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用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2009年6月号

2009/06/25
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 ┃■┃■┃  月刊  用賀アーバンクリニック通信  2009年 6月号  ┃■┃■┃
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 ━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
 いよいよ梅雨になりました。以前は、日曜日ごとに雨模様という天気だった東京も、ここ2〜3日は非常に蒸し暑く、雨も降ったり止んだりして落ち着かない天気が続いています。一方、西日本では、雨が降らず水不足で困っている場所もあるようです。
 雨雲発生装置のようなものが開発されて、好きなときに雨を降らせることが出来たらおもしろいと思います。でも、自然の摂理に逆らうのは良くないことですね。
 恵みの雨が降ってくれることを願います。
 
 さて、新型インフルエンザも一時の騒ぎからは落ち着いた感を見せておりますが、まだまだ流行は拡大しているようです。詳しくは、HOT! TOPICSをご参照下さい。

 それでは、今月の情報をお届け致します!


                                                                              (患者様サービス担当  正者忠範)

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 ┃▼┃INDEX
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  ─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況
  ─ 栄養コラム   ─> 知って得する外食の食べ方 (1)
  ─ クリニック情報 ─> 休診日、医師時間割、お知らせなど

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 ┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2009年6月
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 日中、むし暑い日が増えてきました。これからの時期は、熱中症に注意が必要です。熱中症は、真夏の暑い日にだけおこるのではなく、前日より急に温度が上がった日や、温度が低くても多湿であればおこりやすいと言われています。日頃からの体調管理や水分補給、長時間の日差しを避けるといった注意点を守りたいものです。
 熱中症の危険度を評価する、コンパクトで手軽に使える「携帯型熱中症計」というものがあるようです。屋外で働かれているかたや、炎天下にスポーツをされる人に重宝されるかもしれませんね。以下のページをご参考下さい。
http://www.jwa.or.jp/content/view/full/2708/

 さて、ここ1,2週間の用賀、世田谷地区の流行状況です。
普通風邪や胃腸炎などで受診されるかたがおられますが、冬の寒い時期に比べると比較的落ち着いている状況です。雨の日が多く低気圧の影響か、喘息症状が悪化して受診されるかたが増えてきました。
 当院では、季節性のインフルエンザと診断された患者さんはおられません。
 また新型インフルエンザを疑い、詳細検査を提出した患者さんもおられません。

 さて、その新型インフルエンザですが、2009年6月25日現在、世田谷区には5人の患者さんが報告されています。
 1例目 2歳女児  ハワイ帰国後に感染
 2例目 50代男性  チリ帰国後に感染
 3例目 10代の男子高校生 
 4例目 10代の女子高校生  3例目と同じ区内の私立高校生
 5例目 10代の男子高校生  3例目と同じ区内の私立高校生
     (この高校では、他の地区の患者さんを含めて合計16名が確認されています)

 世田谷区の対応として、現段階では区立の保育園・幼稚園、小学校、中学校や通所施設等の休業要請は行わず、公共施設の閉鎖やイベントの休止、集会の自粛等も求めないということです。なお当該高校は6月18日から24日まで休校措置がとられていました。

 大流行とはいかないまでも、いつのまにか一部を除きほぼ全都道府県にて新型インフルエンザの患者さんが報告され、6月25日現在1000例を越え確実に流行は拡大してきています。

 幸いこれまでは、国内で重症者の報告はありませんが、海外では患者が増えるのに伴い一定の割合で重症者が出ており、日本国内でも重症者や死亡例もでてくる状況は避けられないと考えられています。重症化が懸念されるのは、心臓、腎臓、呼吸器などに病気のある人、糖尿病の人、妊婦、乳幼児などとされています。持病のあるかたは、普段からのコントロールが重要です。しっかりと治療を継続していきましょう。妊婦のかたは、タミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬の使用を迷われる所ですが、産婦人科学会では、医師からタミフルやリレンザを処方された場合は服用を推奨しています。また、新型インフルエンザ患者と濃厚接触した場合には予防投与も推奨されています。
 
