2017/9/26
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2017年 10 月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
朝晩が涼しくなり、日が落ちるのも早くなりました。
標高の高い乗鞍高原(長野県)などでは、紅葉も始まっているようです。
最近は春に運動会を実施する学校が増えているようですが、
私の娘が通う小学校では、今週末に行われます。
徒競走と団体演舞をするようですが、成功させてほしいものです。
その前に、晴れてほしいですね。
早いもので、もうインフルエンザの予防接種をご案内する時期です。
昨年実施致しました「インフルエンザ予防接種専門外来」は、
今年も実施予定です。
詳細は、来月にご案内させていただきます。
寒暖の差で体調を崩されませんよう、お気を付けください。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2017年9月
─ 栄養コラム ─> 「高齢者のための健康的な肉の食べ方」
― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2017年9月
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いきなりTVドラマの話になり恐縮ですが、今年の夏は、
「コード・ブルー(ドクターヘリ緊急救命:3rdエディション)」に見入って
しまいました。
山下智久君(山P)扮する藍澤先生と新垣結衣ちゃん(ガッキー)扮する白石先生
を主人公にした、救命救急センターで働く医師の成長や葛藤を描いたドラマです。
9年前と7年前に放送され、今回は3回目の新シリーズということで、
当時は駆け出しのフェローだった山Pやガッキーが、
今シリーズでは立派な指導医として成長した姿が描かれています。
救急現場の緊迫感や若手医師の心の感情を繊細に描出しているところが興味深く、思わず1st(9年前)や2nd(7年前)もネットで視聴してしまいました。
自分も若かりし頃、救命救急センターに24時間体制で勤務していたことがあります。
「人の命を救う尊さ」を改めて実感させられた次第で、
この年齢になりながらドラマに感化されてしまう自分が恥ずかしいところです。
残念ながらドラマは最終回を終えてしまいましたが、
来年は映画化されるそうで、楽しみでなりません。
それにしても、このドラマを監修されている先生、すごいと思います。
出演者も素晴らしい!
さて、前置きが長くなりました・・。感染症の流行情報です。
夏風邪(普通風邪)で受診されるかたが比較的目立ちますが、
のどの痛みと高熱をきたす、アデノウイルス感染症と溶連菌感染症が多いようです。
ともに扁桃腺が腫れることが多く、
鑑別のために迅速検査を施行することがあります。
インフルエンザは、他地域ではちらほらと報告があるようですが、
当院ではまだ散見される程度で、流行はみられません。
10月から今年度のインフルエンザワクチン接種を開始します。
(別コラムをご参照下さい)
また、昨年から新しい取り組みとして始めた、
「インフルエンザワクチン専門外来」も好評につき、
今年も11月の土曜日に開催する予定です。
詳細は改めてアナウンスいたしますので、もうしばらくお待ち下さい。
9月24日から30日は結核予防週間です。結核は過去の病気ではなく、
昨年も1万7千人を超える新規の患者さんが発生しています。
東京都だけでみても2340人の新規発症者がいて、
その半数以上が60歳以上の高齢者です。
長引く咳を、風邪と思っていたら結核だったということもありうるので、
2週間以上咳が続く場合は医療機関を受診しましょう。
結核については、以下のページをご参照下さい。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/09/11/documents/04.pdf
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:「高齢者のための健康的な肉の食べ方」
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厚生労働省がおこなっている国民健康・栄養調査によると、
高齢者の低栄養傾向(BMI20以下:BMI=体重㎏÷身長m×身長m)にある割合は、5人に1人くらいで、かつ年々増加傾向にあります。
高齢者の低栄養での問題の一つに、要介護リスクを高めてしまうことがあり、
なかでも老化に伴う筋肉量の減少に、低栄養による筋肉量の減少が加わると、
ロコモティブシンドロームの原因になるといわれています。
ロコモティブシンドロームとは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった
運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった
機能が低下している状態のことをいいます。
進行すると、日常生活にも支障が生じてきます。
この飽食の時代に低栄養?!と驚かれるかもしれませんが、
ある高齢者の食事例として
【朝:パン、牛乳/昼:ごはん、みそ汁、焼魚/夜:ごはん、野菜炒め】
となると、1日3食は摂っていますが、1日に必要な栄養を満たしてはいません。
特に深刻なのは、肉類を避ける傾向が強いことです。
