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用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2009年8月号

2009/08/28
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┃■┃■┃  月刊  用賀アーバンクリニック通信 2009年8月号    ┃■┃■┃
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 ━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
 
 先日、休みを頂き、登山をしました。先月、北海道で遭難して登山客がお亡
 くなりになるという事件が起きたばかりでしたので、子どもたちを連れた登
 山は気を遣いました。とてもいい天気で遠くの山も見ることができ、嫌なこ
 とを忘れるような時間でした。生憎、山頂に立つことはできませんでしたが、
 いい汗をかくことができ、充実した休みとなりました。
 
 山は人生の縮図とよく言われます。登っているときは辛いのですが、きれい
 な景色が見えたり、人との出会いがあります。焦って登るのもよくないし、
 ゆっくりすぎても迷惑がかかってしまいます。自分のペースで登ることが肝
 要だと思います。

 ここ数日、朝晩がとても涼しく感じます。少し前まで冷房をつけないと寝ら
 れなかった日々だったのが、長袖にしないと風邪を引きそうな感じです。
 そんな中、新型インフルエンザが猛威をふるい始めています。詳細は、トピ
 ックスをご参考下さい。
 
                                                              (患者様サービス担当  正者忠範)

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 ┃▼┃INDEX
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  ─ HOT! Topics  ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況

  ─ 栄養コラム   ─> お弁当を食中毒から守る3つのポイント

  ─ クリニック情報 ─> 休診日、医師時間割、お知らせなど

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 ┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2009年8月
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 用賀アーバンクリニック HOT TOPICS 2009年8月号です。

 新型の豚インフルエンザと考えられる患者さんが、当院でも徐々に増えてきて
 おり、1日数人の新規患者さんが発生しています。新型インフルエンザと確診
 するための詳細検査が行われているわけではないので、厳密には確定できない
 のですが、夏場のこの時期に簡易検査でA型のインフルエンザの反応がでた場
 合は、まず新型だろうと考えられています。10代やそれ以下の子どもさんに
 多く、二次感染でその家族のかたに感染するケースが多い印象です。当院で加
 療をした患者さんは概ね2,3日で解熱し、1週間程度の経過で重症化するこ
 となく軽快されています。夏休みが終わり、学校がはじまるとさらに感染が拡
 大してくることが予想されます。医療機関を受診される場合は、マスクを着用
 され、15秒から30秒かけての手洗いをしっかり励行しましょう。

 さて、ご家族が新型インフルエンザに罹患された場合に、そのご家族の方への
 タミフルの予防投与は原則として認められていません。ただし基礎疾患を有す
 る者等で、医師により重症化の危険性があると判断される場合は、自費負担に
 て予防投与を実施することが厚生労働省の指針として認められています。当院
 でもこの指針に則り、健康なかたへの予防投与は原則として行っていませんの
 で、ご承知おきください。

 現在、インフルエンザワクチンに関するお問い合わせを数多くお受けしていま
 す。当院では、例年10月の下旬頃から季節性インフルエンザのワクチン接種
 を開始しておりますが、今年はどのような形でワクチン接種を開始できるのか、
 いまだ決められていない状況です。どの程度、季節性インフルエンザのワクチ
 ンを当院で確保できるのかも未定で、新型インフルエンザワクチンにいたって
 は、当院で接種できるのかもまだ確定していません。政府は9月に新型インフ
 ルエンザワクチン接種の優先順位や接種方法を決定すると言っているので、も
 うしばらくするとある程度のことが公表できると思います。当院での、インフ
 ルエンザワクチン接種の方法に関しては、メルマガでも決まり次第周知したい
 と思いますので、もうしばらくお待ちください。


                                                                                                       (医師 田中 勝巳)




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 ┃▼┃栄養コラム: お弁当を食中毒から守る3つのポイント
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 今年は、例年に増して手作りのお弁当がブームです。量販店でもお弁当グッズ
 の売り場が拡大されています。また「弁当男子」という流行の言葉も生まれる
 ほど。(弁当男子とは、自分で作ったお弁当を持って出勤している男子(男性)
 のこと。)

 しかし、暑い季節のお弁当で気を付けたいのが食中毒。お弁当を食中毒から守
 る3つのポイントは、菌を「つけない」「殺す」「増やさない」です。

 まず「つけない」ためには、手や器具、食材をしっかり洗うことが大切です。

 手洗いは、作り始める前はもちろんですが、料理の途中で次の作業をする時も
 行うようにします。特に生の肉や魚を切った後、さっと水洗いだけでは、菌は
 残ってしまいます。残ったままだと、布巾やタオルを介して、他の器具や食材
 にどんどんつけていくことになります。

 さらに、手には、多くの菌が存在するので、しっかり洗っても菌が残る場合も
 あります。調理済みの食品(すぐにお弁当箱に詰められるもの)は直接手で触
 らないようにしましょう。例えば、ほうれん草などの茹でた野菜は、ラップと
 キッチンペーパーで挟むようにして絞ります。そうすれば、手の菌もつきませ
 んし、さらに水分もよく切れて味付けが水っぽくなりません。おにぎりを握る
 時も、ラップに包んで握るようにしましょう。実際に、おにぎりによる食中毒
 は食中毒事故の4割を占め、その原因のほとんどが手に多く存在する、黄色ブ
 ドウ球菌です。特に傷口には、黄色ブドウ球菌が多く繁殖しています。手に傷
 がある場合は注意しましょう。

 次に菌を「殺す」ですが、菌を殺す為には、通常、75度で1分以上の加熱が
 必要です。

 お弁当に入れる肉や魚などは、小さめに切り中心までしっかりと火が通るように
 します。卵は半熟で食べることもありますが、お弁当に入れる時には、ゆで卵は
 固ゆでし(水から15分以上茹でる)、卵焼きなども中までしっかり火を通した
 ものにしましょう。

 また、電子レンジで食材を加熱する時は、加熱ムラがおこりやすいので器には薄
 く並べてレンジに入れます。さらに途中で一度かき混ぜて、食材全体が加熱され
 るようにしましょう。

 最後は菌を「増やさない」ためのポイントです。

 菌は25度~42度の温度と75%以上の湿度を好み、繁殖しやすくなります。
 お弁当箱には、おかずをしっかり冷ましてから詰めて、蓋を閉めましょう。熱い
 うちに蓋をすると冷めにくくなるばかりか、蒸気がこもって菌の繁殖に絶好の状
 態を作ることになります。また、煮物など水分のあるおかずはしっかり水分を切
 ってから詰めるようにしましょう。お浸しなどは、時間がたつと水分が出てきま
 す。かつおぶしやゴマ、のりなどで和えておくと余分な水分を吸収してくれます。

 自然の食材にも菌を増やさない効果があります。たとえばご飯やおにぎりに酢や
 梅を混ぜたり、肉や魚の味付けに生姜やカレー粉を用いると菌の増加を防げます
 し、臭みも取れて冷めてもおいしく食べられます。

 以上、3つのポイントに気を付けて作ったお弁当ですが、食べるまでの保管状態
 も重要です。なるべく涼しい場所で保管します。特に暑い日などは保冷材などを
 活用するのも一つの方法です。そして、できるだけ早めに食べるようにしましょう。


 安心して食べられる手作り弁当で、残暑も元気に乗り切りましょう。


                                                                                                (管理栄養士 大里美紀)



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 ┃▼┃クリニック情報:休診日、お知らせ等
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 ・最新の医師時間割 

 http://www.plata-net.com/yoga/schedule.html

 
  急な変更等がある場合がございます。
 
  詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。

                   

                                                                      (患者様サービス担当 正者忠範)

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