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用賀アーバンクリニック通信
用賀アーバンクリニック通信2019年6月号
2019/5/28
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┃■┃■┃ 月刊 用賀アーバンクリニック通信 2019年 6月号 ┃■┃■┃
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━━ こんにちは!用賀アーバンクリニックです。 ━━━━━━━━━━━
あっという間に10連休も終わり、もう6月になろうとしています。
連休中に山梨まで山登りに行きましたが、雪が残っておりました。
日が昇ってくると、その雪がとけ、靴もズボンも泥だらけになってしまいましたが、久々の山歩きでしたので、疲れは心地よかったです。
ここ数日、非常に気温が高くなっております。
気温差により体調を崩される方も増えております。対策は早め早めが肝要です。
世田谷区から健康診断のお知らせが届いている方もおられますでしょうか。
年度末は混雑しますので、ぜひ、早めの受診をお勧め致します。
詳細は、HOT! Topicsをご覧下さい。
それでは、今月の情報をどうぞ!
(患者様サービス担当 正者 忠範)
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┃▼┃INDEX
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─ HOT! Topics ─> 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2019年5月
─ 栄養コラム ─> 「「○○に良いから」を栄養相談ではどうチェックしているのか」
— クリニック情報 —> 休診、クリニックからのお知らせ等
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┃▼┃HOT! Topics: 用賀・世田谷近辺の最新疾病状況@2019年5月
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暖かな季節を迎え、風邪や胃腸炎、インフルエンザの患者さんは減ってきています。
体が暑さに慣れていないため、熱中症に注意が必要と、各メディアで報道されています。
普段から、運動をしている人は年齢を問わずに、熱中症のリスクは軽減されます。
爽やかな太陽の光を浴び、30分以上を目標に、
ウオーキングなどの運動を実践していきたいものです。
さて、国民健康保険に加入している人を対象とした、世田谷区特定健診が始まりました。
40歳以上74歳未満の方が対象で、毎年、5月中旬から6月上旬にかけて
受診券が郵送され、翌年の3月31日までが有効期間となります。
以下のページを参考として下さい。
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/101/112/237/243/d00127789.html
75歳以上の後期高齢者医療制度に加入している方を対象とした、長寿健診もあります。
こちらは5月中旬から7月上旬にかけて受診券が郵送され、
翌年の3月31日までが有効期間となります。以下のページを参考として下さい。
http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/105/880/904/d00022934.html
二つの健診は呼称が違いますが、受けられる検査項目は同一です。
誕生日健診といって、誕生日の月に受診される風習が残っていますが、
誕生月に関係なく、期限内であればいつでも受診可能です。
あらかじめのご予約が必要となります。お電話または来院時にご相談下さい。
最後に高血圧のお話です。
この4月に、日本高血圧学会から、5年ぶりの改訂となる「高血圧治療ガイドライン2019」が発表されました。
新しいガイドラインで示された高血圧の基準値はこれまでと同様に、
〇診察室血圧で140/90mmHg以上
〇家庭血圧で135/85mmHg以上
となります。
また降圧目標値は、以下となります。
☆降圧目標(診察室血圧)
〇 75歳未満の成人 130/80mmHg未満(家庭血圧は125/75未満)
〇 糖尿病患者 130/80mmHg未満(家庭血圧は125/75未満)
〇 慢性腎臓病患者(蛋白尿陽性) 130/80mmHg未満(家庭血圧は125/75未満)
〇 75歳以上の高齢者 140/90mmHg未満(家庭血圧は135/85未満)
前回のガイドラインと異なるのは、
糖尿病や慢性腎臓病ではない75歳未満の一般の患者様の目標値も10mmHg厳しくなり、130/80mmHg未満(家庭血圧は125/75未満)となったことです。
私が、カルテの最後に記載していた目標数値も新しいガイドラインにあわせて
書き換える必要がでてきました。
現在、高血圧の治療を受けていない有病者は1850万人にのぼると指摘されています。
家庭血圧計やウェアブル端末が普及してきているものの、潜在患者数の多さが問題視されています。
健診を受け、高血圧で要受診を指示された人は、放置せずに受診するようにしましょう。
内服薬を処方するかどうかは別にして、今後どのような対応が必要で、
現時点でどのようなリスクがあるのかを患者さんの実情にあわせてご説明できるかと思います。
今年のサラリーマン川柳の第2位はこんな川柳でした。
「いい数字 出るまで測る 血圧計」
患者様にもこういう方がたくさんおられ、思わず苦笑してしまいましたが、
1回目、2回目の血圧が重要です。一番低い値を自分の血圧と判断せずに、
1回目か2回の平均値を自分の血圧と考えるようにしましょう。
一般のかたむけの簡単な動画が高血圧学会より提示されています。ご参考にどうぞ。
http://www.jpnsh.jp/info_movie02.html
(院長 田中 勝巳)
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┃▼┃栄養コラム:「「○○に良いから」を栄養相談ではどうチェックしているのか」
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「○○を食べるだけで健康になる」という魔法の食べ物は世の中に存在しません。
しかし、テレビでは連日健康番組があり、「○○が○○に良いから」
を栄養相談で聞かない日はありません。
とても効果的なものもありますが、中には治療に影響することもあるので、
それぞれにあわせて、メリット、デメリットを説明して食事療法を支援するようにしています。
そこで今回は、栄養相談では、どんなことを確認してアドバイスをしているのか?
