MAIL MAGAZINE
用賀アーバンクリニック通信
用賀アーバンクリニック通信2020年6月号
2020/5/28
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2020年 6月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
緊急事態宣言も解除されました。
リモートワークをしていた方も出社がはじまるのでしょうか。
朝の電車も、若干混雑しているように感じます。
いよいよ小学校も登校が始まるようです。
自宅のある品川区では、クラス全員で登校するのではなく、
出席番号でクラス分けをして、しかも隔日での登校となるようです。
昨日、久しぶりの登校日。お友だちに会えた娘は、とても喜んでいました。
当院も、このコロナウイルス対応でいろいろと変わりました。
HOT Topicsにも記載がありますが、
当院でもオンライン診療(電話等による診察)が始まり、
発熱・かぜ様症状外来(時間を分けた診察)も行っております。
ただ、時間等、急遽の変更もございます。
HPやLINE(@064podab)やFacebookもご参照下さい。
さて、本メルマガも新コンテンツ「Dr.大石の簡単医療講話」を開始致します。
今後、隔月連載にになる予定ですが、お楽しみにして頂ければ。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2020年5月
─ 栄養コラム ─> 外出自粛で増えた体重を戻すには
─ 医療コラム ─> Dr.大石の簡単医療講話(第1回/腎臓)
— クリニック情報 —> 休診、クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2020年5月
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都内でも新型コロナウイルス感染症の患者数が減少傾向にあり、
緊急事態宣言が解除されました。
ゴールデンウイーク中の皆様の外出自粛が功を奏し、
いっときは1日に200人以上の感染者数が報告されていたものが、
1桁台にまで低下しました。
まさに、人と人との接触を減らせば感染拡大が軽減されるということが
身にしみてわかります。
その影響を受けて、かぜ様症状で受診される患者様は激減されています。
コロナばかりではなく、通常の「普通風邪」や「感染性胃腸炎」等も激減していることが想像されます。
当院では、「発熱・かぜ様症状外来」を開設してまいりましたが、
患者さん数の減少により、開設時間を当初の1時間半・2時間から
「1時間」に短縮させていただきました。
今後も感染状況に応じて、この外来の時間帯を調整させていただくことがあるため、最新の診療時間は当院のホームページでご確認下さるようお願いいたします。
なお、「発熱・かぜ様症状外来」の時間帯に来院できない患者様には、
オンライン診療をお勧めさせていただいています。
オンライン診療は、診察や検査が出来ないため、
状況をお聞きしたうえで、対面診療のご案内をすることもありますが、
まずは電話等のオンラインで医師に相談することができます。
大人(高校生以上)の患者様は、こちらから
https://yoga-urban.jp/about_yoga/online_naika.html
小児(中学3年生以下)の患者様は、こちらからご予約下さい。
https://yoga-urban.jp/about_yoga/online_naika_2.html
ウイルスの特性を考慮した新しい生活様式にて、
このまま感染を封じ込めたいものです。
皆様の引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:外出自粛で増えた体重を戻すには
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栄養相談では自粛生活が続くことで「太った」の声を良く聞くようになりました。
コロナ感染者の悪化要因『基礎疾患』の中には、
体重増加での影響を受ける場合もあるので、
もともと痩せていて体重増加の必要のある人以外は、
増えた体重は元に戻したいものです。
そこで、今回は時計を活用して行う方法を2つ紹介します。
1. 何時に食べるかを大切に
痩せるために朝食や昼食を抜くことによって栄養が不足して、抵抗力を落とし、
血糖値を上げやすくなり脂肪をためやすい体にしてしまうこともあります。
朝食抜きは5倍太りやすいという調査結果もあるほどです。
『なんとなく食べる』でなく、朝は8時台までに、昼は午後2時台までに、
夕飯は朝食から12時間後の夜8時台までのように、1日の食事を可能な限り、
食べる時間を優先に決めて生活すると太りにくく、減量効果が高くなります。
2.ニセモノの空腹感にだまされない
食後2時間でやってくる空腹感は体の栄養が必要なサインではなく、
血糖値が下がっただけの「ニセモノの空腹感」です。
空腹感は、本来「エネルギーが足りない」時の信号ですが、
実際には、ストレスや血糖値の下がりすぎなどで、おこることもあります。
体は、炭水化物や脂質、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要
