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用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2022年8月号

2022/7/29

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┃■┃■┃ 月刊  用賀アーバンクリニック通信 2022年 8月号   ┃■┃■┃

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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━

梅雨明けで猛暑日が続いたら、雨続き。なんだか不思議な天気です。

電力不足、水不足の心配もありそうです。

どちらも、生死にかかわることなので、

節電/節水に気をつけていきたいものです。

HOT! Topicsにも記載頂きましたが、先週あたりから、

「発熱・かぜ様症状外来」に多くの方が来院されております。

一般外来の診察時間もあり、人数制限を行っております。

オンライン診療も枠を増やしておりますが、なかなかお応えできない現状ですが、なにか進捗がありましたら、ホームページ/LINE等でご案内致します。

子どもたちは夏休みに入っています。

遊びに行くよ!という方もおられるかと思いますが、

ワクチン、感染対策等、しっかりして頂くよう、お願いしたいと存じます。

それでは、今月の情報をどうぞ!

                   (患者様サービス担当  正者 忠範)

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┃▼┃INDEX

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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2022年7月

─ 栄養コラム   ─> 「冷たいものは栄養が減る?! 」

― クリニック情報  ―> クリニックからのお知らせ等

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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2022年7月

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新型コロナウイルス感染症の「第7波」

全国で感染拡大がかつてない規模で広がっています。

1ヶ月前のこのメールマガジンの原稿を書いている時点では、

横ばいから微増傾向だったのが、あっという間に広がりました。

医療の逼迫もあっという間で、すでに救急搬送困難事例が多発しており、

コロナ以外の急病でも受入先がなかなかみつからない極めて深刻な状況です。

発熱外来も各地でパンクしており、

患者様が殺到して全ての患者様の診察が不可能な状態です。

当院の「発熱・かぜ様症状外来」も朝の8時から8時30分の受付で

運用してきましたが、このところは、朝の7時30分前後には定員を超えて、

お断りしないといけない患者様が多いのが現状です。

定員15名のところを臨時的に20名を受け入れるようにし、

あぶれた人の中で、オンライン診療にまわっていただく等、

一人でも多くの患者様を診察できるように努力はしているものの、

全ての患者様に対応できていないのが現状です。

政府は受診する人の数を抑えようと、検査キットを配り、

自主検査を促す対策を打ち出していますが、効果はまだ不透明な状態です。

このような状況の中、発熱外来の対象者を絞るべきだ

という意見もでてきています。

優先すべきなのは、高齢者や重症化リスクとなる基礎疾患を抱えた患者様です。

そのような方が、速やかに診察され治療に結びつけられるような体制が

望ましいのは言うまでもありません。

状況を見極めて、当院の「発熱・かぜ様症状外来」の運用を

適宜見直していきたいと考えています。

さて、現在、第7波の流行の主流となっているのが

オミクロン株の亜系「BA.5」です。

第6波の主流がオミクロン株の「BA.1」でした。

4月から5月にかけて「BA.2」が主流となり、6月下旬から現在の「BA.5」に

流行している亜系統が変化を遂げてきているのです。

フランスの調査によると、「BA.5」は「BA.1」に比べて、

鼻水、下痢、味覚・嗅覚異常の頻度が高く、

症状が持続する期間も4日間から7日間と長いという報告されています。

COVID-19の症状は個人差もあり様々ではあるのですが、

成人が罹患した場合、倦怠感や悪寒が強く、数日間の発熱と、のどの痛み、

咳、痰、鼻水の症状をきたす人が多いです。

インフルエンザの症状に似ていますね。

「BA.1」の流行期には影をひそめていた

味覚・嗅覚障害を併発される患者様も散見されます。

さらに、「ケンタウロス」と呼ばれるオミクロン株の新たな変異株である

「BA.2.75」が第8波の主流になるのではと懸念されています。

「BA.2.75」とは、「BA.2」系統から変異した75番目の亜種という意味です。

「BA.5」の3.24倍の感染力があるとされている「ケンタウロス」は

すでに日本でも数例報告されており、第7波のピークアウト前に起こり、

ピークの山がさらに大きくなる可能性も指摘されています。

