2017/4/28
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2017年 5 月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
桜の季節も終わり、あっという間にゴールデンウイークですね。
どこかにお出かけを予定されている方も多いのではないでしょうか。
4月に新しい生活をスタートされた方にとっては、
緊張をほぐし、ゆっくり静養できる連休になるとよいですね。
4月は雨の日が多かったのですが、5月のスタートは晴れ予報です。
いい休日をお過ごしください!
用賀アーバンクリニックは、カレンダー通りの診療となります。
5月6日は診療日ですが、混雑も予想されますので、
お時間に余裕をもってご来院ください。
なお、今月の医療コラムは休載となります。
それでは今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2017年4月
─ 栄養コラム ─> 「彩り豊かな食事で栄養をとろう」
― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2017年4月
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インフルエンザの流行は終息にむかっていますが、
B型インフルエンザの散発的な流行がまだ続いています。
昨年も、まだこの時期にインフルエンザの患者さんがおられたことを
1年前のメルマガでも報告していますが、今シーズンは11月中旬頃からと
例年に比べて早い時期から流行が始まり、遅い時期まで流行が残るようです。
東京都のインフルエンザ流行情報は以下のページをご参照下さい。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/flu/2016/Vol19No21.pdf
花粉症の患者様は、症状が軽減されている方が大部分です。
スギだけではなく、ヒノキにもアレルギーがあるかたは、
5月上旬頃まで症状が持続します。
すでに治療を中止としている患者様も多いのですが、
症状に応じて、もうしばらく治療が必要な方もおられる状況です。
さて、世田谷区管内の小学校で、
ロタウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染があり、
複数の児童が入院される事態が報告されています。
今後、兄弟関係から近隣地域への感染拡大が懸念されます。
感染拡大防止のため、嘔吐、下痢症状のあるご家族さんがおられる場合は、
徹底した手洗い、排泄物の消毒処置をお願いします。
ノロウイルス感染症に準じた処置として、こちらのページをご参考として下さい。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/pamphlet/files/noro_tomin.pdf
また、東京都感染症情報センターからも、
ロタウイルス性胃腸炎の注意喚起が出されているので、あわせてご覧下さい。
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/diseases/gastro/hitokuchi-joho-rota.pdf?20170425
今月に入り、
海外渡航後や東京都内での麻しん(はしか)の発生の報告が届いています。
麻しん(はしか)は感染すると、10?12日後に38度程度の発熱や咳、
鼻汁などの風邪のような症状が2?4日続き、その後39度以上の高熱と共に
赤い発疹が出現します。
感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染であり、
感染力は非常に強いと言われています。
麻しん(はしか)が疑われる場合は、必ず事前に医療機関に連絡の上、
速やかに受診をするようにしましょう。
また、受診の際は、周囲の方に感染させないように、
公共交通機関の利用を避けて下さい。
なお、麻しん(はしか)に感染したことがある方や予防接種歴が2回ある方は、
感染する恐れはほとんどありません。
以下の方については注意が必要です。
・麻しん(はしか)の予防接種歴がない方
・これまでに麻しん(はしか)にかかったことがない方
・麻しん(はしか)の予防接種歴が1回接種のみである方
(特に20歳代後半から30歳代の方)
暖かくなり冬場よりしのぎやすい季節となってきましたが、
引き続き、外出後の手洗い、うがいを励行していきましょう。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:「彩り豊かな食事で栄養をとろう」
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新緑が眩しい季節となりました。
太陽の下、お弁当を持参して、自然と触れ合えるところに出かけたくなりますね。
お弁当を作るのであれば、彩り豊かな方が、見た目から美味しそうで、
食欲もわき、食べるときにわくわくします。
また、普段の食事も色とりどりの食材を組み合わせることによって、