 この秋から予想される流行の第2波に備えて、厚労省では発熱外来を原則廃止することを検討しているようです。現段階では、当院は発熱外来担当医療機関ではないため、新型インフルエンザが疑われる患者さんは診療できないことになっていますが、今秋からは季節性インフルエンザと同様に、全ての医療機関で診療が行われるかもしれません。今後の動向に注意しつつ、当院でもよりよい医療体制が提供できるように試行錯誤し、しっかりと準備を進めていきたいと思います。

                                      (医師 田中 勝巳)
 
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 ┃▼┃栄養コラム: 知って得する外食の食べ方(1)
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 皆さんは、「外食」をいつ、どこで、どなたと食べますか?
外出したついでに、たまに会う友人と一緒に、仕事の関係で毎日…と環境によって頻度や理由は様々だと思います。「外食」を大きな意味でとらえると、レストランやファーストフード店などの飲食店での食事はもちろんのこと、お弁当やお惣菜を買って、自宅で食べる場合も含まれます。
 最近では、お金を出せば、簡単にいつでも食事を済ませる事ができます。
忙しい現代人にとっては手軽で便利な「外食」の利用は年々増えるのと比例して、私たちの摂取エネルギーも増えています。一方で、電車や車など交通機関も整い、電子化が進んでいる環境においては、身体を動かす時間が少なくなり、消費するエネルギーも減っているのが現状です。
 そのため、この数十年で、肥満や生活習慣病になる人が増え、またその若年化が進み、問題視されています。そこで、今回は健康的に美味しく外食を利用するためのポイントをご紹介しようと思います。

 ①量について
 自宅で食べる量と比較した場合に、ご飯や麺などの主食や肉・魚などのメインのおかずを含め、全体的に量が多い傾向にあります。まずは、自宅で食べている量がどの程度なのか見た目や持った時の重さなどで感覚的に知っておくことが大切です。
 それは「外食」を利用する時に、比較が出来るからです。
 いつも食べている量よりも多いなと思ったら、残すことで摂取エネルギーはおさえられますが、ついつい食べ過ぎてしまったり、もったいないという思いで残すことが難しい方も多いと思います。そんな時は、食べる前に余分を取り分ける、2回に分けて食べる、店員さんにご飯などは少なめに盛るようお願いするなどの工夫や習慣が身に付いてくると、より調整しやすくなるでしょう。ただし、野菜は、主食やメインのおかずに比べるとエネルギーが低く、ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含むため、残さず食べるようにしましょう。

 ②調味料について
「外食」のほとんどの料理は、はっきりとした濃い味付けに仕上っていることが多い傾向にあります。それは、多くの人に好まれるため、保存性を持たせるためなどが大きな理由です。甘辛い、塩辛いなどの料理は、しょうゆや塩・みそ、砂糖などの使用量が多く、塩分や糖分も増えていきます。汁物(スープ)や漬物の量を半分にしたり、残すだけでも、約1~2gの塩分をおさえられます。
 また、ドレッシングやマヨネーズをたくさん使って食べた場合は油脂分も多くなります。
大さじ1杯のマヨネーズのエネルギーはおおよそ100kcal程度なので、マヨネーズやドレッシングの代わりに低カロリータイプのものを使用するとエネルギーはグッと抑えられます。また、しょうゆやドレッシングなど、直接食品にかけるより、必要な分だけ小皿に入れ、付けながら食べるような工夫が出来ると、塩分のみならずエネルギーもおさえられ、一石二鳥です。

 次回は、外食の選び方、組み合わせについてご紹介します。

                      (管理栄養士 鶴田 和子)

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 ┃▼┃クリニック情報:休診日、お知らせ等
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 ・最新の医師時間割 

 http://www.plata-net.com/yoga/schedule.html

 急な変更等がある場合がございます。
 詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。

                   (患者様サービス担当 正者忠範)

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 ━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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          ■ 発行 用賀アーバンクリニック メールマガジン編集部
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