今の3倍以上の感染力があるとは、想像を超えて言葉も出ないですね・・。

まだまだわかっていないことも多い「BA.5」や「BA.2.75」ですが、

一つ言えることは、まだまだコロナとの戦いは続くということです。

感染が下火になりしばらく安定した状態になると

コロナは終わっていくだろうと、期待するものですが、

変異を繰り返しながら新たな波をおこし続けているのです。

今回、政府は「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」などの

行動制限を求めていませんが、

個人個人ができる標準的な感染対策はコロナ当初から全く変わっていません。

屋内での正しいマスクの着用、こまめな手洗い、部屋の換気を心がけ、

3密を極力避けて、3回以上のワクチン接種をすませておくことです。

普段からの睡眠時間の確保と規則正しい生活も心がけていきたいものです。

自戒を込めて。

                        (院長 田中 勝巳)

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┃▼┃栄養コラム:「冷たいものは栄養が減る?!」

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暑い夏は、ひんやりつめたいものがおいしく感じますね。

ビールやかき氷など冷たい食べ物や飲み物をとりすぎると

お腹が痛くなった経験をされている方もいらっしゃると思います。

お腹が痛くなくてもいつもの便より緩く下痢気味になるような時は、

しっかり食べていても大切な栄養が十分に消化吸収されていない

ということになります。

吸収されないということは、体力の低下につながりますから、

このコロナ禍、感染症予防の観点からも避けたいものです。

そこで今回は、冷たいもので栄養量を減らさない食べ方についてお伝えします。

私達の体は、気温が高く、汗がたくさん出るような場面や、

スポーツをしているときは、適度に冷えた飲み物を摂ることにより、

体内の温度を少し下げることで熱中症を防ぐことができます。

しかし、食事の時に働く、食べたものを消化して吸収されやすい形に分解する

働きをする消化酵素には、最適な温度があります。

それは私たちの体温である37℃前後です。

消化酵素は、唾液や胃液、すい液(すい臓から分泌)、腸液から

分泌されています。

『唾液』ではでんぷんの分解酵素が働き、

肉や魚などのたんぱく質は『胃液』『すい液』『腸液』から、

脂肪は『すい液』で消化吸収しやすくします。

ですから、冷えた飲み物などが多すぎると、

一気に体内温度を下げてしまうため、

消化酵素が効果的に働かないことになります。

しかも、胃腸にある血管は、冷たい刺激によって収縮してしまうので

血液の流れを悪くし、腸の運動を活発にさせてしまいます。

するとますます消化不良となり、ひどい場合は下痢をおこしてしまうわけです。

私達の体は、どんなにバランスの良い食事をしても、

消化されて吸収できなければ、体の栄養になりません。

口に入れるまでよりもむしろ入れてから、

どれだけ栄養を吸収するかが重要なのです。

間違っても、痩せたいからと下痢でやせるようなことをすると、

栄養障害で体力が低下するだけでなく様々な病気の危険性が高まります。

冷たいものが少量であったり、

温かいものと一緒に食べたり飲んだりするときは、

体内温度があまり下がりませんが

「ビールに氷を浮かべたそうめんと冷や奴、デザートにスイカ」、

あるいは「氷の入った飲み物に冷やし中華、デザートにアイス」など、

よくある夏の食事は消化不良の条件が重なりやすくなります。

せめて食後のお茶やコーヒーは温かいもので締めくくることが

できたら良いのですが、なかなか難しいことですよね。

そこで、どこでもできることは、氷入りを避けたり、一気飲みをしたりせず、

ゆっくり飲む、ゆっくりよく噛んで食べることです。

これは食べ過ぎや飲み過ぎの予防にもなり、

内臓をいたわりながら効果的に栄養を吸収することができる食事のとり方です。

冷房の効いた中では、食事中や食後の水分補給は、

常温や温かいものがおすすめです。

消化酵素の効きを良くする体に優しい食事の温度、

今日からちょっと気にしてみませんか?

                      (管理栄養士 蛯原 啓子)

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┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ等

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☆夏期休診

・8月11日(木/祝)~8月16日(火)

☆休診

〇増田医師が体調不良のため、引き続き、休診となります。

8月中 代診 福富医師

急に変更がある場合もございます。

最新の情報は、ホームページ/LINE等でご案内致します。

                (患者様サービス担当 松葉 広昭)

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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━

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