MAIL MAGAZINE

用賀アーバンクリニック通信

用賀アーバンクリニック通信2015年2月号

2015/2/28
┏━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━┳━┓
┃■┃■┃  月刊  用賀アーバンクリニック通信 2015年   2月号 ┃■┃■┃
┗━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┻━┛

 ━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━

 あっという間に、1年の6分の1が終わってしまいます。
 ついこの間まで、コートの襟を立てて歩いていましたが、このところは、
 暖かい日も続いています。

 先日、駒沢公園に遊びに行きましたが、梅の花がきれいに咲いておりました。
 「梅、桃、桜」という順番に咲いていきますので、まもなく桃の花が、
 そして桜の花も咲いてくるでしょう。用賀の桜並木も楽しみですね!

 花が咲いてくると、花粉症も心配になりますね。
 HOT! Topicsにもありますが、早めの予防をお勧めいたします。
 
 それでは、今月の情報をどうぞ!
   

                                                                      (患者様サービス担当  正者 忠範)

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃INDEX
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
  ─ HOT! Topics    ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2015年2月

  ─ 栄養コラム     ─> 大人の偏食 ~「ばっかり食べ」していませんか?~
  
 ― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2015年2月
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 感染性胃腸炎で受診されるかたが目立ちます。

 節々の痛み、倦怠感、発熱、気分不良が主訴のために、かぜやインフルエンザ
 ではないかと、心配される患者さんもおられますが、嘔吐、下痢があまり目立
 たない、気分不良、倦怠感だけの胃腸炎もあります。脱水に注意すれば、数日
 で自然に軽快しますが、初日は倦怠感が強いために、日常生活にも支障が生じます。

 インフルエンザの流行はピークを過ぎ、患者さんの数は減ってきていますが、
 今期流行していたA型インフルエンザ以外に、B型インフルエンザと診断される患者さんがでてきています。

 例年、シーズンの終盤は、B型の流行の山が少しみられるため、今後も要注意の状態です。すでに、今期、A型インフルエンザに罹患されたかたも、ウイルスの型が違うため、B型に罹患する可能性はあります。

 引き続き、外出後の手洗い、うがい、室内の加湿を励行していきましょう。

 http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/assets/flu/2014/Vol17No15.pdf

 さて、都内でもスギ花粉が飛散しはじめています。
 今年のピークは3月上旬から中旬と予報されています。急に大量の花粉に曝露すると、症状が急に悪化する場合があります。外出時の花粉対策と内服薬や点鼻・点眼薬による加療が有効です。症状が強くなる前の受診をお勧めします。


                                                                                                  (院長 田中 勝巳)
    
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃栄養コラム:大人の偏食 ~「ばっかり食べ」していませんか?~
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 偏食と聞くと、幼い子どもが食べ物に対して好き嫌いがあり、
 好きなものばかり食べているイメージをもつ方が多いのではないでしょうか。

 好きなものばかり食べているということは、同じ栄養素に偏り、必要な栄養素を充分摂れていないことを意味します。発育・発達の時期は、様々な栄養を摂ることが健康な身体作りの為に大切です。

 しかし、その子どもの周りにいる大人はどうでしょうか?

 今回は、意外と多い、大人の偏食についてお伝えしたいと思います。

 大人の場合、好きなものに偏った食事やラーメンだけというように、単一の食品だけを摂る「ばっかり食べ」のような食事が続くと、老化を早めたり、風邪を引きやすくなったり、生活習慣病を招く原因ともなり兼ねません。

 身体は本来、食べたものを材料として作られています。古くなった血液や、筋肉、ホルモンなどを新しいものに作り替えるための栄養が常に必要です。ですから、1日3回の食事で、その都度質の良い栄養を補う必要があります。
 
 例えば、仕事が忙しく食事の時間がとれない時や一人で食べる時は、おにぎりだけ、そばだけのように簡単に済ませてしまいがちです。その場合、エネルギーや体温保持の材料となる炭水化物はしっかり摂ることができますが、筋肉や血液の材料になるたんぱく質や、体の調子を整えるビタミンやミネラルなどの栄養素が不足してしまいます。

 そこで、そんな時にもできる朝食や昼食の摂り方の基本パターンを、具体的なメニューを例にご紹介いたします。

【おにぎりだけを食べていた方の場合】

 例:おにぎり+おでんの具2~3品+野菜サラダ(野菜ジュース・果物)