ですが、脳は、血糖値を上げる炭水化物に含まれる『糖』だけで満足してしまいます。
特にごはんのような主食の炭水化物でなく甘味の砂糖が多い場合は、
栄養不足になり、エネルギーとして使われにくくなった結果、余分な脂肪になります。
食べ物を用意する前に、空腹感は、ホンモノかニセモノか、落ち着いて判断してみましょう。
食後2時間であれば、炭水化物に偏っている可能性があります。
小腹に入れたい欲求にすぐ素直に従うのではなく、
ニセモノの空腹はぐっと我慢して
1.まずは水分を補給
2.体を動かすなど余分な脂肪を増やさない行動を行うこと
がおすすめです。
身体は、食べる、動く、寝ることで維持し、少しずつ作り変えられています。
どんな身体にするかは、材料になる食べ物と食べるタイミング次第です。
体重増加で膝や腰が辛くならないよう、なんとなく食べている食事習慣も時計を見ながら少しずつ見直してみましょう。
(管理栄養士 蛯原啓子)
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┃▼┃医療コラム:Dr.大石の簡単医療講話(第1回/腎臓)
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皆さまこんにちは。
4月から勤務させていただいています医師の大石大輔です。
僕はこれまで腎臓内科医として9年間勤務していました。
そこで、今回は「腎臓について」少しお話させていただこうと思います。
腎臓というと、尿をつくる臓器というイメージがあると思いますが、
実は他にも様々な働きをしています。
代表的な働きとして、
・骨を作るビタミンDの活性化
・血圧を上げるホルモンの分泌
・貧血を改善するホルモンの分泌
などです。
つまり腎機能が悪くなると、骨が脆くなり、血圧も上がり、貧血にもなってしまいます。
尿が出なくなるということは最後の最後まで症状として現れません。
「腎機能が悪い、または蛋白尿が持続している状態」を慢性腎臓病と言います。
近年では慢性腎臓病を「Chronic Kidney Disease:CKD」とアルファベット3文字で呼ぶことも少しずつ患者さんに周知されてきたように思います。
この慢性腎臓病、実は日本人成人の8人に1人がかかっていると言われ、
他人事ではない病気でもあります。
ご自身が慢性腎臓病かどうか、クリニックや健康診断でもらった検査結果を
見直してみて下さい。
検査結果でみるべきところは、
1. 血清クレアチニン、
2. eGFR
3. 尿蛋白
などです。
それぞれの項目を簡単に説明しますと、
1. 血清クレアチニン
腎臓から排泄されるべき毒素です。腎機能がよければ体から排泄されますが、
悪くなれば排泄されず上昇してきます。
2. eGFR
残りの腎機能と考えてみて下さい。(血清クレアチニン、年齢、性別から計算します。)
若い方では腎臓100動いているとすると加齢に伴い腎臓の働きは下がってきます。
しかし、そこに更なる腎機能障害の原因(高血圧・糖尿病など)が加わると、
残りの腎機能はさらに低下していきます。
3. 尿蛋白
その名の通り尿中に出た蛋白の量です。
長い間立っていたり、体調が悪いと陽性になってしまうこともありますが、
尿蛋白が持続して出ている人は腎機能が悪化しやすいことが知られています。
このように、なんとなく渡されている検査結果でも掘り下げていけば
色々な意味があることが分かります。
慢性腎臓病になったとしても、実は特効薬はありません。
しかし、食生活や生活環境の改善、内服薬の調整、場合によっては検査などで
悪化するスピードを遅くすることは可能です。
・尿所見で異常を指摘されている
・腎機能が悪いと言われている、
・家族で透析している人がいる
など、ちょっとしたことだけど聞くタイミングがなかったという方がいらっしゃれば、お気軽にご相談下さいね。もちろん腎臓以外のことでも大歓迎です!
(内科 大石 大輔)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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☆小児科診療時間変更
6月より、小児科「水曜日午後/金曜日午前」が休診となります。
内科医が小児診療も担当致しますので、ご了承いただきますようお願いいたします。
また、乳幼児健診・ワクチン外来は、発熱・かぜ様症状外来開設に伴い、
・水曜日(中島医師) 14時〜17時
・金曜日(小澤医師) 14時〜17時
となっております。
ワクチン接種に関して、当院小児科医からのメッセージも掲載しております。
こちらをご確認下さい。
https://yoga-urban.jp/guidance/special_outpatient.html#020
急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です。
(患者様サービス担当 浅野 悠)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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