2014/10/29
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2014年 10月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
朝晩がすっかり冷え込むようになりました。
コートを着て出勤されている方も見られるようになり、
街路樹の木々も色づき始めるのが近くなっている感じがします。
今年は秋が短い印象ですので、早めの冬支度が必要かもしれませんね。
さて、10月末を持ちまして増田浩三副院長が常勤から非常勤での勤務となります。
今後の診療体制につきましては、以下のクリニック情報に記載いたしました。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただけますよう、
お願い申し上げます。
クリニックはまもなく15年目を迎えます。
私もメルマガを担当して7年経つことになりました。
続けていくことの大変さ、それ以上の大切さを学びながら、毎月の配信を
行っております。
これからもご意見、ご感想などございましたら、お気軽にお寄せください。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2014年10月
─ 栄養コラム ─> 胃腸にやさしい食事とは
~消化の良い食べ物と消化の悪い食べ物~
― クリニック情報 ―> 11月・12月の診療体制について
― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2014年10月
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2009年より勤務中の、増田浩三医師がこの10月いっぱいで、常勤職から非常勤職に変更となります。
詳細は別コラムでお伝えしますが、増田医師の診療時間が減ることになりました。
これまでの経験(名古屋大学総合診療部出身)をいかした、総合診療、膠原病領域、血液内科領域と、幅の広い専門分野で、診療を続けてきました。
患者様には大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解いただきますようにお願いいたします。
11月から12月については、
増田医師以外に、新規の3名の非常勤の医師が、期間限定で診療予定です。
また2015年1月からは、新しい常勤医が診療開始予定となっています。
随時、ご案内をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
さて、季節の変わり目で、普通風邪で受診される患者さんが増えてきました。
インフルエンザの流行はまだみられません。寒暖の差があると、風邪をひきやすくなります。
普段からの体調管理に努めていきましょう。
70年ぶりに国内感染例が報告され、一時は東京の公園が封鎖されるなど、
メディアの話題にのぼっていた「デング熱」も終息傾向にあるようです。
しかし、来年度以降も流行の可能性があり、今後も油断はできない状況のようです。
今月、横浜で行われていた「日本高血圧学会」で、降圧薬の効果は服用時刻によって大きく変わり、ベストな服用タイミングは患者さん一人一人で異なる、という報告がありました。
30人の高血圧患者さんを対象として、降圧薬を起床時、起床3時間後、起床6時間後、起床9時間後、起床12時間後、起床15時間後の6通りで服用してもらい、それぞれの服用タイミングで24時間自由行動下血圧を7日間計測しました。
その結果、上の血圧(収縮期血圧)の平均値をみると、8人が「起床時」の服用で、8人が「起床12時間後」の服用で最大の降圧効果が得られ、その他の患者さんは「起床時」と「起床12時間後」以外の服用タイミングで最大効果が得られました。
また患者さんによっては、夜間に服用すると降圧効果が得られないなど、
服用タイミングが治療効果に大きく影響していることが報告されています。
「同じ薬剤・投与量でも服用時刻によって治療効果は変わり、
しかも患者さん個人によって至適な服用時刻が異なる。
個々人のベストな投与タイミングを調べてテーラーメイド医療を行うことが重要」と指摘されています。
これまでも、降圧薬の朝食後の服用を眠前の服用に切り替えるだけで、
家庭血圧が安定された患者さんは当院でも多くおられましたが、
昼前や夕方の服用でも、最大の降圧効果が得られる患者さんがおられるということになります。
ますます家庭血圧の情報が重視されることになりますが、
今後のこの研究の行方を興味深く追っていきたいと思います。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:“食欲の秋”と上手につきあう間食のとり方
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味覚の秋、食欲の秋と、とかく実り多いこの時期は、食べ過ぎや飲み過ぎになりやすく、また、朝晩が冷え込むようになることで、思いのほか身体に負担がかかる時期でもあります。
その結果、お腹が緩くなったり風邪をひいたりと、体調不良を起こすことも多いようです。
そんな体調不良の時には「消化の良い食べ物を摂るとよい」とよく言われますが、具体的にどんなものを摂ったらいいのでしょうか。脂っこくなく、柔らかいもの…
というイメージはあるかと思います。
大方間違っていませんが、具体的となると、消化の良い食べ物と思っていたものが実は消化の悪い食べ物だった…ということもあります。
今回は胃腸にやさしい食事について、また、外食・コンビニ利用時の消化の良い食べ物を選ぶポイントなどをご紹介します。
【胃腸にやさしい食事について】
●消化にかかる時間が短いもの
胃腸にやさしい食事とは、消化にかかる時間の短いものになります。
よって、体調不良時に食べる定番のおかゆやよく煮たうどんが、消化時間が短く最適といえます。
