2015/7/28
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2015年 7月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
先週の日曜日、子供たちとプラネタリウムに行ってきました。
弦巻にある「世田谷区教育センター(中央図書館)」の中にある施設です。
小学生は無料で入れるとのことで、朝の回は大混雑でしたが、
何とか並んで入ることができました。
私自身、数年ぶりに鑑賞しましたが、投影の精密さに圧倒されました。
子供たちも自分たちが生まれた月の星座のお話を聞けて、
終わった後も、興奮気味にいろいろと話をしてくれました。
今度は、ぜひ、本物の満天の星空を見せてあげたいと考えています。
梅雨明けからの連日の猛暑。
毎日のように、熱中症で何名搬送された、というニュースが流れています。
室内でも起こりうる病気ですので、どうぞ水分・塩分をしっかり補給
するようにしてください。
HOT! Topics、栄養コラムでも取り上げています。
どうぞご参考ください。
それでは今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2015年7月
─ 栄養コラム ─> 夏でも減塩
― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2015年7月
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幼児を中心に、「手足口病」が流行しています。「手足口病」は、
夏に流行する感染症ですが、この10年間で2番目の流行規模だそうです。
手や足や口の中に水疱性の発疹がでて、約3分の1に発熱がみられますが、
高熱が続くことは通常はありません。コクサッキーウイルスやエンテロウイルス
が原因の感染症で、数日間の経過で自然治癒する病気ですが、
まれに髄膜炎や脳炎をおこす例があります。
5歳以下の乳幼児の報告が90%前後と圧倒的に多い小児の感染症ですが、
成人も感染して受診されるケースがあります。
特効薬はなく、特別な治療方法はありません。
基本的には軽い症状の病気のため、経過観察を含めて、症状に応じた対症的な治療となります。
まれに髄膜炎や脳炎などの中枢神経合併症が起こる場合があるため、
経過観察をしっかりと行い、高熱が続く、嘔吐を伴う頭痛が続く、視線があわない、呼びかけに答えない、水分がとれずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられたら危険徴候です。すぐに医療機関を受診しましょう。
毎日、暑い日が続きます。
これだけ暑いと、さすがに外出は控えたくなりますね。
冷房のきいた涼しい部屋と、屋外の温度差がありすぎると、
体調をこわしやすくなります。
そこで、夏バテを防止するために3つのポイントをお示しします。
1)冷房はほどほどにしていきましょう。
設定温度は27℃~28℃程度と冷えすぎないようにし、
外出先など、自分で冷房の温度調整ができない時は、
衣服で調整するようにしましょう。
2)汗をかくようにしましょう。
普段から汗をかかない生活をしていると、
いざ暑い場所に出た時に体が反応しにくくなります。
炎天下の日中を避けて、日の陰った涼しい時間帯に、
短時間でも運動をして汗をながすことがお勧めです。
3)お風呂に入りましょう
夏は冷房で体が冷えています。シャワーだけではなく、
ゆっくりと湯船につかり体を温めるようにしましょう。
ぬるめのお湯で20分程度の入浴がお勧めです。
入浴後の水分補給をしっかりとすることもお忘れなく。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:夏でも減塩
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毎日暑い日が続きます。この時期、水分補給と一緒によく話題になるのは、
塩分の補給。夏場は汗に塩分が出ていくから、塩を多めに摂らなくては!
と思っていませんか?今回は『夏の減塩』がテーマです。
2015年4月1日より、厚生労働省は日本人の食塩摂取量の目標量を変更しました。
==食塩摂取の目標量・成人1日あたり==
高血圧の方:塩分6.0グラム未満
男性:塩分8.0グラム未満
女性:塩分7.0グラム未満
従来の基準に比べると、男性では1.0グラム、女性では0.5グラム少なくなっています。
≪塩分の目安≫ 味噌汁1杯:約1.5グラム 梅干1個:約2グラム
ところが、日本人の食塩摂取量は平均1日10グラム以上と多く、
推定平均必要量(1日1.5グラム)をはるかに超えています。
では、なぜ減塩が大切なのでしょうか?