若いときは食欲が旺盛で好んで肉を食べていた方も、
年齢を重ねてくると「年だから」とか「コレステロール値が上がる」という理由で避けるようになることが多いようです。
結果、3食きちんと食事を摂っていても、肉類に含まれる「たんぱく質」が不足して、低栄養状態に繋がりやすくなります。
<肉などの動物性たんぱく質が不足すると…>
・免疫力が落ちて感染症にかかりやすくなり、回復力も低下する
・老化スピードが速くなり、認知機能の低下を引き起こす
・転びやすくなり、骨折の原因になることもある
・血管を弱め、高血圧や脳卒中が起きやすくなる
「たんぱく質」は、筋肉や血管、免疫細胞などの機能に不可欠な成分です。
魚や大豆にもたんぱく質は多く含まれていますが、
肉類は鉄分や脂肪なども含まれているので、効率よく栄養が摂れるという利点が
あります。また、肉の種類によっても特徴があります。
<牛肉の特徴>
・鉄欠乏性貧血の改善に効果的なヘム鉄が豊富
・体脂肪が燃焼される際に消費されるカルニチンが豊富
・食物の消化や代謝をサポートする酵素になる亜鉛が豊富
<豚肉の特徴>
・糖質をエネルギーに変えるために必要で、疲労回復効果があるビタミンB1が豊富
<鶏肉の特徴>
・動脈硬化の引き金になる飽和脂肪酸を含む量が、牛肉・豚肉に比べ少ない
・疲労回復効果が期待されるイミダペプチドや、アルコール分解に必要なナイアシンが多い
成人が1日に必要とするたんぱく質の推奨量は、男性60g、女性50gです
(主治医から食事の指示が出ている場合は、指示に従ってください)。
食品でのおおよその1日目安量は、
肉【男性90g・女性60g】
魚【男性90g・女性60g】
豆腐【男性1/3丁(100g)・女性1/6丁(50g)】
卵 1個(50g)、
牛乳コップ1杯弱を合わせた量
になります。偏らず、バランスよく摂ることが大切です。
肉類を、食べにくい、必要量を食べるのが難しいなどの理由で敬遠されている場合は、調理や摂取量を増やすための工夫で解決し、積極的に食事に取り入れてみましょう。
<食べやすくするための工夫>
・薄切り肉もひき肉も、ある程度、脂のある部位の方が柔らかく食べやすい。
・ひき肉料理には、小麦粉を混ぜると冷めても柔らかく、
蒸し焼きにすることでしっとり仕上がる。(ひき肉300gに小麦粉大さじ1と1/2位)
・片栗粉をまぶしてゆでると、つるんとした食感で食べやすくなる。
・梨、キウイフルーツ、パイナップル、リンゴなどを、
絞ったりすりおろしたものに15分ほど漬け込むと、果物の持つ酵素により柔らかくなる。
塩こうじやヨーグルトでも柔らかくなる。
・片栗粉やコーンスターチ、ゼラチン、とろみ調整食品などを利用し、
あんかけ風にしたりとろみのあるタレにからめると食べやすくなる。
<摂取量を増やすための工夫~いつものメニューに肉をプラス~>
・みそ汁に肉を加える。(肉をプラスすると、だしが出て味噌が少なめでもうま味が増す)
・サラダやあえ物にも野菜だけでなく、ゆでたり、蒸した肉を加える。
・ご飯に混ぜる。(細かく切って炊き込んだり、味付けした肉を炊きあがったご飯に混ぜる)
肉類や脂を控えた食事が健康に良いとされるのは、
生活習慣病の原因になるメタボリックシンドローム予防のためですが、
それが有効なのは40代~50代くらいまでといわれています。
60歳を超えての粗食は老化に繋がり、健康にとって害が大きくなることもあります。
また、肉類には、幸福ホルモンともいわれるセロトニンを作り出す原料となる物質が多く含まれ、精神を安定させ『老人性うつ』予防にもなるといわれています。
一定量の肉を食事に取り入れることを意識して、心と体の健康作りに役立てましょう。
(管理栄養士 石田晴美)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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☆10月2日(月)より、インフルエンザの予防接種を開始予定です。
○接種費用 4,200円(1回目、2回目とも)
1~15歳(中学3年生まで)の世田谷区民の方は、
助成券記入で3,200円になります。
※生年月日が平成29年1月1日~1月31日の方は、1歳になっても
助成の対象とはなりませんので、ご注意ください
【ご注意】
・お時間、ワクチンともにご予約は承っておりません
・中学生のお子様は、予診票に保護者のサインがない場合の接種は
お受けすることができません
お一人での来院の際は、前もって保護者の方による予診票のご記入
をお願いいたします
【インフルエンザ予防接種専門外来(予定)】
・11月の土曜日の4日間、院内感染防止と待ち時間緩和のために
インフルエンザ予防接種のみを行う専門外来を計画しております。
・詳細につきましては10月以降、院内掲示やホームページで適宜お知らせ
予定です。
☆休診予定
・田中医師 10月 14日(土)代診 未定
・小島医師 10月 14日(土)代診 未定
・風戸医師 11月 1日(水)代診 未定
急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です
(患者様サービス担当 越路 公雄)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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