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用賀アーバンクリニック通信
用賀アーバンクリニック通信2024年6月号
2024/5/29
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┃ ■ ┃■ ┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2024年 6月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
5月も終わり、間もなく梅雨の季節を迎えます。
近隣ではすでに紫陽花も咲いているのを見かけました。
ゴールデンウィーク後から7月の海の日まで祝日がなく、
ちょっと憂鬱になりがちですが、きれいなお花で癒やされたいものです。
当院の健康診断が6月1日より一部変更になり、
あわせてホームページもリニューアルされます。
新しいメニューやオプションを追加しております。
個人のみならず、企業からのお申し込みも承りますので、
ぜひ、ご検討いただきますようお願いいたします。
6月に診療報酬改定が行われます。
高血圧や糖尿病の方は、
新しい報酬体系となることが決まっています。
(お支払い額に大きな差はありません)
該当する方には、診察時にご説明しておりますので、
ご確認いただきますようお願いいたします。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2024年5月
― 医療コラム ―> RSウイルス感染症とワクチンについて
― クリニック情報 ―> クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2024年5月
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ここのところの感染症の流行状況です。
新型コロナウイルス感染症が、また徐々に増加傾向にあります。
ここにきて、「はじめて新型コロナに罹患した・・」とおっしゃる患者様も多いです。
その他、溶連菌感染症やマイコプラズマ肺炎が、
過去5年平均よりも多い状況が続いています。
インフルエンザは、ほぼ消退しました。
普通風邪や感染性胃腸炎で受診される方も多い状況です。
3密回避やソーシャルディスタンスと言われていた時期が懐かしいですが、
手洗い(手指衛生)や人混みでのマスク着用など、
標準的感染対策を励行していきましょう。
さて、生活習慣を見直す時に重要なのは「食生活」と「運動習慣」です。
今回は運動について解説します。
「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」によると、
まずは個人差を踏まえて、強度や量を調整して、可能なものから取り組み、
今よりも少しでも体を動かすことが重要とされています。
そして3つの取り組みが推奨されています。
成人
1. 歩行又はそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分以上行う
これは1日約8000歩以上に相当
2. 筋力トレーニングを週2,3回行う
3. 座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意する
高齢者
1. 歩行又はそれと同等以上の強度の身体活動を1日40分以上行う
これは1日約6000歩以上に相当
2. 筋力・バランス・柔軟性などの多要素な運動を週2,3回行う
3. 座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意する
成人と高齢者の年齢の線引きは、概ね70歳程度と考えてもらっていいのですが、
例えば75歳の方でも、普段から運動をされている方と、
ほとんど動かない方では、個人差があるので、勿論目標も変わってきます。
個人差を踏まえて、1日6000歩では物足りないと感じる方は、
成人の目標値を参考にされるのも問題ありません。
怪我や体調に注意しながら、無理をしないことが大切です。
有酸素運動と筋肉トレーニングをあわせると効果が高まり、
さらに座りっぱなしにならないように、適宜、柔軟体操をしたり、
歩く時間を設けることが重要ということになります。
私もこのことを肝に銘じて、
今よりも少しでも体を動かすことを心がけていきたいものです。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃医療コラム: RSウイルス感染症とワクチンについて
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今回はこの時期増えてくるRSウイルス感染症とそのワクチンについてです。
RSウイルス感染症とは、ニューモウイルス科に属するRSウイルスによる、
乳幼児に多くみられる急性呼吸器感染症です。
1歳までに半数以上が、2歳までにほぼすべての子供が少なくとも1度は感染する
とされています。
またRSウイルスは生涯にわたり繰り返し何度もかかります。
RSウイルス感染症は、もともと夏から増え始め秋にピークがみられていました。
しかし最近は春から初夏に増え始め、夏にピークがみられています。
潜伏期間は2日から1週間程度で、発症すると発熱、
鼻汁などの風邪症状が数日続きます。
多くの人は軽症で自然軽快しますが、
一部に細気管支炎や肺炎になってしまう人がいます。
乳幼児で重症化してしまうのは
・生後半年以内
・早産児
・2歳以下の心臓・肺などに持病がある子供
などです。
また慢性呼吸器疾患、心疾患、糖尿病、慢性腎臓病などの
持病がある高齢者も重症化しやすく、
長期療養施設での集団発生が問題となる場合があります
抗ウイルス薬などは存在せず、
基本には対症療法といわれる症状を和らげる治療しかありません。
感染経路は主に咳やくしゃみなどの飛沫感染、
またはウイルスが付着したものを触れ、
その手で口や鼻に触れることによる接触感染です。
2歳以下の子供が流行のメインであることから、
子供たちが普段触れるおもちゃ、手すりなどを消毒し、
手指衛生を保つこと、またマスクをできる子供はマスクをするのが大切です。
今までは対象者は限定されますが、
乳幼児にのみ「シナジス」という重症化予防の注射がありました。
しかし2024年1月から60歳以上の人を対象に、
「アレックスビー」というワクチンが販売開始となりました。
効果としてはRSウイルス感染症の発症リスク、
感染した場合の入院リスクや重症化リスクを下げるというものです。
当院でも採用予定です。
60歳以上の持病のある方や小さい子供と同居している方にお勧めです。
興味のある方は担当医とご相談ください。
(医師 佐藤 俊一)
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┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ等
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☆休診
〇医師
・佐藤医師 6月1日(土)休診 → 代診 山下医師
急な変更がある場合もございます。
最新の医師のスケジュールにつきましては、
こちらからご確認ください。
最新の情報は、ホームページ/LINE等でご案内致します。
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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