MAIL MAGAZINE
用賀アーバンクリニック通信
用賀アーバンクリニック通信2021年12月号
2021/11/30
┏━┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━┳━┓
┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2021年12月号 ┃■┃■┃
┗━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┻━┛
━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
新型コロナウイルス感染症の陽性者数が少なくなり、
街に活気が戻ってきました。
テレワークも終了した企業が多いのでしょうか。
朝の電車も混み始めております。
コロナワクチンの3回目接種が報道されております。
まだ何の情報も降りてきていませんが、住民向け接種があれば対応する予定です。
HPやLINEでもご案内致します。
早いもので、今年もあと1ヶ月。
そろそろ、来年の手帳を買わないといけません。
毎年決まったものを使っていますが、真っ白な手帳に書く一言目は緊張します。
来年はマスク生活が終わりになるとよいのですが、もう少しですかね。
うがい、手洗い、換気、三密を避けるのは続けて行きましょう!
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃INDEX
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2021年11月
─ 栄養コラム ─> 「 老け顔の原因にも?!~噛みごたえから見る食事~ 」
— クリニック情報 —> クリニックからのお知らせ等
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2021年11月
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
欧州や韓国で、新型コロナウイルス感染症の再拡大がおこっています。
一方、日本では緊急事態宣言が解除されて、すでに2ヶ月近くたつものの、
今のところ目立ったリバウンドの兆候はなく、よい状況を保てています。
このままの状況が続くにこしたことはありませんが、
必ず次の波はやってくるでしょう。
欧州より遅れてワクチンの接種が始まった日本では、
ワクチンの効果が「今が最大」と推定されています。
今後、ワクチンの効果が弱まり、
感染対策の緩和が進むことにより次の波が襲ってくるでしょう。
内閣官房のシミュレーションプロジェクトによると、
第6波は年末から立ち上がり2022年1月半ばに新規陽性者がピークを迎え、
規模は第5波より小さく重症者数も抑えられる見込みとされています。
このシミュレーションの前提は、
(1)年末までのコロナワクチン2回目接種率が80%
(2)3回目接種のスタート時期が12月
(3)3回目接種の1日あたりの人数が2.5万人
(4)人流が3月末でコロナ前に戻る
(5)感染対策は行っている
などの条件で、今後の新規陽性者と重症者数の動向を予測しています。
それによると東京都の場合、第6波は年末年始に始まり、
2022年1月半ばにピークが形成され、ピーク時でも1日最大で800人と
感染規模はピーク時に5千人以上の新規感染者を出した第5波に比べて小さく、
また重症者も最大で40人強という見込みのようです。
上記のシミュレーションは、
あくまでも前提条件が全て成し遂げられての評価で、
ワクチンの効きにくい「新たな変異株」が出現してくると話は変わってきます。
早速、南アフリカで新たな変異株が見つかり、感染力がより強く、
現状のワクチンが効きにくくなる恐れがある「オミクロン株」が懸念されています。
世界が警戒を強め、世界経済の先行き不安から株価が下がる事態となっています。
先行きがまだまだ見通せない中、
大切なのは我々一人一人の基本的な感染対策を継続することでしょう。
大幅に日常を緩和した欧州で、
従来のデルタ株の再燃がおこっていることも教訓となるでしょう。
新型コロナウイルスが出現して、2度目の年末を迎えようとしていますが、
このウイルスとの闘いは長期戦で、まだまだこの先も続いていくことでしょう。
新たなワクチンや経口内服薬の開発を期待したいものです。
さて、当院では、インフルエンザワクチンの接種がピークを迎えています。
当院では、一般外来の時間帯は予約不要(ご予約は承っておりません)
で接種可能です。
接種して効果がでるまで2週間ほどかかりますが、
今年はまだインフルエンザの流行の兆しがありません。
免疫をつけておくことで、重症化予防に役立ちます。
今ならまだ在庫があるので、接種をご検討中の方は早めにご来院下さい。
世田谷区の特定健診の予約枠も徐々に埋まってきています。
今年度の締めが3月末なので、年明けの予約をご希望の方も、
なるべく早めにご予約いただくことをお勧めさせていただいています。
最後にウォーキングのお話です。
最近の研究によると、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を予防するために、
「1日8000歩以上、そのうち中強度の歩行を20分間以上行う」
が最適とされています。
1日8000歩は、ウォーキングの歩数だけではなく、
日常生活で無意識に歩いている歩数も含まれています。
しかし、ゆっくりとだらだら歩くだけでは、運動の効果は期待できません。
量(歩数)よりも、質(強度)が大切になります。
「中強度の運動」とは、早足歩き、軽い筋肉トレーニング、ラジオ体操などを
指します。
ウォーキングであれば、
「何とか会話はできるが、息が弾むペースで、うっすらと汗ばむ速歩き」
