしい魚の油」
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年が明けてから、寒波が到来するなど本格的な寒さを感じる日も出てきました。
鍋物など体の温まるメニューが恋しい季節ですね。
鍋物の具材としてもおいしい冬の魚のタラやフグ、アンコウ、ブリ、マグロ
などが旬を迎え、『寒』をつけて呼ばれるブリやサバなどの魚は、
寒さが深まる程に脂がのって身が締まり旨味が増してきます。
今回は体によくておいしい魚の油についてお伝えしたいと思います。
私たちが普段の食事で摂っている油は色々な種類がありますね。
牛肉、豚肉、鶏肉、バターなどに多く含まれていて、摂り過ぎると
血中コレステロール値が上がり動脈硬化を引き起こすリスクがある、
といわれている油。
一方、魚油や植物からとれるオリーブオイル、えごま油などに多く含まれていて
血中コレステロールを減らして動脈硬化の予防になるといわれている油。
などがあります。
魚の油としては特に、青魚に多く含まれるDHAやEPAが良く知られおり、
特に積極的に摂りたい油の一つです。
生活習慣病予防のために1日1食は魚を食べることを目標にできるとよいですね。
積極的に摂っていただきたい魚の油をもっとも効率よく摂る方法は、
生で食べることです。
その理由は、魚の油は加熱により酸化しやすいということと、
焼く、煮るなどの料理中に流れ出てしまうことがあるためです。
今が旬のブリやマグロなどを生で食べる方法としては、お刺身が定番ですね。
ひと手間加えてカルパッチョにして「味付けのバリエーション」を
増やしてみるのはいかがでしょうか。
・お刺身をオリーブオイルとゆずこしょうで和え、
塩とレモン汁をかけてあっさりと仕上げる
・しょうゆとバルサミコ酢1:1に粗びき黒こしょう少々を加えたものと和えて
オリーブオイルをかける
この方法で脂ののったお刺身を一味違った美味しさで楽しむことができます。
そのほかに、効率よく油ごと食べる料理法としては、
・ホイル焼にする
・汁物に入れる
・サバやさけなどの水煮缶を汁ごと利用する方法
もおすすめです。
また、ご飯にブリなどのお刺身、つまの大根やしそを刻んだもの、
お茶漬けの素、わさびを入れてお茶漬けにすると、
寒い時期に嬉しいあつあつのメニューが手軽にできます。
そうは言っても、ご家族に小さなお子様や魚が苦手な方がいらっしゃると、
・魚のメニューを敬遠しがち
・レパートリーがあまり増えない
というお声を耳にすることがあります。
魚が苦手な理由としては、骨やくさみがあることではないでしょうか。
お子様や魚の苦手な方にも食べやすいメニューの例として
・衣をつけて調理する
(ピカタや竜田揚げ、唐揚げ、蒲焼きにする)
・くさみを感じにくくする食材や調味料とあわせる
・カレー粉や青のりをまぶす
・磯辺巻きにする
・チーズやマヨネーズを少し加えたマッシュポテトをのせてオーブンで焼く
・卵でとじる
・ ルーを使った料理に入れる
(カレー、シチュー、グラタンなど)
方法などがあります。
このような料理方法を取り入れながら、いつもの肉の定番メニューで、
肉の代わりに魚を使ってみてはいかがでしょうか。
カレーに肉の代わりにサバなどの水煮缶を入れると手軽に骨ごと食べられますね。
他にも、
・餃子をひき肉の代わりにマグロやアジなどの魚のたたきやみじん切りで作る
・餃子の具にしょうがのすりおろしやしそなどの香味野菜を多めに入れて、
ゆでて水餃子とする
つけだれをレモン醤油やポン酢にするくさみも感じにくくさっぱりと食べられます。
普段魚を食べる機会が少なめだなという方は、動脈硬化予防の為にも、
ぜひひと工夫加えて、食卓により多く魚料理を取り入れてみてはいかがでしょうか?
(管理栄養士 堀井智子)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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☆医師休診
・野間口医師 1月27日(金)休診 → 代診 宮坂医師
28日(土)休診 → 代診 久富医師
2月20日(月)休診 → 代診 西村医師
22日(水)休診 → 代診 内山医師
急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です
(患者様サービス担当 越路 公雄)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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