についてお伝えします。
チェックは主に2つです。
1. 何を足して何を減らしているのか、何か増やすだけで何も減らしてはいないのか、それはどの時間(タイミング)でどのくらい(量・頻度)摂取しているのか
2. 治療中の病気や体調と密接に関係する栄養量(たんぱく質、炭水化物)と
『塩分』、『糖分』、『油分』の3つの『分』の摂取量が摂取前とどう変化するか
★3つの分とは・・・
【塩分】
例:納豆やサバが良い、酢の物やサラダが良いということで今まで食べていなかった人が追加で食べるようになれば、当然しょうゆや塩などの塩分量が増えます。
ということは、他の塩分を減らさなければ過剰になり、
動脈硬化予防などの効果は薄れてしまいます。
【糖分】
例:きな粉やココア、酢や豆乳はそのままよりも砂糖やハチミツを入れた方が美味しく、そのため市販の製品の多くは甘みを加えて売られています。
これらは甘みを加えた量が多くても冷やしてとると甘さ控えめに感じてしまう特徴があります。
デザート感覚や飲み物の場合は、特に「健康に良いから」と習慣化されやすく、
気づきにくい体重増加や血糖値上昇の原因になることもあります。
【油分】
カラダに必要な油ですが、どんなにカラダに良いとされている種類の油でも、
多いほど良いわけではありません。
現在の食生活に不足している以上に摂ることは、腹持ちは良くなりますが、
それは上がった血糖値がなかなか下がりにくことでもあります。
また、消化時間を伸ばすので、胃腸や肝臓への負担も増えます。
遅い夕飯時に多くなると胃もたれで睡眠の質が低下し、
最も大切な朝食の食欲まで低下する原因になることもあります。
食べ物は、どんなに良いといわれるものでもいつ食べるのかで効果に差がでるものがほとんどです。摂取のタイミングを間違うとスポーツの効果や成績にも影響してきます。
特に検査値に問題がある方、減量が必要な方は、安易に健康情報を試さず、
迷ったらまずは医師や管理栄養士にご相談下さい。
(管理栄養士 蛯原啓子)
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┃▼┃クリニック情報:休診、お知らせ等
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☆診療体制
◎ 休診・代診情報(6月)
1. 内科対応 (水・金・土)
1日(土) 瀬戸口医師
5日(水) 宮坂医師
7日(金) 内藤医師
8日(土) 中村医師
14日(金) 宮崎医師
15日(土) 久富医師
21日(金) 宮崎医師
22日(土) 瀬戸口医師
26日(水) 内藤医師
28日(金) 宮崎医師
29日(土) 宮坂医師
12日(水)/19日(水)のみ未定です。
決まりましたら、HP等でご案内致します。
2. 小児科
20日(木)中島圭代医師休診 → 代診 未定
急な変更がある場合もございます。
ホームページのニュース欄にも記載は致しますが、
詳細は、お電話にて確認して頂くと確実です
(患者様サービス担当 浅野 悠)
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━━ この用賀アーバンクリニック通信について ━━━━━━━━━━━━
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