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用賀アーバンクリニック通信
用賀アーバンクリニック通信2023年8月号
2023/7/31
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┃ ■ ┃■ ┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2023年 8月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
梅雨明けした途端、酷暑になっています。
テレビのニュースでも「熱中症」という言葉を聞かない日はありません。
外に出られる方は、水分補給等をしっかり行いましょう。
感染症が依然、流行しています。マスク等の感染対策もお願い致します。
さて、今月より3回シリーズで当院の薬剤師コラムを掲載いたします。
初回は「漢方薬の飲み方」です。
苦みを抑える工夫等、ご参考下さい。
当院は、8月11日(祝/金)~16日(水)まで夏期休診となります。
ご理解のほどお願いいたします。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2023年7月
― 薬剤師コラム ―> 漢方薬の飲み方
― クリニック情報 ―> クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2023年7月
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新型コロナウイルス感染症をはじめ様々な感染症が流行しており、
院内は終日混雑した状況が続いています。
2時間以上待ちの状況も発生しており、
お待たせしてしまう患者様には大変心苦しいかぎりです。
私達も効率よく診療できるように、
限られたスタッフで懸命に一人一人の患者様に対応しているところです。
予約診療もございますので、
定期受診の患者様はなるべく次回の予約をおとりいただければと思います。
しばらくこのような状況が続くことが予想されますが、
ご理解の程どうかよろしくお願いいたします。
さて、新型コロナウイルス感染症はなお増加傾向にあります。
インフルエンザの患者様もおられます。
先月ご紹介したヘルパンギーナや溶連菌感染症、感染性胃腸炎、手足口病、
肺炎と様々です。
毎回言及していますが予防法は共通しています。
普段からの体調管理(規則正しい生活と睡眠時間の確保)、
人混みでのマスクの着用や手洗いの徹底により予防を心がけましょう。
今回は新型コロナウイルス感染症の治療薬について簡単にご説明します。
新型コロナウイルス感染症と診断された場合、
症状を和らげるお薬(対症薬)が治療の主体となります。
咳止め、のどの炎症止め、痰のからみをとるお薬、解熱薬などです。
また、当クリニックでも処方可能な抗ウイルス薬が現在3種類あります。
1.ラゲブリオ(モルヌピラビル)
・18歳以上の、重症化リスク因子のある方に処方されます。
・発症から5日以内に服用を開始することが推奨されています。
・ 妊婦又は妊娠している可能性のある女性は服用することができません。
2.パキロビッド(ニルマトレルビル/リトナビル)
・成人または12歳以上かつ体重40㎏以上の小児で、
重症化リスク因子のある方に処方されます。
・発症から5日以内に服用を開始することが推奨されています。
・ 一緒に飲むことができない医薬品が多くあります。
3.ゾコーバ(エンシトレルビルフマル酸塩)
・12歳以上の小児及び成人に処方されます。
・発症から72時間以内に服用を開始することが推奨されています。
・妊婦又は妊娠している可能性のある女性は服用することができません。
・一緒に飲むことができない医薬品が多くあります。
・高熱・強い咳症状・強い咽頭痛などの臨床症状がある方に処方が検討されます。
一人一人の患者様の状況を鑑み、
上記の抗ウイルス薬の併用も検討して治療することになります。
現在、新型コロナウイルス感染症と診断された場合は、
発症日の翌日から5日間かつ症状改善後24時間経過するまでは外出を控えること
が推奨されています。
また、10日間経過するまでは人にうつすリスクがまだ少し残るため、
外出時もマスクの着用、高齢者等重症化リスク因子のある方とは接触を控えるように
注意されています。
これからお盆の帰省にあたり注意していきましょう。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃薬剤師コラム:漢方薬の飲み方
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初めまして薬剤師の江口と申します。
今回から3回漢方についてのコラムを担当致します。
1回目は漢方薬の飲み方についてです。
漢方薬は天然物である生薬を複数組み合わせてできています。
1つの生薬に複数の効能があり、これらが体全体に調和的に働きかけ、
相互に作用しあいトータルで効果があるように作られています。
漢方薬は大きく煎じ薬とエキス製剤に分けられます。
エキス製剤は生薬を煎じた液を濃縮・凍結・乾燥させて顆粒や錠剤などにしたもので、
煎じる手間がなく便利で長期保存が可能で繁用されています。
漢方薬はお腹の空いているとき、食前または食間にのんでください。
食前とは食事のおよそ30分前、食間とは食事と食事の間のことで食事のおよそ2時間後です。
服用後胃の調子が悪くなる場合は食後にのんでもかまいません。
エキス製剤は熱湯で溶かして人肌程度に冷ましてから服用するのが好ましいです。
漢方薬の香りや味も薬の効能のうちだからです。
ただし吐き気や嘔吐のある場合などは冷やして服用するほうがよいでしょう。
そのまま水や微温湯でのむのも1つの方法です。
飲み忘れてしまったら気づいた時点ですぐに1回分を服用してください。
次の服用まで2~3時間しかない場合は1回お休みしてください。
2回分を一度にのんではいけません。
苦味やにおいが気になるときはオブラートに包むとのみやすくなります。
多めの水で服用したり、あらかじめ水を口に含んで口の中を湿らせておくのもよいです。
意外にリンゴジュースでのむと苦味が少なくなり飲みやすくなります。
味やにおいが独特なものが多いですが、
体の状態に合った漢方薬は意外に抵抗なくのめるようです。
就寝前にのんでも問題はありませんがマオウが含まれている漢方薬は、
中枢興奮作用を有する成分が含まれているため避けるほうが良いと考えられます。
漢方薬は自然の生薬を原料にしているため副作用は少ないと考えられますが、
下痢やむくみ、胃部不快感などがおこる場合もあります。
不快な症状がでたら速やかに医師に伝えることが大切です。
(薬剤師 江口 英子)
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┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ等
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☆お知らせ
〇夏期休診
・8月11日(金/祝)~8月16日(水)
〇休診
・田中医師 9月12日(火)午後 → 代診 半田医師
急な変更がある場合もございます。
最新の医師のスケジュールにつきましては、
こちらからご確認ください。
最新の情報は、ホームページ/LINE等でご案内致します。
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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