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用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2020年8月号

2020/7/31
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┃■┃■┃ 月刊  用賀アーバンクリニック通信 2020年 8月号   ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━

変わらず、新型コロナウイルス感染症が猛威を奮っています。
当院では、電話等によるオンライン診療を行っておりますが、
ここ数週間は、発熱者や咳症状でオンライン診療をご希望なさっているケースが、見られるようになりました。
具合が悪いときに無理に来院されることなく、
ご自宅に居ながらにして、お薬の配送も可能です。ぜひご活用下さい。
https://yoga-urban.jp

私が大好きなプロ野球も観客を入れての試合が始まりました。
大きな声援等は禁止されているのですが、選手達の力になっているでしょうか。
その機会があれば、きちんと対策をして、私も行ってみたいです。

今月は、コロナウイルス感染症予防の知識を、HOT! Topicsに、
これからやってくる「「夏」の勘違いしやすいこと』を医療コラムに記載しております。
栄養コラム含め、どうぞご参考下さい。

それでは、今月の情報をどうぞ!
                   (患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2020年7月

─ 栄養コラム ─> 心の元気は食事から その1

─ 医療コラム ─> Dr.大石の簡単医療講話 『夏に勘違いしやすい2つの点について』

— クリニック情報  —> 休診、クリニックからのお知らせ等

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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2020年7月
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新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続いています。
検査数が多いこと、重症者数が少ないことなどから、
第1波のピークの状況とは異なるという見解ですが、
東京都内の感染者数は増え続け、
これまで20〜30代中心の患者層から40代以上の中高年にも波及してきました。
東京都の重症者も一時は5人ほどまで減少していましたが、20人以上に上昇してきています。
また東京近郊の関東圏から、全国的にも感染者数が増加の傾向をみせており、
まさに緊張感をもって今後の動向に注視していく必要がある状況です。

コロナに対する心構えは、「過度に恐れず、適度に備える」ということにつきます。

恐れすぎてあらゆるものを消毒しないと気がすまない状況や、
どこにも出かけられなくなるような事態もいけないし、
感染対策をほどこさずにお気軽に外出して密になることもよくないことです。
そのためには正しい知識を身につけることが非常に重要です。以下の文言をご参照下さい。

●予防についての正しい知識(イーク有楽町院長 木下美香先生より)

新型コロナの感染は、感染した人の咳やくしゃみで飛ぶ唾液に含まれるウイルスが、他の人の目・鼻・口の粘膜につくことで広がると言われています。
「3密」の状況では、それが起こりやすいので感染が広かることがわかっています。

また咳エチケットを怠ったり、着けたマスク面を手で触ったりすることで唾液が手につくと、その手で触った場所にもウイルスがつき、それが他の人の手について汚染か広がってしまいます。
目に見えない「塗り立てのペンキ」が人の手や唾液で広がるようなもの、
とうまく表現した医師がいます。

しかし「塗り立てのペンキ」を恐れて、あらゆる人やものに触れるのをこわがったり、買ってきたものを全てアルコールで消毒したりしようとすると、
いつ何時も気が気ではなく、外に出るのがこわくなり、長い間続けることには無理があります。

それよりも、「塗り立てのペンキ」はどこにでもあるかもしれないことを受け入れ、「ペンキ」を目・鼻・口の粘膜に付けないことに注目すると、
リラックスして効果的な対策ができるのではないでしょうか。

具体的には、飲み物を飲む時、食へ物を食べる時、メイクをする時など、
目・鼻・口に触る直前に、石けんで手や指・爪の中までくまなく水洗いすること
(手洗い場が遠いなど、直前に手洗いが出来ない場合は、
アルコール消毒薬を乾いた手や指にくまなく擦り込むこと)や、
無意識のうちに鼻や口に手で触るのを防ぐためにマスク(布でもよい)をすることは効果があります。
またマスクには、自分の唾液で他人に「ペンキ」を飛ばさない役目もあります。

コロナウイルスをペンキにたとえ、
そのペンキは手洗いや消毒で簡単に落とせるのですよという表現がとてもわかりやすいですね。

さて、このような状況の中、
当院では、引き続き「発熱・かぜ様症状外来」と「一般外来」の時間帯を分けながら、感染対策の徹底をはかっています。また「オンライン診療」も継続して承っています。

「発熱・かぜ様症状外来」を受診していただく患者様は以前より増えている状況ではありますが、新型コロナウイルス感染症を積極的に疑うような患者様は実はまだわずかな状況です。
これから夏の暑い時期にさしかかります。
感染対策だけでなく、熱中症予防にも注意を払いながら日常生活を送っていきましょう。

                         (院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム: 心の元気は食事から その1
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栄養相談では、長引くコロナの影響によるストレスで何をするにもやる気が起きないという声をよく聞くようになりました。
自粛による運動不足も手伝ってますます心身の健康への影響も心配ですね。

そこで心を元気にする食事について2回に分けてお伝えします。

やる気を起こすのは心の働き、つまり脳の仕業。
私達の体は毎日少しずつ作り変えられています。
脳も同じです。
その脳に必要な栄養が不足していれば、
本来の力を発揮できないというのは冷静に考えてみるとごく当たり前のことだと思いませんか?

