MAIL MAGAZINE
用賀アーバンクリニック通信
用賀アーバンクリニック通信2024年11月号
2024/10/30
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┃ ■ ┃■ ┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2024年 11月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
10月の後半になり、ようやく涼しくなってきました。
街を歩いていると薄手のコート姿も目にします。
みなさま、衣替えの準備はお済みでしょうか。
クリニック前のプラタナスも、暖かい日が続いたからか、
今年は落葉がまだのようです。
季節が進むのが遅くなっているのを実感します。
当院でのインフルエンザワクチンは平日予約不要で接種可能です。
また、土曜日午後に完全予約制でも実施しております。
クリニック情報をご確認いただきますようお願いいたします。
これから寒くなる冬に備えましょう!
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2024年10月
― 医療コラム ―> 結核について
― クリニック情報 ―> 予防接種について(インフルエンザ、コロナワクチン)
休診・代診等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2024年10月
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このところの感染症の流行状況です。
新型コロナウイルス感染症とインフルエンザはそれほど多くありません。
毎日、陽性者はおられますが、大流行している状況ではありません。
マイコプラズマ肺炎が依然大流行しています。
あまりの流行に、日本呼吸器学会、日本感染症学会、日本化学療法学会、
日本環境感染学会、日本マイコプラズマ学会の5学会より合同で、
「マイコプラズマ感染症(マイコプラズマ肺炎)急増にあたり、その対策について」
という提言が出されました。
その提言を参考に、私達は診療に従事しているところであります。
以前、佐藤先生からも別コラムでマイコプラズマ肺炎を取り上げていただきましたが、
もう一度、復習の意味で、マイコプラズマ感染症について、記載しておきます。
1)マイコプラズマ感染症とは?
マイコプラズマ感染症は、マイコプラズマという細菌による感染症で、
様々な症状をきたします。
現在、流行しているマイコプラズマ肺炎は、
肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)と呼ばれる菌による呼吸器感染症で、
一般的な肺炎と異なり、学童期から成人にみられ、高齢者には少ない感染症です。
ほとんどが軽症、自然に治ることもありますが、ごく稀に重症化することがあります。
2)どのような症状があるの?
発熱、倦怠感、頭痛、咽頭痛などの症状がではじめて、数日後に咳がでてきます。
咳は痰を伴うことが少ない乾いた咳が特徴で、
解熱した後も咳が長く持続することがあります。
呼吸器症状以外にも、稀ではありますが、中耳炎、皮疹、心筋炎、
ギラン・バレー症候群
(神経の炎症で手足が動かしにくくなるなどの症状があります)
などの肺以外の病気を合併することがあります。
3)どのように流行するの?
新型コロナウイルス感染症のように、咳やくしゃみの飛散から感染が広がる、
いわゆる飛沫感染が主体です。
潜伏期は2~3週間で、患者と濃厚に接触する家族内、
もしくは、職場内などの小集団でしばしば拡がりますが、
インフルエンザのように短期間で地域での大規模な感染拡大がおこることは
稀であるとされています。
ただし、学校で流行を引き起こしやすく、子供が学校で感染して、
家庭にもちこむことによる家族内感染事例も多く発症しています。
4)感染しないようにするには?
新型コロナウイルス感染症と同様に、飛沫感染するので、
マスク着用、換気などの感染予防対策を励行しましょう。
あわせて、石けんによる手洗いやアルコールによる手指衛生も行いましょう。
5)感染が疑わしい、あるいは感染した場合
マイコプラズマ感染症は感染症法上で5類感染症と定められており、
毎週の全国の流行状況が把握されています。
現在のように、流行期にある場合、風邪のような症状、咳がある、
周囲に同様の症状の方がいるという場合は、医療機関を受診して下さい。
受診後に、本感染症の診断がなされて、抗菌薬で治療を行われた場合、
一般的には2,3日で解熱することがほとんどですが、
解熱しない、咳、その他の症状が悪化する場合は、
再度、医療機関にご相談下さい。
6)学童の場合、出席定期期間は?