逆に一番消化に時間がかかるのがアブラ(脂・油)ですので、揚げ物はもちろん、チャーハンなどもご飯が油でコーティングされている状態なので、
消化に時間がかかってしまいます。
他に、菓子パンや揚げ麺のカップ麺、ケーキやドーナツ、アイスクリーム、スナック菓子、チョコなどの菓子類もアブラが多く消化が悪いものになります。
また、調理方法によっても消化の良し悪しが異なり「煮る・蒸す→焼く→揚げる」の順番で硬くなったり油を使うことで消化が悪くなります。
卵は「半熟卵→ゆで卵→生卵→目玉焼き→卵焼き」の順番で油を使う量が増えることから消化に時間がかかることになります。
<消化にかかる時間の短い食品>
とりささみ肉、ヒレ肉、鯛、カレイ、ヒラメ、アジ、スズキ、サケ、タラ、豆腐など
<消化にかかる時間の長い食品>
バラ肉、ひき肉、ハム、ウインナー、サンマ、サバ、イワシ、ウナギ、油揚げ、がんもどきなど
●胃を刺激しないもの
硬いものや冷たいもの、熱すぎるもの、香辛料も胃に刺激を与えてしまうため、胃の働きを阻害してしまいます。柔らかく、程よい温度で、香辛料を使わないものがおすすめです。
コーヒー、アルコール、炭酸飲料、柑橘類やパイナップルなど酸味のある果物も胃を刺激しますので、避けるようにしましょう。
●食物繊維の少ないもの
食物繊維を多く含むものは、胃腸を刺激したり消化に時間がかかるため、
食物繊維の少ないものを、細かく刻んでよく煮たものほど消化が良くなります。
つまり、そばよりもうどん、コーンフレークやオートミールよりも食パン
(何も入っていないもの)やご飯の方が、消化が良いといえます。
きのこ類、海藻類やこんにゃくは食物繊維が多く消化が悪いものになります。
<果物>
食物繊維の少ないもの…りんごやバナナ、桃、りんごや桃の缶詰
食物繊維の多いもの…ドライフルーツや砂糖漬けの果物、梨、パイナップル
<野菜類・海藻類>
食物繊維の少ないもの…人参、大根、カブ、ほうれん草の葉先、
白菜、キャベツ、カボチャ
食物繊維の多いもの…ゴボウ・レンコン・たけのこ・オクラ・昆布・ワカメ
<芋類>
食物繊維の少ないもの…じゃがいも、里芋、山芋(煮たもの)
食物繊維の多いもの…さつまいも・こんにゃく
【コンビニや外食で消化の良いものを選ぶときのポイント】
●コンビニ
<お弁当>
揚げ物の少ないものを選んだり、揚げ衣を取る。
ミートボールやハンバーグもひき肉を使っているので避ける。
<パン>
ハムカツサンドなど揚げてあるものが入っているサンドイッチや、
カレーパンなどの揚げパン、クロワッサン、デニッシュは油が多く使われていて消化が悪くなるため、卵やハムのサンドイッチやシンプルなパンがおすすめ。
<おにぎり>
揚げ物が入ってないもの、マヨネーズを使っていないもの。
<その他>
お浸し、煮ものなど火の通った野菜や、卵豆腐、茶わん蒸し、おでんの大根や卵、はんぺんなどがおすすめ。
●外食
ラーメンやパスタは油や唐辛子などを多く使っていることが多いので、
うどんや魚の定食などがおすすめ。
家庭での食事では、全くの別メニューを作ることは大変ですので、
同じ材料の中で消化の良い食材を調味前に取り分け、体調の度合いに合わせて、
更に煮る、刻むなどして薄味に仕上げましょう。
おかゆもレンジなどを利用すると簡単です。
☆軟飯:ご飯軽く1杯分(100g)に水1/2カップ(100ml)を加え
ラップをして500wで5分、
そのまま3分蒸らす。水の量を増やすとゆるいおかゆになります。
吹きこぼれやすいので大き目の器で作って下さい。
体調不良の時は、胃腸をいたわりつつ回復に必要な栄養補給をすることが大切です。
消化に良い食材、調理法を選んで、体調に合わせた食事をしましょう。
(管理栄養士 石田 晴美)
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┃▼┃クリニック情報:11月・12月の診療体制について
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2009年より当院に勤務していただいております、増田浩三医師が10月末で
常勤から非常勤での勤務となります。
来年の1月から常勤で「西村俊樹(にしむらとしき)医師」にご勤務頂きますが、11月、12月が不規則な非常勤医師による勤務となります。
・増田浩三医師 毎週水曜日、金曜日の担当に変更
※木曜日午前中は安齋医師(小児科)が担当(11月、12月)
・宮坂洋二医師 毎週火曜日(11月、12月)
・遠藤浩信医師 土曜日(11/8,15,22,12/13)
・木村加奈子医師 土曜日(11/29,12/6,12/20)
となります。
しばらくはご不便をおかけいたしますが、ご理解いただけますよう
お願い申し上げます。
急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。
(患者様サービス担当 越路 公雄)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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・10月1日(水)より、インフルエンザの予防接種を開始しております。
☆接種費用 3,700円(1回目、2回目とも)
☆ワクチン 3価混合ワクチン(昨年度と同様です)
※含有株 Aカリフォルニア(H1N1)Aニューヨーク(H3N2)
Bマサチュセッツ
【ご注意】
・お時間、ワクチンともにご予約は承っておりません
・中学生のお子様は予診票に保護者のサインがない場合の接種は
お受けすることができません。
お一人での来院の際は、前もって保護者の方による予診票の
ご記入をお願いいたします。
・小学6年生までのお子様は、予診票にサインがあっても保護者の方の
同伴がない場合の接種はお受けすることができません。
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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