最近、うつ病などの精神疾患も栄養学的な研究・報告も増え、『栄養療法』として食事を治療の一つの手段として取り組んでいるというところも増え始めました。
これは、食事が『タイミング』と『質』次第で違うことがわかってきたからです。

食べるタイミングについては特に朝食が効果的だとわかってきました。
実際、患者さんのやる気がおきない方の朝食は、
食べていないか、もしくは毎日決まった時間に食べられていません。
朝食を食べていなくても脳が1日に必要な栄養量はある程度決まっていますから、栄養量が足りなければ、それなりに節約したり、質を落として維持をしていきます。
脳は感情だけでなく、全身に指令をだすところですから、
それが続くと当然、体は不具合が起きてしまうのは自然な流れです。

今、やる気がおきないと感じる方におすすめしたいことは、
休日もほぼ同じ時間に朝食を食べるようにすることです。

生活リズムを整えるには何を食べるかの前にまずは、
定期的に食べることから始めましょう。
栄養バランスも大切ですが、
朝の食事が定期的に食べられることができていれば腸の健康につながります。
まずは大事な栄養を1日のスタートに効率よく吸収できることが、
脳にも必要な栄養が届くことになります。

朝ごはんはやる気を起こす大事なスイッチです。
昼や夜にどんなにしっかり食べても、
朝食のメリットには病気や肥満予防にもたくさんの報告があり、
効果は何倍にも及ぶことがわかっています。
朝ごはんが毎朝おいしく食べられる過ごし方をすることは、
夜の過ごし方、食事のとり方や睡眠の質の向上にもつながります。
少しずつできることから始めてみませんか。

                       (管理栄養士 蛯原啓子)
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┃▼┃医療コラム:Dr.大石の簡単医療講話 『夏に勘違いしやすい2つの点について』
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寝苦しい夜が続いていますが,皆さん如何お過ごしでしょうか?
本日は夏に勘違いしやすいことについて2点お話させていただきます。

1つ目は、熱中症や胃腸炎などで、食事が摂れないくらい体調が悪い時の薬の飲み方についてです。

皆さん、担当医から内服薬は忘れずに飲むよう説明されていると思います。
しかし、『食事も摂れないくらい体調が悪い時』や『下痢・嘔吐の症状がひどい時』には飲まない(投与しない)方がいい薬があります。

代表的なものは,インスリン、経口糖尿病薬、降圧薬、利尿薬などです。
水分・食事が摂れない状態は、低血糖や脱水になっている可能性もあり、
普段通りこれらの薬を飲んでしまうと重度の低血糖や低血圧になる恐れがあります。

低血糖を起こすと冷汗や嘔気、手の震え、更には意識障害を起こすこともあります。
低血圧ではふらつき、立ちくらみなどの症状が出てきます。
また、夏は室内でも熱中症になることがあります。
水分が十分に摂れない状態で利尿薬を飲み続けると脱水がさらに進行してしまいます。
一方で、風邪気味だけど食事はしっかり摂れている、一回下痢したけどその後は落ち着いている、という時は過度の心配は不要です。しっかり内服して頂いて大丈夫です。
いずれにせよ、心配な症状が続く時は一度受診いただき、休薬した方がよい薬があるか相談してみて下さい。

2点目は夏の水分のとり方です。

運動や屋外での活動では、汗と共に多くのミネラル・水分が失われていきます。
そのため、糖や塩分(塩化ナトリウム)を含んだ飲料水を飲むべきです。
しかし現在高血圧で加療中の方で、クーラーの効いた部屋でのデスクワークや自宅生活をされている方は、必要以上に塩分を含んだ水分を摂る必要はありません。

日本人の1日平均塩分摂取量は約10gと適正量を超えた塩分を摂取しており、
過剰な塩分摂取は高血圧の原因になります。
そこで更に経口補水液で塩分を摂取することは、
血圧の更なる上昇につながる恐れがあります。
汗をかかない環境であれば常温のお水、麦茶で十分です。

情報に惑わされることなく、水分をしっかり摂るようにしましょう。
当院では栄養士による栄養相談も行っております。
『夏を乗り切る食事内容の相談をしたい。』『塩分制限の工夫をしりたい。』
などご気軽に受講をご相談下さい。

今回は夏に勘違いしやすい2つの点についてお話させていただきました。
これから猛暑に入りますが、正しい知識でしっかり夏を乗り切りましょう。

                         (内科 大石 大輔)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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☆診療受付時間変更

月曜日のみ、午前中11:30までだった受付を、「11:00」までとさせて頂きます。
発熱・かぜ様症状外来の受付は、変更なく12:00からとなります。

☆田中医師予約枠造設

8月4日より、火曜日午前中に田中医師の予約枠を造設致します。
電話でのご予約も可能です。
どうぞご利用ください。

☆休診

1. 内科休診

8月22日(土) 大石医師休診 → 代診 中村医師

2. 夏期休診

8月10日(月/祝)〜16日(日) 休診

急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄、LINE、Facebookにも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。

                  (患者様サービス担当 浅野 悠)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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