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用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2024年7月号

2024/6/28

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┃ ■ ┃■ ┃  月刊  用賀アーバンクリニック通信 2024年  7月号 ┃■┃■┃

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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━

関東も梅雨入りしましたが、雨の日が少ない気がします。

熱中症による救急搬送のニュースも毎日のように耳にします。

クーラーの使用を始め、水分補給や塩分補給をきちんとしていきましょう。

学校ではプールの授業が始まっているようで、

近くを通ると楽しそうな声が聞こえています。

この暑さだと水の中は気持ちいいでしょうね。

もうすぐ夏休みなので、海や川にお出かけになるかたも多いかと。

水の事故がなくなるよう、しっかりした対策をお願いします。

今回、佐藤医師からは大きな流行となっている「手足口病」について、

解説頂きました。どうぞご覧下さい。

それでは、今月の情報をどうぞ!

                   (患者様サービス担当  正者 忠範)

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┃▼┃INDEX

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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2024年6月

― 医療コラム  ―>  手足口病について

― クリニック情報 ―> クリニックからのお知らせ等

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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2024年6月

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このところの感染症の流行状況です。

新型コロナウイルス感染症が、5月から漸増傾向にあります。

現在は、オミクロン株の一種であるKP.3が流行中です。

以前流行したBA2.86の派生株ですが、発症しても症状に大きな差はありません。

高齢者や基礎疾患のある方を除き、ほとんどの方は重症化せずに治癒しますが、

他の風邪と違うのは後遺症を残すことがあることです。

嗅覚障害・味覚障害、遷延する咳嗽症状、倦怠感。

こうした後遺症も以前よりは頻度は減ってきています。

普通風邪や感染性胃腸炎で受診される方も、先月に引き続き、多い状況です。

小児科領域では、溶連菌感染症や手足口病が流行しています。

感染予防に、手洗い(手指衛生)や人混みでのマスク着用など、

標準的感染対策を励行していきましょう。

さて、国からの指導により、

今月から高血圧・脂質異常症・糖尿病で治療中の患者様には「療養計画書」

という書類をお渡しして、目標をもって治療を継続してもらうこととなりました。

漫然とお薬を飲み続けるのではなくて、

個々に応じた体重、血圧、食事、運動に関する目標を設定して、

治療を続けていきましょうということです。

生活習慣の改善によって病態が好転すれば、

お薬を減らすことや中止することも可能なことがありえます。

今月は始まったばかりで、多くの患者様対応が必要なため、

簡単な説明と書類のお渡しとなっていますが、

今後、やる気の高い患者様には、栄養相談や運動相談など、

個々に応じた細やかな生活習慣改善プログラムも準備していきたいと考えています。

まずは具体的な数値を医師から示されるこの計画書をみて、

今後の治療にいかしていきましょう。

患者様の方からも、能動的にこうしていきたいやこうした取り組みをはじめてみた、

など、エピソードがあれば医師にご報告下さいね。

一緒に治療を進めていきましょう。

                         (院長 田中 勝巳)

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┃▼┃医療コラム: 手足口病について

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 今回は現在流行している手足口病についてお話ししようと思います。

手足口病は例年夏に小児を中心に流行する感染症で、

数年周期で大きな流行があります。

今年6月10日~16日(第24週)における都内の小児科定点医療機関からの

患者報告数が2年ぶりに都の警報基準を超え、大きな流行となっています。

〇特徴

コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどによる

全身性の急性ウイルス性発疹症で、口の中や手のひら、足の裏、臀部、肘、

膝などの圧力のかかるような手足末端に

2~3mm大の水疱性の発疹ができる病気です。

発疹はかゆみより痛みが強い場合が多いです。

通常3~6日間の潜伏期間で発症します。

口の中は小潰瘍を形成することもあり、

固形物を食べるのが難しくなる場合があります。

発熱するのは3人に1人程度で、38℃以下のことがほとんどです。

発疹は3~7日で消え、かさぶたはできません。

比較的軽症で済んでしまう場合が多いですが、

髄膜炎や脳炎などの中枢神経系合併症を引き起こすこともまれにあり

注意が必要です。

〇診断と治療

インフルエンザや新型コロナウイルス感染症のような迅速検査はなく、

周囲の流行状況を踏まえて診察で診断がつきます。

抗ウイルス薬などの特別な治療法はなく、ワクチンもありません。

基本的には対症療法で、自分の免疫で自然に治るのを待ちます。

口の中の痛みで食事がとれないことがあり、

まずは水分不足にならないことを心がけましょう。

イオン飲料や経口補水液を少量頻回に摂取するのがいいです。

また食事は刺激にならないよう柔らかめで熱くない薄味の食べ物にしましょう。

ゼリー飲料やプリン、アイスクリーム、豆腐などは食べやすく栄養も取りやすいです。

〇予防法

主に咳やくしゃみなどの飛沫感染、あるいはウイルスが付着したものを触れ、

その手で口や鼻に触れることによる接触感染などでうつります。

特に糞便へのウイルスの排泄期間は2-4週間程度と長期にわたるため、

トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。

6月後半から急に暑くなり、今年も厳しい暑さが予想されています。

体調管理にご注意ください。

                          (医師 佐藤 俊一)

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┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ等

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☆夏期休診

・8月13日(火)~16日(金)

 ※17日(土)は通常診療となります。

 ※医療機関案内は次月にご案内いたします。

急な変更がある場合もございます。

最新の医師のスケジュールにつきましては、

こちらからご確認ください。

https://yoga-urban.jp/staff/#tantoui

最新の情報は、ホームページ/LINE等でご案内致します。

                 (患者様サービス担当 正者 忠範)

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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━

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