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用賀アーバンクリニック通信
用賀アーバンクリニック通信2022年12月号
2022/11/30
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2022年12月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
いよいよ2022年も残り1ヶ月です。
毎年「1年ってこんなに早いか?」を思っていますが、今年は特にそう感じます。
11月は、出張が多く、あまり用賀に居なかったことも一因かもしれません。
用賀駅の階段や二子玉川の高島屋でもライトアップが始まっており、
いよいよ冬本番でしょうか。
我が家の玄関からも、富士山が綺麗に見える日が多くなってきました。
空気が澄んで乾燥しておりますので、
感染症とともに火事にもお気をつけ下さい。
HOT! Topicsでは、新型コロナウイルス感染症の後遺症について、
田中院長の記事がありますので、ご参考下さい。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2022年11月
─ 栄養コラム ─> 「おうちごはんの外食化」
― クリニック情報 ―> クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2022年11月
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新型コロナウイルス感染症は、第8波の波に入ったと認識されています。
当院の「発熱・かぜ様症状外来」も混雑してきており、
ご希望の患者様全ての診察が困難な状況になりつつあります。
同時流行が懸念されているインフルエンザの動きはまだ鈍く、
都内でも感染が拡大してきている様相はまだみられません。
新型コロナウィルス感染症の今の流行は、
第7波の「BA.5」の残り火が再燃している状況と考えられています。
また今後は新たな変異ウイルスの増加も懸念されており、
オミクロン株の一つである「BQ.1」系統や、「BA.2」から派生した
変異ウイルスと「BA.2.75」から派生した変異ウイルスが組み合わさった
「組換え体」と呼ばれる「XBB」の流行が懸念されています。
これらの特徴は高い感染性です。
また一度「BA.5」になっていてもその免疫をすり抜ける高い免疫逃避性を
持つのが特徴と考えられています。
したがって、以前に増して再感染のリスクが高くなるということになります。
オミクロン株に入り、肺炎等で重症化する率が随分低くなってきました。
また致死率についてはインフルエンザなみ、
あるいはそれ以下という報告もでてきています。
しかし新型コロナウィルス感染症は、
この重症化ばかりが問題ではありません。
後遺症の問題があるのです。
後遺症はデルタ株に比してオミクロン株は半分程度というデータもありますが、
何週間も持続する後遺症が5%程あると報告されています。
倦怠感や息切れ症状が強くて、仕事を休まないといけなくなる人が、
ある一定割合存在するのです。数ヶ月かけて改善する例もありますが、
なかなか改善しない例も知られています。
この後遺症の原因については、まだ詳細不明で諸説があります。
アメリカではウイルスの複製を防ぐ、パキロビットパック
(日本でも重症化因子のある患者様に処方できる内服薬です)
という薬剤で治験が予定されています。
新型コロナウイルスが、体の中に残留して長期にとどまることが
炎症を持続させる原因となり、それが後遺症の症状をおこしているという
説に対し、ウイルスの複製を防ぐ内服薬で治療を試み、
症状の改善程度を確認するという治験です。
ちなみに、新型コロナワクチンの接種や、
発病してしまった時に重症化因子のある患者様に投与できる「ラゲブリオ」や
「パキロビッドパック」という内服薬を服用しておくことで、
後遺症のリスクを軽減できるというデータもあります。
オミクロン株になり、重症化率や致死率はかなり減少しているものの、
こうした後遺症を抱える患者様が一定数おられることを考えると、
まだまだ普通風邪やインフルエンザなみの感染症と捉えるには、
時期尚早という意見が多いのです。
新型コロナウイルス感染症は、「飛沫感染」「エアロゾル感染」
で感染が広がっていくのが主体です。
対策は、
・不織布マスクの着用(感染予防効果が証明されています)
・換気
・3密の回避
と、従来からの標準的感染対策となります。
普段からの規則正しい生活、不摂生をしない生活を心がけ、
感染対策を続けて行きましょう。
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:「おうちごはんの外食化」
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『外食』と言えば自宅で食べるより特別な食事が多いと思いますが、
新型コロナウイルス感染症の流行によって、外食は減って、