栄養素密度(※)も高くなります。
日本料理にも古来より「白・黒(茶)・黄・赤・青(緑)」の「五色」の食材を
組み合わせることによって、健康が保てるという考え方があります。
※栄養素密度:カロリーあたりの栄養価の高さを表す指標
今回は『色』から見た食材の効用についてお伝えしたいと思います。
鮮やかなものといえば、真っ先に頭に浮かぶものに、野菜や果物があります。
<野菜>
赤・黄・緑→トマト・ニンジンの赤色、かぼちゃの黄色、
ほうれん草・ブロッコリーの緑色などの色の濃い野菜を
「緑黄色野菜」といいます。
これらの食材にはカロテンと呼ばれる抗酸化作用
(からだをさびさせないようにして動脈硬化を予防する働き)
があり、ガン予防や老化予防、動脈硬化の予防に効果があります。
その他→大根や玉ねぎのように色の淡い野菜を「淡色野菜」といいます。
大根の辛味成分であるイソチオシアネートはがん予防や消化作用・
殺菌作用・解毒作用があり、玉ねぎに含まれる硫化アリルは血液を
サラサラにし、血栓を予防する効果や免疫力を高める働きがある
といわれています。
野菜はお弁当の脇役になりがちですが、
このように健康効果が期待できる成分がたっぷり含まれています。
<果物>
イチゴやスイカなどの赤色、柑橘系のオレンジ色、キウイの黄色や緑色、
バナナの黄色、ブルーベリーの青色など、さまざまな色があります。
果物は総じて、ビタミンC、ビタミンB群、カリウム、食物繊維、
ブドウ糖や果糖の糖質が含まれています。
果物を食べたときに感じる酸味はクエン酸・リンゴ酸などの有機酸、
といわれるもので、これは糖質がエネルギーとして使われるために
不可欠な成分です。
効果としては、疲労を回復させたり、鉄の吸収を高めるため、
貧血防止に役立つといわれています。
お弁当のあとのデザートやおやつにおすすめです。
それ以外の食材はどうでしょうか。
<野菜や果物以外の食材>
○赤色の食材
鮭やエビ、カニの赤色はアスタキサンチンと呼ばれる天然の色素で、
抗酸化作用があるといわれています。
ごはんに鮭や桜エビをのせるだけでも栄養素密度が高くなります。
ちなみに鮭はもともと白身魚です。
鮭が赤いのは、エサとしてカニやエビを食べるからです。
また肉の赤身は筋肉を作る上で必要な良質なたんぱく質となります。
○黄色の食材
卵やカレー粉も黄色の食材です。
お弁当に欠かせない卵焼きは色だけでなく、
栄養素密度も非常に高い食品です。
良質なたんぱく質の他にビタミン・ミネラルを豊富に含みます。
また、カレー粉は発汗作用があるので新陳代謝を高めます。
さらに胃腸の働きを高め、食欲を増進させ、
疲労を回復する効果があるといわれています。
普段の野菜炒めに少しカレー粉を加ええてみてはいかがでしょうか。
野菜が苦手な子どももカレー風味で黄色く色づいているので、
食べてくれるかもしれません。
○白色の食材
ごはん、パン、麺類、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品も白色の食材です。
ごはん・パン・麺類などの炭水化物は私たちのエネルギー源となりますし、
牛乳・乳製品はカルシウムを多く含み、私たちの骨を作ってくれます。
大豆は『畑の肉』といわれており、良質なたんぱく質であるうえに
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンとよく似た働きをし、
コレステロール低下作用や骨粗しょう症の予防に効果があります。
○黒(茶)色の食材
昆布・ワカメ・のり・もずく・ひじきなどの海藻類、
シメジやシイタケなどのきのこ類、黒ゴマ、ナッツなどは黒色の食材です。
海藻類やきのこ類は低カロリーで食物繊維やミネラルが豊富に含まれています。
またゴマやナッツはコレステロールを下げる働きのある良質な油やビタミンE、カルシウム・鉄・亜鉛などのミネラルや食物繊維を豊富に含んでいます。
黒の食材は5色の中で最も現代人が不足しがちな栄養素を多く含みます。
食卓に焼きのりを置いて手軽に食べられるようにしたり、
酢の物や汁物に海藻類やきのこ類を入れたり、
おやつにナッツを選択したりと、
意識して普段の食事に取り入れることが大切です。
このように食事を「白・黒(茶)・黄・赤・青(緑)」という
『色』という観点でチェックをして、色を増やしていくと、
必然的に不足しがちな栄養もとれていきます。
食べたい食事を彩り豊かにして、毎日を健康に過ごしてみませんか?
(管理栄養士 柳生 奈美)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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☆医師休診
・澤井医師 5月27日(土)休診 → 代診 永元医師
急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です
(患者様サービス担当 越路 公雄)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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