MAIL MAGAZINE

用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2020年9月号

2020/8/31
┏━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━┳━┓
┃■┃■┃ 月刊  用賀アーバンクリニック通信 2020年 9月号   ┃■┃■┃
┗━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┻━┛

━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━

毎日暑いですね。
それでも陽が落ちて暗くなるのが早くなってきており、季節の移ろいを感じます。
マスクでの生活もすっかり定着しましたが、やはり窮屈ですよね。
とは言え、まだまだ感染対策には充分注意を払い、生活していきましょう!

先月、野球に行きたいと書きましたが、
抽選があたり、先日、横浜スタジアムに行くことが出来ました。
観客も5,000名に制限され、トランペットなどの応援もなく、静かな球場でした。
ボールを打つ音、キャッチの音、選手達のベンチからのかけ声など、
今まで聞こえなかった音の聞こえる、不思議な感覚でした。
これが日常になるのかもしれませんが、やはり寂しい気もします。

用賀アーバンクリニックでは、禁煙外来を開始します。
クリニック情報に掲載しておりますので、ご参照ください。
それでは、今月の情報をどうぞ!
                   (患者様サービス担当 正者 忠範)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃INDEX
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2020年8月

─ 栄養コラム ─> 心の元気は食事から その2

─ クリニック情報 ─> 禁煙外来を開始します!

— クリニック情報  —> 休診、クリニックからのお知らせ等

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2020年8月
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続いています。
7月末をピークに緩やかに減少してきているという見解ですが、
重症者数は遅れて増加してきており、
感染対策など警戒を緩めるべきではないとされています。

引き続き、3蜜を避けること、安全な距離を保つこと、こまめな手洗い、
室内換気を徹底していきましょう。
多くの皆様が接触確認アプリ(COCOA)をスマートフォンに
インストールしていただくことも重要です。

先月号でお伝えしたとおり、コロナに対する心構えは、

「過度に恐れず、適度に備える」

ことです。

ウイズコロナの時代を引き続き警戒を緩めることなく、
過度に恐れずに日常生活を送っていきたいものです。
ちなみに、発熱外来中に新型コロナウイルス感染症を
積極的に疑う患者様もそれほど多い状況ではありません。

今年はコロナ対策の影響なのか、夏に子どもを中心に流行する
「手足口病」「ヘルパンギーナ」「プール熱」等、
毎年このメールマガジンでもご紹介する感染症の流行が記録的に低い水準で
推移しています。

「手足口病」にいたっては昨年の100分の1の流行規模で、
「ヘルパンギーナ」も過去10年平均の10分の1程度にまで抑えられているようです。
当院を受診されるこうした感染症の患者様も
例年とは比べものにならないほど少ない状況が続きます。

さて、世田谷区が区内全ての介護施設職員や保育士ら計2万人を対象とした
PCR検査を公費を用いて一斉に行うということが発表されました。
様々なメディアで賛否両論をよんでいますが、
現在、私たちが発熱外来で新型コロナウイルスを疑い、
手配しているPCR検査(医師会にあるPCR検査センター)とは異なるもので、
区独自の事業であることをご理解ください。
具体的にどこで誰が検査を実施するのかはまだ公表されていないようですが、
病院やこうした医師会のPCR検査センターで請け負うものではない
独自の検査体制ということになります。
どのような運用になるのか、これから注視していきたいと思います。

                        (院長 田中 勝巳)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃栄養コラム: 心の元気は食事から その2
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先月、心が元気でいるためのポイントとして朝食の重要性についてお伝えしました。
今月は、どんなものを食べるとやる気がでて心が元気でいられるか、
ということについてお伝えします。

やる気を高めるには、脳のドーパミンという脳内の神経伝達物質を増やすことが
効果的だとされています。
ドーパミンを食事で増やすには、ドーパミンの材料であるたんぱく質を摂取することが必要です。
暑い夏はそうめんやざるそばのようなめん類で済ませがちですが、
炭水化物が中心のめん類やおにぎり・パンだけではたんぱく質が少ないため
脳のドーパミンが不足しやすく、やる気が起きにくくなります。

また、めん類やおにぎり、パン以外にもアイスやお菓子など甘いものが多く、
卵や肉、魚などのおかずをしっかり食べていないと、ビタミンB1や鉄の不足も起こりそれが疲れやすさやだるさの原因となることがあります。

肉や魚、卵や豆腐、乳製品などは代表的な良質なたんぱく質の多い食品ですが、
単にから揚げや刺身、ヨーグルト等をたくさん食べればよいということではありません。
良質なたんぱく質がよりよく体に作用するには、野菜や海藻、ナッツ類などに含まれる様々な栄養素が一緒に定期的に入るという相互作用が効果を上げるポイントとなります。

忙しかったり、寝坊するなどして食事を抜いたり簡単にすませたときに
すぐにやる気がでなくなるわけではありません。
1日3食食べていても、必要な栄養素が足りないことが繰り返し起こると
その食習慣がだんだんやる気という精神的な部分にも影響してしまいます。

それぞれの栄養素は単独で存在しているわけではなく、様々な食品に含まれています。

皆様の食卓は色とりどりの食事が並んでいるでしょうか?

