2018/5/29
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2018年 6月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
今年は季節が進むのが早い気がします。桜の開花もそうでしたが、
すでに梅雨入りしている地方もありますね。鬱陶しい季節になることを思うと、
それだけで気が滅入りそうです。。
先日、那須高原の茶臼岳に登ってきました。
朝はとてもひんやりしていましたが、頂上に着くころには、
軽く汗ばむくらいの陽気でした。
登山道には雪も残っていましたが、気持ちよく登山を楽しむことができました。
HOT Topics!にも栄養コラムにもありますが、日頃の運動不足の解消、
また、夏の3,000m級登頂のために、二子玉川までのウォーキングを再開し、
健康維持にも努めたいと思います。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2018年5月
─ 栄養コラム ─> 「食後の血糖値の変化知っていますか」
― クリニック情報 ―> 休診、クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2018年5月
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寒暖の差がありますが、過ごしやすい日も増えてきました。
これから梅雨に入るまでは、運動するのに絶好の時期です。
普段、忙しくて運動不足の人は、まずは外に出てみて、太陽の日射しを浴びながらウオーキングをされてはいかがでしょうか。
熱中症の予防には、汗をかきやすい体質にしておくことが一つのポイントです。
普段から、軽く汗ばむ程度の運動を心がけましょう。
クリニック前にも掲示しておるとおりに、「はしか(麻疹)」の流行が続いています。
今年に入り、すでに150名以上の確定患者さんが報告されています。
インフルエンザは年間1000万人程度感染しているとされているので、
その流行とは規模が全く違いますが、特効薬がなく、肺炎や脳炎を併発して死に至ることもある重い病気です。空気感染をして免疫のない人には感染が広がりやすく、予防にワクチンが有効のため、ワクチン接種が呼びかけられています。
それでは、どの年代のかたがワクチン接種をすべきなのでしょうか。
最もリスクのある世代は、28歳から41歳の人です。
この年齢のかたは、ワクチン接種が最も推奨される世代です。
27歳未満の人は低リスクです。
2008年に、麻疹の予防接種を1回しか受けていない人への2回目接種(中学1年時か高校3年時に受ける)制度がスタートしました。
この対策のおかげで、1990年以降に生まれた人(27歳未満の人)は、
拒否していないかぎりは、麻疹の予防接種を2回接種しているので、
免疫が充分にある人が多く、麻疹にかかる可能性は低いと考えられます。
もちろんゼロではありません。
28歳から41歳の人は、麻疹の予防接種を1回受けている世代となります。
1回接種では5%くらいの人は免疫を獲得できず、
また獲得できた人も時間の経過とともに、免疫力が落ちてきます。
またこの世代は、子供の頃からすでに麻疹が流行していない時期に育って
いるため、麻疹流行による免疫増強が得られていません。
したがって、最も罹患しやすい世代とされています。
42歳以上の人は、生涯で一度も麻疹の予防接種を受けていない世代です。
日本で麻疹の予防接種が任意で始まったのが1966年ですから、
42歳から53歳の人は、1回ワクチンを接種している可能性があります。
しかし、任意接種は費用がかかるため、この世代でワクチンを接種している人は、親の予防接種に対する意識が高い人限定ということになり、ほとんどの人は受けていないはずです。
ところが、この世代は低リスクと考えられています。
なぜなら、子供の頃にまだ、麻疹が普通に日本国内で流行していたからです。
たとえば保育園で麻疹が流行しだすと、感染力が非常に強いため、
それまで麻疹にかかったことがない子供はほぼ全員が感染していました。
日本で強制的に予防接種がおこなわれるようになった1978年より前に生まれた世代(42歳以上の人)は、よほどのことがないかぎり麻疹を経験しているとされています。
先月号でもお伝えしましたが、ワクチンの接種が推奨されています。
しかし、ワクチンの流通が潤沢でない状況です。
接種をご希望されるかたは、あらかじめ、お電話でお問い合わせ下さい。
当院での接種価格は、以下のとおりとなります。
麻しんワクチン 9,700円(税込み)
麻しん・風疹混合ワクチン 13,200円(税込み)
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:食後の血糖値の変化知っていますか
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誰しも一度は耳にしたことのある『糖尿病』ですが、単に甘いものの食べ過ぎや、ぜいたく病といったイメージをもっていませんか?