 おにぎりを選ぶときに、いつもと違う種類を選ぶだけでも、いろいろな栄養を摂ることができます。
 玄米や雑穀、サケ、納豆巻きなどにするとさらに栄養量がアップします。
 また、海苔がついているだけでもずいぶん違います。
 ご自宅では焼き海苔をたっぷり食べることでもビタミン、ミネラル食物繊維の摂取量が増えるので、食卓に常備しておくとよいと思います。

 おでんの具材の中で、もち巾着やちくわぶは、ごはんの仲間の栄養素が多いので、体重の増加や血糖が気になる方は、おにぎりを1個減らして、その他のものを選ぶことをおすすめします。

 おでん以外の場合、たとえばコンビニでは、から揚げや焼き鳥などの肉類、
 ご自宅では豆腐をレンジで温めたものや目玉焼き、魚の缶詰や笹かまぼこをプラスするとおにぎりだけでは不足しやすいたんぱく質を補うことができます。

 果物を野菜の代わりとして摂ることがおすすめというわけではありませんが、
 野菜のおかずの追加が難しい場合には、まずは生の果物を加えて、ビタミンCやカリウムなど、少しでも体調を整える栄養を補給しましょう。

 野菜ジュースは、飲んでいれば健康になれるものではありません。

 しかし、野菜の摂取を全くしないよりは、野菜ジュースをプラスすることで、
 ビタミンなど摂れる栄養素の量は増えます。非常食的な活用をするのであれば、
 単に甘い清涼飲料水よりおすすめです。

【菓子パンだけを食べていた方の場合】

 例:サンドウィッチ+牛乳+野菜スープ

 菓子パンや調理パンは、すぐにお腹が空きやすいですが、糖分や脂肪分が多いため、カロリーは高めです。

 パンが食べたい時は、具材が一緒にとれるサンドウィッチがおすすめです。
 できれば肉や魚、卵、野菜の具材の種類、パンの種類を変え、可能な範囲で日替わりにして選ぶことをおすすめします。とんかつやメンチカツをはさんだサンドウィッチは、思った以上に脂肪の摂取量が多くなりますが、たんぱく質もとれる1品です。

 頻度を多くしないことと、次の食事では肉の摂取を控え、カロリーが高くなり過ぎないように意識することが必要です。

 サンドウィッチの具材が少ない時やロールパン、ベーグルのようにシンプルなパンを食べる時には、牛乳やヨーグルト、豆乳などたんぱく質の多いものをプラスするのもおすすめです。

 また、サンドウィッチのレタスやキュウリだけでは、1回の食事でとる野菜の必要量は満たせません。野菜スープや野菜サラダなどがあると不足分を補うことができます。


【パスタ・うどん・そば・ラーメンだけを食べていた方の場合】

 例:肉や卵、野菜、海藻など、具材が沢山使ってあるメニュー

 めん類が中心のメニューで不足しやすいものに、たんぱく質とビタミン、食物繊維があります。
 なるべく、具材がたくさん使ってあるメニューを選んだり、サイドメニューで、
 卵料理(温泉卵、卵焼き、茶わん蒸し)や豆腐、わかめやほうれん草、野菜サラダなどを加えると食品の数や色が増え、摂れる栄養素の量と種類が増えます。

 また、具材が増えることで栄養素だけではなく、かむ回数も増えるため、早食いになりやすい
 めん類の欠点を補うことができます。

 まずは、今日食べたもの、この一週間に食べたものを振り返ってみてください。

 同じメニューが続いている場合には、いつもと違うものを選んだり、
 あるいは1品をプラスし、「ばっかり食べ」にならないように意識してみましょう。

                      (管理栄養士 丸田美幸)


┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ・3月20日(金)伊能医師休診に伴い、乳幼児健診・予防接種外来休診



 急な変更がある場合もございます。
 ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
 詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です

                   (患者様サービス担当 越路 公雄)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは、用賀アーバンクリニックの患者様に、より便利かつ
安心して医療サービスを受けて頂きたいと願い、発行しています。
  
 メールマガジン内容に関するご意見やお問い合わせ、アドレス追加・変更、
配信中止の際は、お手数ですが以下のメールアドレスまでご連絡下さい。

 ※メールでの医療相談は承っておりません。

〔アドレス追加〕       mm-add@yoga-urban.ne.jp
〔アドレス変更〕       mm-change@yoga-urban.ne.jp
〔配信中止〕           mm-bye@yoga-urban.ne.jp
〔バックナンバー〕     http://www.plata-net.com/blog/yoga/

                  ■ 発行 用賀アーバンクリニック メールマガジン編集部
               Copyright(c)2015 Yoga Urban Clinic。 All rights reserved。
バックナンバー一覧へ
ページの先頭へ戻る