塩分と血圧は深い関係にあり、塩分を摂りすぎると血圧が上がりやすくなります。
高血圧の状態が続くと動脈硬化が進行し、脳梗塞、心筋梗塞などの原因になります。
このことから高血圧の人は原則として、夏でも塩分を制限すべきだとされています。
また、現時点で高血圧と診断されていなくても、高血圧予防、動脈硬化予防のために普段から減塩を心がけることが大切です。
あなたは夏の“塩分あるある”に該当していませんか?
まずは以下の塩分チェックをご覧ください。
チェック1.熱中症対策として、塩飴や梅干など1日に1個は摂るようにしている。
チェック2.水分補給は、スポーツドリンクが一番よいと思う。
チェック3.夏は冷やし中華、そうめん、ざるうどん、ざるそば、などをよく食べる。
チェック4.夏は普段より濃い味付けを食べたくなる。
上記のチェックに当てはまる方は、塩分の過剰摂取になっているかもしれません。
チェック1.に当てはまる方へ
→じんわりとかく汗の場合は、水分補給のみで十分です。
ただし、一気に大量に汗をかいたとき
(炎天下や高温下で作業を続けた場合や長時間の運動など)や、
食事から塩分があまり摂れていないとき(『パンと牛乳だけ』
『ヨーグルトとバナナだけ』など)は補給が必要です。
チェック2.に当てはまる方へ
→スポーツドリンクには、ペットボトル(500ml)1本中、
塩分が約0.5~0.6グラム含まれています。
高血圧で減塩が必要な方にとっては、
1日の塩分摂取目標量の10分の1に相当する量です。
ですので普段の水分補給は、水やお茶がお勧めです。
また、薬局やCMなどで見かける経口補水液はペットボトル(500ml)1本で
塩分は約1.5g含まれています。
経口補水液は脱水や熱中症、重度の下痢などの際には効果的ですが、
普段の水分補給には適しません。
チェック3.に当てはまる方へ
→冷やし麺は、喉越しがよく夏の人気メニューですが、塩分を多く含むものも
たくさんあります。市販品や外食店では、塩分が4~5グラム以上含まれてい
る場合がほとんどです。お昼に食べたら、夕食の漬物や汁物は控えるなど、
他の食事で塩分を摂り過ぎないように調節されると良いですね。
【減塩アイデア~冷やし麺~】
減塩のためには、塩以外の『味』を上手に使うのがポイントです。
今回は『香味』、『旨味』、『コク』、『酸味』をご紹介します。
≪味を加える≫
・薬味をたっぷり使う→ショウガ、ミョウガ、青じそなどの香味野菜で風味が増す
・トッピングにカツオ節を使う→カツオ節で『ダシ』の旨味を強くする
・ゴマ油やラー油などをつゆに少量加える
→油でコクを出す(ただし油はたくさん使いすぎると高カロリーなので注意)
・スダチの皮の青い部分のすりおろしや果汁を加える
→柑橘類の酸味でしっかりとした味になる
≪その他≫
・乾麺(そうめん・そばなど)は、ゆでたらざるに上げて流水でよくもむ
→しっかりと流水でもみ洗いして塩分カットする
・野菜・きのこ・海藻をたっぷり食べる
→豊富に含まれているカリウムは塩分(ナトリウム)を体外へ排出する働きがある
チェック4.に当てはまる方へ
→睡眠不足や疲れ、ストレスなどによって普段より味の濃いものを食べたくなることもあります。また、ミネラルが不足しているときは塩味を無性に食べたくなることも。
そんな時は野菜・海藻・きのこ類などを意識して多めに食べるのがお勧めです。
たくさん塩分を摂りすぎて、夏場の高血圧…とならないようにご注意くださいね!
(管理栄養士 佐々木 夏子)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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・7月29日(水)増田医師休診 → 代診 なし
31日(金)安齋医師休診 → 代診 小澤医師
8月 1日(土)安齋医師休診 → 代診 小澤医師
4日(火)安齋医師休診 → 代診 野間口医師
5日(水)増田医師休診 → 代診 なし
8日(土)安齋医師休診 → 代診 伊能医師
18日(火)安齋医師休診 → 代診 浅井医師
・夏季休診は、8月11日(火)~16日(日)となります。
17日(月)から通常通りの開院時間となります。
急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。
(患者様サービス担当 越路 公雄)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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