COLUMN
管理栄養士の栄養コラム
コロナ太りの小さな対策
2021.03.30
『コロナ太り』という言葉も定着しているこの頃ですが、標準体重より重く生活習慣病のある方は、今よりも体重増加してコロナに感染すると重症化のリスクが高くなります。また、体重が増えることで、腰痛や膝痛などが辛くなると、ますます活動でのエネルギーの消費が減って体重も増えやすくなります。そこでちょっとした太りやすい習慣と対策についてお伝えします。
下記に思い当たる方は、太りやすくなりますので小さな対策を少しずつ始めてみましょう。
1. まとめ買いをする
【対策】
まとめ買いはまとめ食いの原因です。買う量は食べる量ですから、食費をチェック。特に、おやつやおつまみ、お惣菜、果物、ジュース類、めん類を買い過ぎない。ストック場所を狭く小さくする。
2. 冷蔵庫はいつもぎっしり入っている
【対策】
冷蔵庫は中身7割、すっきりと。種類があるほど誘惑に負けやすく、食べ過ぎに。冷蔵庫、冷凍庫にぎっしり入っている人ほどなかなかやせない。
3. 食事時間以外にも「食べながら」行動することが多い
【対策】
だらだら食べは、胃腸にも歯にも負担をかけます。何か食べたくなったらまずは甘くない水分補給を。できれば温かいものをゆっくり飲む。体を温めると気持ちもリラックス。
テーブルにいつも食べ物を置かないなど環境づくりは重要。あえて、いつでも簡単に食べられない見えない場所に置く
4. 朝食を毎日食べない
【対策】
朝食を食べない人は毎朝食べている人の5倍太りやすく、食べたり食べなかったりする人も毎朝食べている人より太りやすいことがわかってきました。休日も、生活のリズムを整えるためにも前日の夕食を食べ過ぎず、翌朝食べるものを決めて就寝を。
5. 寝る前3時間以内に夕食を食べる
【対策】
太りにくく、良い睡眠のための胃の門限は9時。消化が終わらないままの睡眠は睡眠の質が低下し、内臓脂肪も増加しやすくなります。遅くなる時は、量を半分もしくは3分の1に。
私たちの身体は、習慣で作られていきます。ちょっとしたことが積もり積もって新しい習慣になります。なにげない小さなコロナ太り対策、できることから始めてみませんか?
(管理栄養士 蛯原 啓子)