自分は甘いものは食べないから大丈夫…と糖尿病に対して安易に考えている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
確かに、甘いものを食べ過ぎたりすることで血糖値は高くなりますが、
糖尿病は食事をすることで上がる血糖値が下がりきらず、高い状態が続いてしまうという誰にでも起きる可能性のある病気です。
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度を表したものです。
食事でとった炭水化物は消化吸収されブドウ糖となり血管にとりこまれ、
インスリンというホルモンの働きでエネルギーとして利用され血糖値は下がります。
ところが、食事に含まれる糖の量が多くなりすぎると血糖値は急激に高くなります。
このときインスリンの働きが十分であれば血糖値は下がりますが、
十分ではないと血糖値を下げることができなくなります。
このインスリンの働きが十分ではなく血糖値を下げることのできない状態が糖尿病です。
食事をしたときに血糖値は上がりますが、その『上がる速さ』がとても重要で、
血糖値を急激に上げる食事を繰り返すことは血管の負担となり糖尿病になりやすいと言われています。
厚生労働省が実施した「2016年国民健康・栄養調査」によると、
糖尿病と疑われる人がついに1000万人にのぼり男性16.3%、女性9.3%になったと報告され、さらに身近な病気となりました。
血糖値の高い状態が続くと徐々に血管が傷み全身の病気へと進行し
“糖尿病網膜症”・“糖尿病腎症”・“糖尿病神経障害”などの合併症を引き起こす
可能性があります。自覚症状が現れにくいことも糖尿病の特徴です。
そこで今回は血糖値を急激に上げないポイントについて紹介します。
まずは、普段の食事を振り返ってみましょう。
《こんな食事していませんか?》
・食後にアイスクリームやクッキー・スナック菓子を食べる
・甘いジュースや砂糖入りのコーヒー・紅茶をよく飲む
・砂糖やみりんなどを使った甘辛い・甘酸っぱい料理を好んで食べる
・ラーメンやうどん・そばを食べるときは必ずごはんやチャーハンなどのセットを頼む
・食事は10分くらいで食べ終わる
ポイント1. 糖の量が多い食事やおやつに注意する
血糖値を急激に上げてしまう食べ物の順番は、
砂糖やブドウ糖・はちみつが一番上げやすく、次にご飯・パン・麺類・イモ類です。
また、食品そのものではなく味付けによっても食後の血糖値は変化します。
例えば、肉や魚に糖質はほとんど入っていませんが、砂糖やみりん・ケチャップなど甘みのある調味料で味付けして食べると、刺身や塩焼きに比べて血糖値を上げてしまいます。
ポイント2. 血糖値を急激に上げない食べ方を心がける
食事を食べるときは、ごはんやパンよりも、サラダやおかずの肉・魚などから食べることで同じ食事でも血糖値をゆっくりと上げることができます。
また食事をゆっくり食べることで血糖値を急激に上げることを防ぎます。
チェック項目のような食事の習慣があると知らず知らずのうちに
高血糖を起こしている可能性があります。
上がった血糖値は食後の過ごし方によっても変化します。
食べた後に座ったままでいるなど動かないでいるよりも、
歩いたり家事や体操を行うだけで下がりやすくなります。
これから梅雨に入り歩く距離が減るなど、体を動かす機会が少なくなりがちです。
そんなときは、食事の食べ方や食後の過ごし方を変えて、
血糖値の変化を意識してみませんか。
(管理栄養士 名和由佳理)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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☆医師休診
・田中医師 6月7日(木)午後休診 → 代診 会田医師
・渡邉医師 6月18日(月)午前休診 → 代診 野崎医師
・小島医師 6月26日(火)午後休診 → 代診 未定
急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です
(患者様サービス担当 越路 公雄)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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