マイコプラズマ肺炎は、
学校保健安全法で「第三種学校伝染病」に指定されているため、
急性期は出席停止となります。
一方で、明確な出席停止期間は定めておらず、
症状が軽快したら登校可能となります。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃医療コラム: 結核について
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マイコプラズマ肺炎が依然として流行していますが、
今回はマイコプラズマ肺炎と同様咳が続く病気で重要な
「結核」についてお話ししようと思います。
結核というと昔の病気と感じる方が多いと思いますが、
2023年は1年間で10096人の新規患者登録があり、
いまだに日本で毎年1万人以上の人が新規に罹患し、
また1500人以上が死亡している病気です。
結核は結核菌という抗酸菌属の細菌による感染症です。
感染症法では以前の新型コロナウイルス感染症と同じ2類感染症に指定されており、
結核診断時には保健所に直ちに届け出をします。
結核は空気感染や飛沫感染によって罹患します。
結核菌は結核にかかっている人のくしゃみや咳の際に体外に排出されます。
結核菌はとても小さいため、なかなか落下せず30分程度空気中を漂っています。
なので換気の悪い場所では結核にかかっている人がいなくても感染することがあります。
結核菌は主に肺で増えるため、呼吸器感染症としての肺結核多いですが、
結核菌が肺以外の組織に侵入して起こる肺外結核というものもあります。
特に、小児では全身に及ぶ重篤な結核につながりやすいため、注意が必要です。
予防法はハンコ注射で有名なBCGワクチンです。
生後1歳までのBCGワクチン接種により、
小児の結核の発症を52~74%程度、重篤な髄膜炎や全身性の結核に関しては
64~78%程度罹患リスクを減らすことができると報告されています。
適切な時期にきちんと受けることが重要です。
結核は感染してもすべての人が発病するわけではありません。
健康な成人であれば、結核菌を吸い込んでも、
免疫の力によって結核菌を抑え込んでしまいます。
潜在性結核感染症と呼ばれる病態です。
しかしその人の免疫力がおちると、結核菌が再び活動し、
発病する可能性があります。
なので結核に感染した人は発病しなくても治療の対象となります。
肺結核を発病した人の最初の症状は、咳、痰、微熱など風邪のような症状です。
そのため2週間以上風邪の症状が続いたり、
風邪症状が良くなったり、悪くなったりする場合は一度医療機関を受診しましょう。
(医師 佐藤 俊一)
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┃▼┃クリニック情報:予防接種につきまして(インフルエンザ・コロナワクチン)
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☆インフルエンザ予防接種(予約不要)
2024年のインフルエンザワクチン予防接種を実施しております。
価格:1回につき、4,500円
※世田谷区にお住まいの中学生以下のお子様は2,500円
※65歳以上は2,500円
(区配布の予診票をご記入の上、お持ちください)
【ご注意】
・お時間、ワクチン確保ともにご予約は承っておりません。
・開院時間内であれば予約不要でいつでも接種可能です。
☆インフルエンザ予防接種外来(完全予約制)
院内感染防止と診療の効率化の観点から、
今年度もインフルエンザ予防接種の専門外来を実施いたします。
本年も、専門外来は完全予約制とさせていただきます。
こちらからご予約ください
◎開催日程
・11月2日(土)
・11月9日(土)
・11月16日(土)
・11月30日(土)
☆予診票
院内の混雑緩和、待ち時間短縮のために、事前にお読み頂きたい注意事項と
予診票をHPにてダウンロード出来るように準備致しましたので、ご利用下さい。
☆新型コロナワクチン
10月1日より、高齢者の方を対象にコロナワクチンの費用助成が開始されています。
対象者以外は任意接種となり接種費用(当院では17,000円)がかかりますので、
ご注意ください。
【対象者】
1. 満65歳以上の方
2. 満60歳以上65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器、免疫機能に障害がある方
のうち、1級相当の障害者手帳をお持ちの方
【接種に必要なもの】
・区から送られてくる接種予診票
(1に該当する方は郵送済み、2に該当する方は区にお問い合わせください)
【自己負担金額】
・2,500円
※新型コロナワクチン参考HP(世田谷区)
https://www.city.setagaya.lg.jp/02015/10838.html
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┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ 休診・代診等
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☆医師休診
・11月休診の予定はありません
急な変更がある場合もございます。
最新の医師のスケジュールにつきましては、
こちらからご確認ください。
https://yoga-urban.jp/staff/#tantoui
最新の情報は、ホームページ/LINE等でご案内致します。
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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