代わりに、テイクアウトやデリバリー、有名店の冷凍食品などが充実してきて、
自宅で外食の味を楽しめるようになりました。
そのためほぼ毎日、『外食』のような食生活になっている方も
増えてきています。
そこで今回は、外食化しているおうちごはんを少しでも体に優しい食べ方にするポイントについてお伝えします。
外食の特徴と言えば、
1. 高カロリー
2. 高脂肪
3. 塩分多め
4. 野菜不足
が代表的です。
高カロリーの原因は、高脂肪であることが多いので、
揚げ物の種類や量を増やさないことが大切です。
ただし、食が細くて量をあまり食べられなくなっている高齢者には
揚げ物を1品増やすことにはメリットがありますので、
カロリー高めの特徴は上手に活用したいものです。
また、もう一つ高カロリーになる原因として炭水化物があります。
お店の1人前は食べきれる人の適量ではないので、
食べきれてもエネルギー(カロリー)を使い切れなければ脂肪となって
たまってしまいます。
それぞれの体格や、食後に体を動かすのか食後は寝るだけなのか、
など食後に何をするのかによって、量を加減することが大切です。
外食との大きな違いは、自宅は冷蔵庫や冷凍庫に保管ができることです。
食べた後の活動量が少ないときは、食べる前にお子様ランチやお弁当のように、
皿や保存容器に少しずつ取り分ければ、量の調整にもなり、
翌朝や翌昼のおかずになります。
ひと口でご飯やビールが欲しくなる料理は、塩分多めの食事がほとんど。
塩は食欲のスイッチを押すので、お酒もすすみ、食べ過ぎもしやすくなります。
しょう油やソース、つけダレ、ドレッシングなど、自分が調整できる味付けは
極力少なくして、塩分が影響する血圧や腎臓への影響を最小限にしましょう。
野菜が少ないからと漬物を多くとると塩分が多くなります。
干物や味の濃い料理の場合は、
サラダのドレッシングはできるだけ使わずに味の薄い野菜と濃いおかずを交互、
もしくは合わせて食べることで塩分を減らすことができます。
煮物や酢の物は、きのこやコンニャク、海藻など不足しがちな食物繊維が多い
食材が一緒にとれる確率が上がります。
市販のサラダやカット野菜は、ビタミン類をいくらか損失しているので、
ミニトマトやレタスのような生野菜やブロッコリー、オクラなどの冷凍野菜、
ほうれん草、ニンジン、キャベツなどの乾燥野菜を足し、
混ぜたり包んだりしてカサ増しする食べ方なら摂れる栄養量も増えます。
野菜ジュースは手軽ですが、とれる食物繊維が少なく、噛んで食べるメリットを得ることができません。
食物繊維は生活習慣病予防に働き、
免疫とも関係の深い腸内環境を整える効果があります。
しかし、飲むことでビタミンやミネラルの摂取量は増やすことができるので、
飲めば安心と頼るのではなく、どうしても野菜不足になるときに限って
利用するのがお勧めしたい摂取の方法です。
(管理栄養士 蛯原 啓子)
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┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ等
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☆インフルエンザ予防接種
2022年のインフルエンザワクチン予防接種を10月3日(月)より開始しております。
価格:1回につき、4,500円
※世田谷区にお住まいの中学生以下のお子様は3,500円
※65歳以上は無料(23区、狛江、調布、三鷹にお住まいの方のみ)
【ご注意】
・お時間、ワクチン確保ともにご予約は承っておりません。
☆インフルエンザ予防接種外来
院内感染防止と診療の効率化の観点から、
今年度もインフルエンザ予防接種の専門外来を実施いたします。
本年も、完全予約制とさせていただきます。
◎開催日程
・12月3日(土)14時~17時
ご予約はこちらからお願い致します。
☆予診票
院内の混雑緩和、待ち時間短縮のために、事前にお読み頂きたい注意事項と
予診票をHPにてダウンロード出来るように準備致しましたので、ご利用下さい。
☆休診
〇年末年始
・12月29日(木)~1月3日(火)
※1月4日(水)より通常診療
休日診療案内
・玉川地域内科、小児科医療案内 03-3704-2481(9:00~18:00)
・東京都保健医療情報センター(コンピュータ応答)03-5272-0303(24時間)
〇田中医師
・1月21日(土)休診 → 代診 中村医師
〇野間口医師
・1月23日(月)休診 → 代診 未定
・1月25日(水)休診 → 代診 半田医師
〇増田医師が体調不良のため、引き続き、休診となります。
12月中 代診 福富医師
急に変更がある場合もございます。
最新の情報は、ホームページ/LINE等でご案内致します。
(患者様サービス担当 松葉 広昭)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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