栄養素の種類を増やす方法の一つはいろいろな色の食品を選んで食べることです。

白いご飯に茶色の肉や魚、緑や赤の野菜があって、黄色の卵、黒い海苔など、
食事を色でみて色の数が多いメニューを心がけてみましょう。
料理の色の数が多いと栄養のバランスも整いやすくなります。

適切な食事のバランスになる量は、肉や魚がこぶし一つ分(じゃんけんのグー)あるとき、野菜は手のひら大(じゃんけんのパー)、
それをごはんやパンなどの主食と一緒に食べるのが、おおまかな目安です。

基礎疾患のある方、スポーツをされる方は、食べるタイミングや適量に差があります。
個別に知りたい方は、木曜日、もしくは土曜の栄養相談でお尋ねください。
(予約制です。主治医・スタッフまでお声掛けください。)

                      (管理栄養士 蛯原啓子)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃クリニック情報:禁煙外来を開始します!
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

昨今、飲食店での禁煙(分煙)や歩きたばこの厳罰化など、
喫煙に関する制約がかなり大きくなって参りました。
喫煙は、家庭医クリニックとして、かかりつけの患者様の体調管理をしていく上で、重要な治療阻害因子となり得ます。

そこで、当院でも、禁煙外来を開始致します。
治療経験豊富な家庭医による疾病管理を行い、投薬も院内で可能です。
喫煙は体によくないことだと知りつつも止められない方、一緒に治療してみませんか?

【大石医師より/喫煙による弊害】

「喫煙は百害あって一利なし」です。
喫煙=肺癌のイメージが強いと思いますが、肺癌のリスクが4.8倍上昇するだけでなく、咽頭がん5.5倍、尿路癌5.4倍、食道癌3.4倍とその他の癌のリスクも上昇します。
喫煙が原因で発症する病気は癌だけではありません。
慢性閉塞性肺疾患といって、酸素を身体中に送る肺の末端の肺胞が壊されていき、息切れ・動悸などの症状が出る病気も90%は喫煙が原因です。
症状がひどくなると酸素を吸いながら生活(在宅酸素療法)する必要も出てきます。

喫煙はご自身の健康だけでなく周囲の方の健康も奪います。
他人のタバコの煙を吸う(受動喫煙)においても
肺癌のリスクは1.3倍に増える事が知られています。

また、コロナと喫煙の関係についても言われております。

最近の研究では喫煙者は非喫煙者と比較しコロナウイルス感染症にかかると
人工呼吸器装着、死亡するリスクが3倍になることが報告されております。
また年齢や基礎疾患(糖尿病、高血圧など)と比較しても
重症になる最大のリスクであることも報告されています。

(参考リンク)※一般社団法人 日本禁煙学会ホームページ
http://www.jstc.or.jp/modules/information/index.php?content_id=245

【FAQ】

Q1. 禁煙外来受診を希望します。どのようにしたらよいでしょうか?

A1. 初回は大石医師の担当となります
火曜日、金曜日、土曜日にご来院ください

Q2. 費用はおいくらでしょうか。

A2. 保険診療となりますので、5回の受診で20,000円程度(3割負担)となります。

Q3. 治療のスケジュールは?

A3. およそ3ヶ月で5回の受診が必要です。
内服薬(チャンピックス)による治療となります。

Q4. チャンピックス服用の副作用、注意点はありますか?

A4. 【副作用】

・頭痛 ・不眠 ・不安 ・嘔気 ・便秘 ・普段と違う夢を見る

※上記のような症状がある場合、担当医にご相談ください

【注意点】

・めまいや眠気等の症状が現れるという報告があるため、
自動車の運転など、危険を伴う機械の操作はしないでください

Q5. 吸い始めてしまった場合はどうなりますか?

A5. 保険診療での禁煙治療は中止となります。
1年後に再度、保険診療での治療が可能となります。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆乳幼児健診/ワクチン外来増枠

乳幼児健診/ワクチン外来枠を「金曜日午前中」にも枠を設定致しました。
担当は、9月より小児科を担当する増澤医師となります。

【乳幼児健診/ワクチン外来】

・水曜日 14:00〜17:00
・金曜日  9:00〜11:30
14:00〜17:00
・担当 増澤雷吾医師
・完全予約制

急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄、LINE、Facebookにも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。

               (患者様サービス担当 浅野 悠)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このメールマガジンは、用賀アーバンクリニックの患者様に、より便利かつ
安心して医療サービスを受けて頂きたいと願い、発行しています。

メールマガジン内容に関するご意見やお問い合わせ、アドレス追加・変更、
配信中止の際は、お手数ですが以下のメールアドレスまでご連絡下さい。

※メールでの医療相談は承っておりません。

配信中止:mm-bye@yoga-urban.ne.jp
アドレス追加:mm-add@yoga-urban.ne.jp
アドレス変更:mm-change@yoga-urban.ne.jp

〔バックナンバー〕http://www.plata-net.com/blog/yoga/

■ 発行 用賀アーバンクリニック メールマガジン編集部
Copyright(c)2020 Yoga Urban Clinic.All rights reserved.

バックナンバー一覧へ
ページの先頭へ戻る