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お知らせ
【4月より開始】妊婦さんへのRSウイルスワクチン接種のお知らせ
2026.03.16
2026年4月より、妊婦の方のRSウイルス予防ワクチン(アブリスボ®)が公費負担の対象となります(RSウイルス定期予防接種事業)。アブリスボ®は妊婦の方が打つことによって母子免疫を高めて赤ちゃんを守るワクチンです。当院でも国の事業として無料で接種いただくことができます。
詳細は世田谷区ホームページをご参照ください。https://www.city.setagaya.lg.jp/02015/29776.html
RSウイルス感染症とは?
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器感染症です。2歳までにほぼすべての乳幼児が感染するとされており、初感染の場合、発熱、鼻汁、咳などの症状が出現し、うち約20~30%で細気管支炎や肺炎などの症状が出現するとされます。
初回感染時には、より重症化しやすいといわれており、特に生後6ヶ月未満で感染した場合には、細気管支炎や肺炎など重症化することがあります。
RSウイルス感染症の治療は?
対症療法が中心でインフルエンザのような特効薬はありません。重症化の場合は入院して集中的な管理が必要になります。
そのため、重症化しやすい6か月未満の赤ちゃんにとって、母子免疫を介したワクチンによる予防が重要であると近年注目されています。
アブリスボ®とは?
アブリスボ®はRSウイルスに対するワクチンであり、妊婦の方に打つことで母子免疫を高めるワクチンです。妊娠中にワクチンの接種をすることで、お母さんの体に抗体を作り、胎盤を通じて赤ちゃんに「免疫のプレゼント」をすることができます。これにより、生まれた後の赤ちゃんがRSウイルスに感染・重症化するのを防ぐ効果があります。
なお、接種後14日以内に出生した赤ちゃんへは抗体の移行が不十分な可能性があります。そのため、予定日の14日前以降に接種を行う場合は十分な注意が必要ですので、予定出産の場合、かかりつけの産院とよくご相談ください。
定期予防接種事業の補助の対象となる方
- 各自治体に妊娠届を提出しており、予診票が発行されている方
※23区、調布市、狛江市、三鷹市の予診票が利用可能です - 接種日時点で妊娠28週0日〜36週6日の方
- 妊娠につき1回接種可能
費用について
- 予診票をお持ちの方:無料
- それ以外の方:31,000円(税込)
予約について
- 予診票がお手元に届きましたら、お電話にてご予約をお願いいたします。
- 接種日の妊娠週数を確認するため、出産予定日(分娩予定日ではない)を確認させていただきます。お手元に母子手帳をご用意ください。
- 予約確定後にワクチンを取り寄せいたしますので必ずお電話ください。
接種時の持ち物について
- 予診票(定期接種の補助の対象の方)
- 母子手帳
- マイナンバーカードあるいは健康保険資格確認証
- 診察券
※一般内科に受診の方と同じ待合室をご利用いただきます。マスクの着用をお願いします。
副反応について
主な副反応として、接種した部分の痛み、腫れ、筋肉痛、疲労感、頭痛、発熱などが報告されています。多くは軽度で数日以内に治まりますが、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
接種を受ける際に医師とよく相談しなければならない方
- 妊娠高血圧症候群の発症リスクなどが高い場合
- 母体の状態次第のため、接種可能か産科かかりつけの医師とご相談ください。
- 37週0日以降の場合
- 産科かかりつけ医の指示次第では接種できる場合がありますので、まずは産科かかりつけ医へご相談ください。
- 産科かかりつけ医の指示次第では接種できる場合がありますので、まずは産科かかりつけ医へご相談ください。
接種を受けることができない場合
- 明らかな発熱のある方(体温37.5度以上)
- 重い急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 組換えRSウイルスワクチン(アブリスボ®)の成分による重度の過敏症の既往がある方
- かかりつけの医師に予防接種を受けない方がよいと言われた方
その他、既往歴などによっては注意が必要な方がいらっしゃいますので、医師にご相談ください。
接種後の注意事項
- 予防接種を受けた後30分程度は、急な副反応が起こることがありますので安静にしてください。
- 入浴はできますが、注射した部位を強くこすらないようにしてください。また、激しい運動は避けてください。
- 健康状態に気を付け、体調の変化などがあれば医師の診察を受けてください。
ご希望の方やご不安な点がある方は、診察の際などに医師までご相談ください。