です。以下を参考に、ウォーキングに取り組んでみましょう。
高強度:ジョギング、筋肉トレーニング、激しいスポーツなど
中強度:速歩き、軽い筋肉トレーニング、ラジオ体操など
低強度:ゆっくり歩き、ストレッチング、ヨガ、家事作業など
1日あたりの「歩数」「中強度の活動時間」と
「予防・改善が期待できる病気」の目安
歩数 中強度の活動時間 予防できる病気
2000歩 0分 寝たきり
4000歩 5分 うつ病
5000歩 7.5分 要支援・要介護、認知症、心疾患、脳卒中
7000歩 15分 がん、動脈硬化、骨粗鬆症、骨折
7500歩 17.5分 筋減少症、体力の低下
8000歩 20分 高血圧、糖尿病、脂質異常症、
メタボリックシンドローム(75歳以上)
10000歩 30分 メタボリックシンドローム(75歳未満)
12000歩 40分 肥満
(院長 田中 勝巳)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃栄養コラム:「老け顔の原因にも?!~噛みごたえから見る食事~ 」
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
栄養相談では、食事のタイミングや栄養バランスだけでなく『噛みごたえ』
という視点からもアドバイスすることがあります。
どんな食事の方が対象になるかというと、
朝は、野菜ジュースだけとかパンとヨーグルト、あるいはお茶漬けやおかゆ、
昼はそばやラーメンなどのめん類やカレー、
夜はハンバーグやコロッケ、まぐろの刺身のような食事の方です。
噛むことは、骨格や胃腸に影響し、ガン、虫歯、肥満の予防改善の効果や、
うつの予防のように心の健康にも関係することがわかってきています。
また噛むことによる唾液の恩恵は感染症予防にもあるので
このコロナ禍では重要な自己防衛のポイントです。
また、噛むことを意識した食事ができていると脳は活性化しやすいので、
認知症とも深い関係があります。
あまり噛まない食事は、脳の血流や唾液の分泌量も減り、
口まわりの筋力が低下するなどの老化現象が早くあらわれます。
ということは、今話題の顔のたるみ、『マスク老け』との足し算になるため
老け顔になるスピードが早くなるので、油断禁物です。
噛みごたえのない食事の影響を受けた子どもは、
柔らかい食事によってあごが小さく成長するため、小顔になります。
しかし、それは喜んではいられません。
やせていても睡眠時無呼吸症候群になるなど、
成長してからその影響で悩む可能性もあるからです。
私達は、食べ物のおいしさを味だけでなく、
噛みごたえからも判断しています。
ほどよい柔らかさはおいしく感じても、
柔らかすぎで形がドロドロになるとおいしいとは感じないように
『噛みごたえ』はおいしさを決める大切な要素です。
高齢になると、だんだん歯や歯茎が弱って、柔らかく、
小さくしないと食べられない方もいれば、
歳をとっても厚切りのステーキを食べ、
ポリポリ、サクサク歯ごたえを楽しむ食事をされる方もいます。
どちらが、介護が必要になる時期が早いかは明確ですね。
歳をとってから食べる楽しみが奪われることほどつらいものはありません。
歯茎が弱る年齢になる前からジュースや粉末、
食べやすい柔らかいもので栄養補給するのではなく、
しっかり噛みごたえのある食事のとり方を意識することをおすすめします。
たまに楽しむことや、本当に困難な場合は問題ありません。
しかし、野菜ジュースのように『簡単に栄養不足を補う』ことだけに気をとられ、習慣化すると、噛むことの積み重ねによる恩恵を逃してしまいます。
そしてそれは、朝食や昼食を抜くなど、1日3回噛むことをしないで、
飲むだけで過ごされている方も同じことがいえるのではないかと私は思います。
自分の食事を噛みごたえの視点で振り返ってみてください。
めん類の多い方は定食やお弁当に。
薄く小さく切っていた野菜や果物は大きめに切り、たまには丸かじり。
脂の多い薄切り肉やひき肉は赤身の多いもも肉やひれ肉、
あるいは少し厚切りの肉にするだけでも噛みごたえのある食事になります。
身体は使わないと機能が低下するしくみがあちこちに潜んでいます。
噛みごたえを楽しむには『歯と歯茎の手入れ』は欠かせません。
生涯自分の歯でおいしく食べるためにも日頃の手入れと定期的な歯科での点検で、心と体の健康を保ちたいものですね。
(管理栄養士 蛯原 啓子)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃クリニック情報:クリニックからのお知らせ等
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆内科診療体制
大石大輔医師の退職に伴い、火曜日/水曜日/金曜日/土曜日が当面の間、
代診となります。
最新情報はHPに掲載致しますので、ご確認下さい。
(患者様サービス担当 松葉 広昭)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールマガジンは、用賀アーバンクリニックの患者様に、より便利かつ
安心して医療サービスを受けて頂きたいと願い、発行しています。
メールマガジン内容に関するご意見やお問い合わせ、アドレス追加・変更、
配信中止の際は、お手数ですが以下のメールアドレスまでご連絡下さい。
※メールでの医療相談は承っておりません。
配信中止:mm-bye@yoga-urban.ne.jp
アドレス追加:mm-add@yoga-urban.ne.jp
アドレス変更:mm-change@yoga-urban.ne.jp
〔バックナンバー〕http://www.plata-net.com/blog/yoga/
■ 発行 用賀アーバンクリニック メールマガジン編集部
Copyright(c)2021 Yoga Urban Clinic.All rights reserved.